スティーヴン・キング原作ドラマ『ミスター・メルセデス』シーズン3第4話【法廷闘争】(原題:Trial and Terror)のあらすじとネタバレ感想がまとめてあります。
前回の話はこちら
⇒ ミスターメルセデス3第3話【過ぎた愛】
ミスターメルセデス3第4話のあらすじとネタバレ感想【海外ドラマ】
シーズン3第4話【法廷闘争】
今回は、ビル(ブレンダン・グリーソン)が見ている悪夢で幕を開けます。
テレビに映っているのは、悪魔がいなければ神は存在しないと言うロススティーン(ブルース・ダーン)。善悪とは相対的な物ですから、”何に対して”という条件が変われば、良いも悪いもひっくり返ってしまいます。
ビルの手からは血が流れており、法廷に入った彼の目に飛び込んだのは、木に縛り付けられたルー(ブリーダ・ウール)の姿。足元に山と積まれたロススティーンの著作に火がつき、ルーは炎に包まれます。まるで、焚書と火あぶりを同時に行っているみたいです。
この悪夢からビルを覚ましたのがアイダ(ホランド・テイラー)なのですけど、彼女は結構、いろいろな人に関わっていますね。
ロススティーンの恋人でもあり、モリス(ガブリエル・エバート)の担任でもあったんですから。意外なキーパーソンになるのかもしれません。
さて、ロススティーン事件では新たな展開がありました。と言っても原稿は未だに見つかっておらず、捜査が進展しているとはいえ、強盗が特定できたわけでもありません。
最も大きな展開は、保険会社が原稿に懸賞金をかけたことでしょう。ファインダーズ・キーパーズでも話に出ている通り、”アメリカ文学への愛”だけの案件ではなくなってしまったのです。
まだ、小さい探偵社にとって、70万ドルの懸賞金は大きなものです。そして、モリスとアルマ(ケイト・マルグルー)に、とってもこの金額は魅力的。何としても探偵より先に見つけたいところです。
ピート(ラミアン・ニュートン)の家に忍び込むシーンでは、犬のブーガスの演技が光ってますね。
モリスの気配を察して吠え掛かり、その後も牙をむいて威嚇しています。番犬かくあるべしと言った勇ましさ。ブーガスは大きな犬とは言えませんけれど、主人の留守を預かる責任がありますからね。
我忠犬ブーガス、不審者相手に一歩も引かぬ覚悟で・・・、それはビスケット・・・、君はきっとピートの友達だね。散らかさないなら遊んで行ってもいいよ。
結局、原稿は見つかりませんでしたが、アルマの言うプランBが気になりますね。彼女もすでに1人殺していますから、多少の荒事をためらうとも思えませんし。
気になることがもう1つ。ルーの様子が徐々に変化しています。
眠りに就く時の幻覚は、ますますひどくなっていますし、いつの間にかホリー(ジャスティン・ルーペ)から体を揺らすクセがうつっています。そして、法廷での戦略を語る彼女の仕草や口調が、どことなくブレイディに似てきているのです。
立ち上がり、少し歩いて相手の方を振り返る。
こんな細かな仕草が、ブレイディを思い出させます。さらに、第一級殺人か無罪かの選択に過失致死を加えることにより、第一級殺人では重すぎるという印象を与えようという狡猾さ。
これには弁護士のフィンケルスティーンですら舌を巻いていますね。
ルーは、元々、影響されやすい性質を持っているのでしょう。ホリーの癖がうつるのもそうですし、ブレイディっぽい仕草もこれで説明できます。
しかし、狡猾さに関しては今のところ説明がつきません。いくら幻覚のブレイディと話をしていても結局、ルーの独り言ですから、何かを教わったりはできないはずですが。
ビルがルーに言った「ブレイディを頭から追い出せ」は”自分の事に集中しろ”の意味ですけど、ブレイディだったら本当に頭の中に住み着くこともできそうです。彼は、ある意味、まだ生きているのかもしれません。
気になる次回はこちら
⇒ ミスターメルセデス3第5話【亡者の助言】
まとめ
海外ドラマ『ミスター・メルセデス』シーズン3第4話【法廷闘争】のあらすじとネタバレ感想をまとめました。
ひきつづき、シーズン3第5話【亡者の助言】も情報アップしていくので、楽しみにしていてくださいね。
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