スペインドラマ『ロック・アップ/スペイン女子刑務所』(原題:Vis a vis)第1話【最悪の日】のあらすじネタバレと感想がまとめてあります。
ロック・アップ第1話のあらすじネタバレと感想【スペインドラマ】
第1話【最悪の日】
母親に電話している金髪の女性が一人。急に旅行へ行くことになったから、明日のランチはキャンセルしてくれとのこと。彼女は鳥かごから小鳥を出して、外に逃がしています。青い空と黄色い鳥が美しいシーンですけれど、旅行にしては大げさですよね。
それもそのはず、旅行の話は真っ赤なウソ。これから彼女が向かうのは、地中海ではなく刑務所なのです。すぐに帰れるような話しぶりでしたが、刑期は7年間あります。
彼女の名前はマカレナ・フェレイロ(マギー・シヴァントス)。このドラマの主人公です。刑務所が舞台ですから、マカレナを取り囲むのは強烈な個性を持つ人物ばかり。
たとえば、彼女と同じM225房にいるソレ(マリア・イサベル・ディアス)は夫を焼き殺して服役中。焼いてる途中の匂いは豚そっくりだったそうですよ・・・。同じ房には他にヨランダ(ベレン・クエスタ)とアナベル(インマ・クエヴァス)も入っています。基本的に4人部屋のようですね。
M234でマカレナの入房を拒んだのは、スレマ(ナイワ・ニムリ)という女。ペットを飼えるほど優遇されている彼女が、この刑務所――クルス・デル・スール――を内側から仕切っています。彼女の力は刑務所の外にまで及び、看守の責任者の家に手下を忍び込ませることもできるのです。
その他にも暴行、売春の斡旋、麻薬の密売など、さまざまな罪を犯した女たちがひしめき合っています。言葉も行動も荒くれそのものですね。荒くれた彼女たちを見る時に気を付けていただきたいのは、下ネタの多さ。
もし、2人以上で見る場合には、多少、露骨な下ネタでも気まずくならない人を選んでください。スペインでも貝に例えるのは新発見ですし、「貝のヒゲの色は眉毛を見れば分かる」は何かの参考になると思いますけどね。
刑務所の職員も囚人に負けないぐらい癖があります。その中で気になったのは、看守のファビオ・マルティネス(ロベルト・エンリケス)。彼は暴力的傾向があるのか、同僚のバルブエナ(ハリス・ベセラ)を殴って注意を受けています。
マカレナを案内する時には、ずいぶん人が良さそうな印象なんですけどね。カスティージョ刑事(ヘスース・カステホン)と話している様子からすると、まるでファビオとカスティージョが一緒に捜査をしているみたいです。ファビオは、単なる看守じゃないのかもしれません。
マカレナにとって、初めて刑務所で迎える夜。3週間後に出所予定のヨランダが、マカレナにペンダントを渡して慰めています。今は荒くれ物の彼女たちだって、初めての夜は泣いていたのです。
そんなヨランダが殺されたことで、物語は急展開します。死体は椅子に縛りつけられ、皮膚がピンクに変色し、目が白く濁っている状態でした。彼女は蒸気で目まで焼かれる拷問を受け、死んだのです。
拷問の理由は、お金。900万ユーロという大金を強奪したヨランダは、そのお金をどこかに隠してしまったんですね。しかも、どこに立ち寄ったか分からないように電話のSIMカードを取り換えておくという周到さ。
ヨランダのプランターを引き継いだマカレナが偶然、見つけたのは、そのSIMカード。これが手元にあるかぎり、彼女の”地中海旅行”が安全に済むはずがありません。
キャラクターも情報も、詰め込めるだけ詰め込んだ第1話です。誰が敵になり、誰が味方になるのかを予想しながら楽しみましょう。
気になる次回は
⇒ ロック・アップ第2話【操り人形】
まとめ
スペインドラマ『ロック・アップ/スペイン女子刑務所』第1話【最悪の日】のあらすじネタバレと感想をまとめました。
ひきつづき、第2話【操り人形】以降も情報アップしていくので、楽しみにしていてくださいね。
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