アラン・カミング主演海外ドラマ『インスティンクト 異常犯罪捜査』シーズン2第11話(最終回)【頭の切れる殺人】(原題:Grey Matter)のあらすじネタバレと感想がまとめてあります。
前回の話はこちら
⇒ インスティンクト2第10話【裏切り者の影】
インスティンクト2第11話(最終回)のあらすじネタバレと感想【海外ドラマ】
シーズン2第11話(最終回)【頭の切れる殺人】
池の水面に、ひょっこりと首が出ています。2人連れの男が見つけるのですが、見つけた方は”新しいコートを汚したくないから”と言って、もう1人に押し付けています。酷い奴だと思いますけど、押し付けられた方は助けるために渋々、池の中へ。
でも、首の持ち主はもう助けを必要としていません。良い感じに腐敗してますし、池から首が出ていたのではなく、首だけが浮いていたのですから。
ニューヨーク市警が池を捜索すると、さらに、3つの首が見つかります。誰が、何のために、こんなおぞましいことをしたのか。連続殺人鬼は、まだニューヨークにいるのか。ディラン(アラン・カミング)とリジー(ボヤナ・ノヴァコヴィッチ)は現場に向かいます。
ところが、実はディランの目に異常が発生していたのです。瞳孔の大きさも細かな表情も見えないまま、捜査が始まります。と、こんな具合で始まりますが、実は今回が最終回。
市警ではライアン(トラヴィス・ヴァン・ウィンクル)の見送りをしつつ、これまでディランたちを支えてきた同僚が自己紹介のように並んでいます。ジュリアン(ナヴィーン・アンドリュース)もパステルナーク(キャンベル・スコット)も登場しますし、ライアンはパンツ一丁のサービスシーンまであるんですよ。
首切り事件の犯人は、典型的な反社会性パーソナリティー障害。一切、罪悪感を持たず、自分が罪を逃れるためならば平気で他人を利用するような人間です。
最も特徴が出ているのは、ディランに責められた時、「君が私の仕事を邪魔したせいで、たくさんの人が死ぬんだから、罪が大きいのは君の方だ」と反論するシーン。筋が通ろうが通るまいが、とにかく自分が正しいという極端な自己中心性です。
リジーは、この典型的サイコパスの言い分を「命の重さを決める権利はない」とバッサリと切り捨て、問答無用に手錠をかけています。最近、行動分析の解説みたいなことをしていたリジーが、「難しいことをグダグタ言うな」と言わんばかりに決めてくれました。これにて、最後の事件はスパッと解決です。
ラストシーンは、長い休暇を気ままな旅で過ごすリジーと、その間、犬をまかされたディランの別れです。ディランのコートとリジーのマフラーは、まったく同じ赤い色。2人の絆を象徴しているようですね。
ちなみにパステルナークとかが、どうなったのかと言えば、どうもなっていません。それについて何かを語る時間は、このドラマに残されていなかったのです。
何よりも気になるのが、アンディ(ダニエル・イングス)がまったく登場していないこと。本当はいきなり”数か月後”とかから始めて、ディランとアンディが赤ん坊の世話で四苦八苦してても良かったのですけれど。
この唐突な終わり方を見ていると、単なる打ち切りではなくて突然の制作中止だったのかもしれません。でも、行動分析を扱っている割には気楽に見ることができましたし、何と言っても犯人探しが楽しいドラマでした。
ディランとアンディのいちゃいちゃも、リジーとの主導権争いも、もう見られないと思うと、少し寂しいですね。ミニシリーズでも良いので、機会があれば続きを作って欲しいものです。
まとめ
アラン・カミング主演海外ドラマ『インスティンクト』シーズン2第11話(最終回)【頭の切れる殺人】のあらすじネタバレと感想をまとめました。残念ながら、『インスティンクト』はシーズン2で打ち切られています。
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