スペインドラマ『ロック・アップ/スペイン女子刑務所』(原題:Vis a vis)シーズン2第19話(最終回)【液体】のあらすじネタバレと感想がまとめてあります。
前回の話はこちら
⇒ ロック・アップ2第18話【自由と救出】
ロック・アップ2第19話(最終回)のあらすじネタバレと感想【スペインドラマ】
シーズン2第19話(最終回)【液体】
ソレ(マリア・イサベル・ディアス)と面会しているのは、フェルナンド(ラファ・ヌニェス)の娘2人。彼女たちは、父親が囚人と結婚するだなんて認めたくないのです。
ソレによれば、「外のどこかで誰かが自分を想ってくれる」のが重要とのこと。ホルター心電図が、心拍の上昇を告げています。後のシーンで、アナベル(インマ・クエヴァス)が素直に祝福しているのが不気味ですよね。
ロマン(ダニエル・オーティズ)はファビオ(ロベルト・エンリケス)を拉致し、金の在り処を聞き出そうとしています。彼は、ファビオが金を奪ったと思い込んでいるんですよ。
容赦なくファビオの手に石を振り下ろすロマン。金を手に入れる時、ロマン自身も手を犠牲にしていますから、相応の報いだと言わんばかりです。
洗濯室では、マカレナ(マギー・シヴァントス)がスレマ(ナイワ・ニムリ)を拷問するところです。と言ってもマカレナは拷問なんて初めてですし、スレマは自分自身を2度も病院送りにしたような女ですから、並大抵の痛みでは口を割らないでしょう。
それでも、自由を勝ち得るためにアマイア(サラ・ヴィドレッタ)の居場所を聞き出さなくてはなりません。
サライ(アルバ・フローレス)の母は、娘の妊娠を聞いて面会に来ています。これで一家は追い出されずに済みますから、めでたくてしょうがありません。
でも、サライの表情は微妙な雰囲気。特別面会の日から考えると、どうしても計算が合いません。でも、計算を合わせると、まったく身に覚えがないのです。
第2シーズンの最終回、色々なエピソードが交錯するクルス・デル・スール。特に注目すべきは、2つのエピソードでしょう。
まず、ソレのエピソードから。
今、彼女は幸せの絶頂にいます。ようやく見つけた愛すべき人。あと11年、がんばれば、晴れて一緒に暮らすこともできるのです。美しく変身した結婚式のシーンでは心拍がどんどん早くなり、もしや・・・と思わせますよね。
でもご安心ください。結婚式はブーケトスまで無事に終了しましたから。
しかし、アナベルはソレの裏切りに対して恐ろしい報復を用意していました。「裏切られたら、容赦なく痛めつけなきゃだめ」というのが彼女の主義。彼女は借金をしてまで、”コロンビア”に依頼を出していたのです。
ドラマ『ロックアップ』で”エジプト”、”シリア”と地名で呼ばれたのは、すべて殺し屋でした。復讐は、塀の外で為されます。
次は、マカレナのエピソードです。
スレマが1回目に嘘をつくと見越して、さらに頸動脈へ空気を送り込む恐ろしさ。本当に体調が悪くなってしまったら、さすがのスレマも白状せざるを得ませんでした。
アマイアを見つけたら、後はカスティージョ(ヘスース・カステホン)の手引きで逃げ出すだけ。森の中を走りながら、刑務所で起きたことを次々と思い出すマカレナ。それは、自分がどんどん荒れていく過程でした。
人を傷つけることに何のためらいもなくなってしまった自分。このまま逃げてしまえば、単なる犯罪者に成り下がってしまいます。そんなマカレナを思いとどまらせたのは、命の危険にさらされながらアマイアが発した「馬を助けてあげて」の一言だったのです。
さて、最初のうちは、どう絡むのか分からなかった誘拐事件を見事に取り込み、緊迫の展開を見せた第2シーズン。マカレナは、どんどん刑務所のルールを身につけ、ついに第3の勢力と言えるほどになりました。
セシリア・クルルが歌う”AGNUS DEI”(アグナス・デイ)をバックに映し出されるクルス・デル・スールは、静寂に包まれています。しかし、その裏では、マカレナとスレマ、ソレとアナベル、サライとサンドバル(ラミロ・ブラス)等の火種が静かにくすぶっているのです。
次のシーズン3では、刑務所を焼き尽くすほどの炎がまき起こることでしょう。
まとめ
スペインドラマ『ロック・アップ/スペイン女子刑務所』シーズン2第19話(最終回)【液体】のあらすじネタバレと感想をまとめました。
ひきつづき、シーズン3以降も情報アップしていくので、楽しみにしていてくださいね。
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