ヨアン・グリフィズ主演海外ドラマ『フォーエバー ドクターモーガンのNY事件簿』第3話【若さの泉】のあらすじネタバレと感想をまとめています。
記事の後半では、ドラマのネットでの評価や反応を紹介しました。
前回はこちら
⇒ ドクターモーガンのNY事件簿の第2話【死へのダイブ】
ドクターモーガンのNY事件簿の第3話あらすじネタバレと感想【海外ドラマ】
第3話【若さの泉】
老いていく人間にとって不老不死が持つ魅力はどのようなものなのか。
逆に不老不死の人間にとって、若さを追い求めたり、死を逃れたいと考える人間はどのように映るのか。
そういった問題が、ヘンリー・モーガン(ヨアン・グリフィズ)の日常生活と彼が扱う事件双方において語られる回です。
エイブのモーガン想いが可愛い
見た目はモーガンよりも、はるかに年老いているとはいえ、エイブ(ジャド・ハーシュ)はモーガンの息子になります。
エイブはモーガンが死の研究を続けることに納得がいきません。
なぜなら、モーガンが死の研究を続けることの背後には、彼の死への願望があり、その願望にはエイブと死に別れることも含まれるとエイブは考えるからです。
他方、エイブはモーガンの30代の健康な肉体を羨み、そうした体を手に入れたいと考えています。
彼がそう考えるのは、自身が死んだ後にモーガンを一体、誰が世話をするのかという漠然とした不安があるからです。
エイブには親を思う強い感情と親との別れに対する恐怖を強く抱いています。
見た目とは裏腹にエイブの内面は、どこか子どものような親を思う純粋な気持ちがあるのです。
これはモーガンが不老不死であることにより、一層強くなっているのかもしれません。
また、200年以上、生きてきたモーガンにとって、親しい人が老いていき、やがては別れていくとう経験を何回もしています。
そのため、どこかエイブのモーガンを思う感情に対して鈍感さが時折感じられるのです。
若返りサプリによる事件発生
今回、一人の老人の死をきっかけに、若返りサプリ・アテルナが原因の薬害事件が発覚します。
このサプリをめぐっては殺人事件まで起きてしまいました。
捜査途上でモーガンはマルティネス刑事(アラナ・デ・ラ・ガーザ)と共にサプリを販売するクリニックを訪問します。
そこには、高齢者を中心として若い体を求める人々がひっきりなしに訪れていました。
サプリは異常に高額で効果も定かではありません。
また、クリニックの経営者ハロルド・プライス(マザー・ジッケル)は、医師免許も持たず、詐欺師といっていい人物です。
クリニックでモーガンは一人の女性と話をしました。
彼女は若い頃の肉体を取り戻して魅力的になりたいからサプリを購入すると打ち明けます。
この場面では、どちらかというと詐欺的商法に騙される富裕層をあざ笑うニュアンスが目立ちました。
浅薄な動機で大金を惜しげもなく払う人々をどこか馬鹿にしている感じです。
たしかに富裕層に対するやっかみもこもったこうした描き方はありだと思います。
しかしながら、若くありたいという願望は、富裕層に限ったものではなく、ほぼ全ての人が抱く願望です。
周りだけが年老いていく苦悩
せっかく不老不死を扱う作品であるのだから、もう少し異なった見方があってもいいのかもしれません。
モーガンは、自身が死の研究をする動機について、決して死にたいからではなく、年老いてみたいからであると語ります。
そこには自分が他人とは決定的に異なっていることが、モーガンが抱く疎外感の原因になっているように感じました。
誰もが不老不死である世の中では、年老いてみたいという願望はなかなか生まれないでしょう。
そして、こうした願望を抱く背後には、彼がこれまで経験してきた、親しい人との別れが強く影響しているのかもしれません。
シリーズ全体を見終えると、そのあたりのことがはっきりとしてくるのだと思います。
気になる次回は
⇒ ドクターモーガンのNY事件簿の第4話【思い出の美術館】
主な登場人物に関する情報は、こちらにまとめてあります。
⇒ ドクターモーガンのNY事件簿のキャストまとめ
ドクターモーガンのNY事件簿の第3話ネットでの評価や反応は?【海外ドラマ】
https://twitter.com/washabin/status/1054370608174194690
https://twitter.com/iDOL_SATiEEE/status/1054372669557096448
まとめ
ヨアン・グリフィズ主演海外ドラマ『フォーエバー ドクターモーガンのNY事件簿』第3話【若さの泉】のあらすじネタバレと感想をまとめました。
記事の後半では、ドラマのネットでの評価や反応が紹介してあります。
ひきつづき、第4話【思い出の美術館】以降も情報アップしていくので、楽しみにしていてくださいね。