スティーヴン・キング原作の海外ドラマ『キャッスルロック』第7話【チェスの駒】のあらすじネタバレと感想がまとめてあります。
前回はこちら
⇒ キャッスルロック第6話【神の声】
キャッスルロック第7話のあらすじネタバレと感想【スティーヴン・キング海外ドラマ】
第7話【チェスの駒】
前回、バスから降りたウェンデル(チョーズン・ジェイコブス)はゲームをしていました。ARを使ったゲームなので、ウェンデルは、あちこちにスマホを向けて遊んでいますね。
このゲームはタイムウォーカーと言い、現実の風景に重ねて表示されているのは、時間を超えてきた敵の姿です。スマホのディスプレイでなければ見ることができない敵を次々と倒す拡張現実FPSみたいなゲームでしょう。
ルース(シシー・スペイセク)もちょっと遊んでいますけど、表示された敵をタップするタイプなので結構、簡単に遊べそうです。一見、微笑ましいシーンですが、”タイムウォーカー”はルースにとって他人事ではありません。
認知症のせいで、彼女は過去に戻っていることがあるのです。時間を超えたりするわけではありませんが、このせいでアラン(スコット・グレン)が何度も犬の死体を掘り起こす羽目になっていましたよね。
ルースは、何か証拠がないと”いつに、いるのか”分からなくなってしまうのですよ。
チェスをしながらウェンデルに話しているように、この点についてはルース自身も認識しています。駒の代わりに瓶やらなにやら使っていますけど、足りない駒はルースが家のあちこちに置いているんですね。
なぜなら、チェスの駒があればそれが現在だと分かるからです。今が、いつなのか混乱してしまったらチェスの駒を探し、見つからなければそれは記憶の世界。薬を飲むなり、落ち着くまでおとなしくしているなりして、正常に戻るのを待つのでしょう。
様々な工夫を凝らし、何とか現実と妄想に折り合いをつけていたルース。しかし、彼女に更なる混乱をもたらす人物が現れました。もちろん、それは青年(ビル・スカルスゲールド)のことです。
どうも、ルースには青年がマシューに見えるらしいんですよね。このおかげで、彼女は自分がいつにいるのか分からなくなっています。今、自分が見てるのは過去のフラッシュバックなのか、それとも現在、実際に起きていることなのか全く区別がつきません。
この混乱に拍車をかけているのがチェスの駒。結局、全部のシーンで駒を見つけているんですから。
さて、過去のルースはマシューから逃げたかったみたいです。アランと手に手を取ってどこかに行ってしまいたかったんですね。
彼女にとって、神の声――スキスマ――のせいで、どんどんおかしくなって行くマシューは、恐怖の対象になっていました。ヘンリーが飼っていた犬のパックを殺し、ピクニックかと思えば拳銃を取り出し、息子を連れて森に入り浸る。
そんな夫が現在に戻ってきたのですから、逃げるために必死です。バスルームで反撃した後、ようやく探し当てた弾丸を銃に込め、ついにマシューを仕留めたルース。
ちなみに、バスルームで刺されたのは青年です。たぶん、前回のラストで彼が血を流していたのは、この直後だったからでしょう、
ちょこちょこ出てくるチェスの駒は、ルースだけではなく視聴者をも混乱に陥れます。今、見せられているのが現在なのか、過去なのか、現実なのか、妄想なのか。気を抜くと、何が何だか分からなくなってしまうかもしれません。
そして、この悲劇は薬を飲まなかったせいで起きたのか、それともこれも青年の能力なのか。
おそらく、このシリーズで最も難解な「チェスの駒”The Queen”」。録画してじっくりと楽しんでください。
気になる次回は
⇒ キャッスルロック第8話【消せない過去】
まとめ
スティーヴン・キング原作の海外ドラマ『キャッスルロック』第7話【チェスの駒】のあらすじネタバレと感想をまとめました。
ひきつづき、第8話【消せない過去】以降も情報アップしていくので、楽しみにしていてくださいね。
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