ライアン・エッゴールド主演の海外ドラマ『ニュー・アムステルダム 医師たちのカルテ』第20話【偶然に抗え】(原題:Preventable)のあらすじとネタバレ感想がまとめてあります。
前回の話はこちら
⇒ ニュー・アムステルダム第19話【幸せになれる場所】
ニューアムステルダム第20話のあらすじとネタバレ感想【海外ドラマ】
第20話【偶然に抗え】
ついに、マックス(ライアン・エッゴールド)にも抗がん剤の副作用が出始めました。
今までも吐き気がしたり喉が腫れたりしましたが、髪の毛が抜けるというのは見た目に影響しますからね。鏡を見るたびに自分が病人だと思い知るのは、いくらマックスでも辛いはず。
外見の変化によって、周りからの見方も変わってしまいます。敏腕医療ディレクターは、可哀想な患者になったのです。
スタウトン(ジュディス・アイヴィ)のオフィスを出た後、彼は明らかに苛々していますね。予定をすべてパスしてドラ(サブリナ・ゲバラ)を困らせたり、シャープ(フリーマ・アジェマン)に冷たい態度を取ったりしています。
中でも一番大きなとばっちりを受けたのは、レイノルズ(ジョッコ・シムズ)です。
前回、亡くなった巡査の死亡症例検討会で、マックスは執拗にレイノルズを吊し上げようとします。このシーンでは、どちらも専門用語を次々並べるので、今までにない雰囲気ですよね。
マックスは検査について何度も聞きなおし、発表者が現場にいなかったと知るとレイノルズ本人を引っ張り出し、どこかに異常があったのではないかとしつこく調べます。
検討会の参加者全員の前で責め立てられても、レイノルズはかなり辛抱強く説明しています。しかし、精神状態に問題があったのではないかと言われたら黙ってはいられません。これほどの侮辱は、”あいつはちょっと苛々してる”では済まされないのです。
マックスは、これまで病気に対して様々な反応をしてきました。
最初は否定するために茶化し、どうしようもないと分かると無茶な治験を試そうとしましたよね。少し極端すぎたと知るや、普通の化学療法と放射線治療にシフトしています。流動食も栄養チューブも受け入れるから何とか治ってくれないかと、彼は病気と取引したのです。
しかし、治療の効果がないとスタウトンから聞き、マックスは今までの苦労も苦痛もすべて無駄に終わったと知りました。
ガンガン進むタイプのマックスたからこそ、ショックは大きかったでしょう。どんなに抗っても、少し運が悪いだけで何もかも失ってしまうのか。今まで一生懸命、生きてきたのに、そんな馬鹿な話があっていいものか。
周りに当たり散らす気持ちも、誰か悪者を作りたい気持ちも、分からないではありません。かと言って、レイノルズに対する仕打ちは度し難いものであることも間違いありませんが。
今回は、レイノルズが、その度量の大きさを見せつけてくれましたね。医師であり、部下であり、良き友人でもあるからこそ、マックスの現状に理解を示せたのでしょう。
そして、マックスの前には2つの選択肢が示されます。大人しく運命を受け入れるのか、それとも最後まで戦うのか。
もちろん、我らがマックスは戦いを選びます。
完璧な人間じゃありませんけど、これこそマックス・ゴールドウィンの生き方です。ただし、その方法は、”どうせ倒れるなら前向きに倒れろ”と言わんばかりの強引な治療。
抗がん剤の投与を増やすことにより、スタウトンによれば「内臓をナパーム弾で焼く」ほどの副作用があります。結果がどうなるにせよ、これがマックスにできる最後の抵抗になるでしょう。
気になる次回はこちら
⇒ ニュー・アムステルダム第21話【終わりじゃない】
まとめ
ライアン・エッゴールド主演の海外ドラマ『ニュー・アムステルダム 医師たちのカルテ』第20話【偶然に抗え】のあらすじとネタバレ感想をまとめました。
ひきつづき、第21話【終わりじゃない】以降も情報アップしていくので、楽しみにしていてくださいね。
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