海外ドラマ『ミスター・メルセデス』シーズン2第9話【ウォーキング】のあらすじネタバレと感想がまとめてあります。
前回の話はこちら
⇒ ミスターメルセデス2第8話【大切な患者】
ミスターメルセデス2第9話のあらすじネタバレと感想【ドラマ】
第9話【ウォーキング】
病室から、こつぜんと姿を消したブレイディ(ハリー・トレッダウェイ)。彼がどのようにして消えたのかと言いますと、普通に徒歩で抜け出しています。
医師であるフェリックス・バビノー(ジャック・ヒューストン)は、筋肉が萎縮しているから歩けるはずがないと言ってますが、これに対して、監視カメラを見たビル(ブレンダン・グリーソン)が放った一言。
「なんだよ、元気に歩いてんじゃねぇか!」
まあ、他に言いようもありませんよね。もちろん、筋肉の萎縮は起きていますから歩みはぎこちないのですけど、病院を抜け出してから相当な距離を歩いています。
この映像を見て、フェリックスは本気で驚いている様子です。いかに秘密の新薬とは言え、歩き回れるほどの回復は想像を超えています。
要するに、ブレイディはずっと前から意識があったのです。フェリックスの予想していたレベルの回復――意識があって、何とかコミュニケーションも取れる――は、かなり早い段階で達成していたのでしょう。
第1話でビルが呼吸器のホースを握りつぶそうとしたことも、はっきり覚えているくらいですから。そして、マメに世話をしていた看護師たちのおかげで、筋肉の萎縮も最小限に抑えられたんですね。
あのペダルで筋肉を少しでも維持できるのなら、電動の運動器具に関しても”自分で動かさなきゃ効果なんてあるはずがない”と、笑い飛ばしてばかりはいられないかもしれません。
リサイクルショップで服を物色するブレイディ。さぞかし凄惨なシーンが待ち受けているのかと思いきや、拍子抜けするほど紳士的でした。店員をねぎらっていますし、この分だと万引きもしていない様子です。たぶん、白衣と一緒にお金も調達していたのでしょう。
スタンガンをもってバビノー家に侵入した時にも、ちょっと痛めつけただけで殺したりはしていません。ブレイディの言うことには、「前と違う」「前より弱くなった」らしいです。
フェリックスが脳をいじくったんじゃないかと詰め寄りますけど・・・、彼の脳に影響を与えたのは、ホリー(ジャスティン・ルーペ)ですよね。脳の一部が吹っ飛んだと言うか、飛び出ちゃったと言うか、そんな勢いで殴ってましたから。
前と違うブレイディを最もよく表しているのは、コーラ(テッサ・フェレール)とのキスシーンでしょう。夫が運転する車の後部座席で”本気のキス”をしろと言うのはブレイディらしいのですけど、ここで彼の頬を流れる一筋の涙。
この流れ方が実に絶妙で、一瞬、気のせいかと思って見直すようなさりげなさでした。このおかげで映像を注視することになり、ブレイディが泣いているということに対する驚きも増しています。
警察に出頭した後も”自分が死んだら脳を研究機関に回して解剖して欲しい”とか言っていますし、メルセデスキラーも随分としおらしくなったじゃないですか。ただし、そこにビルやトニー(マクシミリアーノ・ヘルナンデス)を貶める情報を混ぜ込んでいるので、まだまだ油断は禁物です。
それに、留置所で、たまたまビルと隣り合わせになっただなんて、ちょっと考えづらいですよね。とうぜん、セイディやアルを使って何をしていたのかも忘れてはなりません。
医者すら騙すブレイディが改心していたら、このドラマ最大の驚きになることは間違いありませんけれど。
気になる次回は、いよいよシーズン2のファイナルです。
⇒ ミスターメルセデス2第10話(最終回)【決着】
まとめ
海外ドラマ『ミスター・メルセデス』シーズン2第9話【ウォーキング】のあらすじネタバレと感想をまとめました。
ひきつづき、第10話(最終回)【決着】も情報アップしていくので、楽しみにしていてくださいね。
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