スティーヴン・キング原作の海外ドラマ『キャッスルロック』第6話【神の声】のあらすじとネタバレ感想がまとめてあります。
前回はこちら
⇒ キャッスルロック第5話【放たれた悪魔】
キャッスルロック第6話のあらすじとネタバレ感想【スティーヴン・キング海外ドラマ】
第6話【神の声】
参列者たった一人の葬式シーンから始まります。参列しているのはヘンリー(アンドレ・ホランド)で、埋葬されるのは彼の父親であるマシュー。
この葬儀で引用されているのは、”コリント人への手紙”の一節。「朽ちる者が朽ちない者を着て~」と言う言葉をバックに、青年(ビル・スカルスゲールド)が古めかしいスーツを取り出しています。
そして、離れの屋根裏をいろいろ物色しているうちに見つけたビデオカメラとテープ。写っているのは森の中を歩く幼いヘンリーでした。マシューが撮影しているのですけど、親子のピクニックとは思えない雰囲気です。
前回、青年が言った「彼女を救える」を聞いたら、アランは彼の言葉に耳を傾けざるを得ません。27年間、一切変化しない人間ですから、もしかしたら認知症くらい何とかしてしまうかもしれませんし。
愛する人を救う方法を教えてくれるのが人間だろうが悪魔だろうが、アランにとって何の関係があるでしょうか。彼は青年の言葉通り、シラキュースクの廃車置き場へと向かうのです。
その間にやって来た孫のウェンデル(チョーズン・ジェイコブス)とともに、ルース(シシー・スペイセク)は窓の外に立つ青年を見ています。まったくサイズの合っていないスーツを着て、片方の肩を極端に下げたような姿勢。刑務所とかではこれほど極端じゃなかったはずですけど。
とにかく、青年を見てルースがつぶやいた言葉が気になります。
「あのスーツを着せて埋葬したのに」
あのスーツは屋根裏の箱から出てきたはず。埋葬に関してはルースの記憶違いか、それとも、また何か起きている証拠なのか。マシュー自身は破裂していますから、スーツも無事とは思えませんしね。
そして、ルースはマシューの姿を見ていたようです。すでに、せん妄は夜間だけではなくなったのでしょう。
ヘンリーは、青年を病院――ジュニパーヒル精神病院――に送り届けた後、ビデオを頼りに森の中へ。
夜まで彷徨ったヘンリーは、耳の不自由なオーディン(CJ・ジョーンズ)と、その通訳を務めるウィリー(ロリー・カルキン)に出会います。葬式のシーンに続いて出てきたこの二人は、かなり異質なキャラクター。何と言うか、解説のためだけに出てきたような感じですね。
ここで登場するのがスキスマと言う言葉。”神の声”や”天球の音楽”と称されますけど、ヘンリーには耳鳴りにしか聞こえません。マシューがヘンリーを森に連れて行ったのは、どうやらこのスキスマを聞かせるためだったみたいですね。
しかし、世の中には雑音が多すぎます。森の中だって風の音やら獣の声やらいろいろと邪魔な音があるでしょう。
そこで、マシューは”フィルター”を考案しました。残念ながら途半ばで命を落としましたけど、その作成を引き継いだのがオーディンだったのです。まあ、どう見ても単なる無響室ですし、実際オーディンもそう言ってますけどね。
ちなみに、スキスマ以外の音をシャットアウトするため、オーディンは自分を”正した”そうです。そして、今夜はウィリーを正すとの事・・・、おそらく、あの焼けた鉄の棒を使って。
アランがルースの家に帰ると、玄関先で青年が座り込んでいました。廃車置き場から届く車は”僕を檻に入れた人全員”のためのモニュメント。そこから「なぜ僕をトランクに残した」と言うセリフ。よく見ると、青年の腕からは血が流れています。
荒らされた家、針飛びを起すレコード。そして、ルースの姿はありません。”檻に入れた人全員”にアランが含まれているのならば、青年は最初からアランに協力する気など無かったのでしょう。
気になる次回は
⇒ キャッスルロック第7話【チェスの駒】
まとめ
スティーヴン・キング原作の海外ドラマ『キャッスルロック』第6話【神の声】のあらすじとネタバレ感想をまとめました。
ひきつづき、第7話【チェスの駒】以降も情報アップしていくので、楽しみにしていてくださいね。
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