ライアン・エッゴールド主演の海外ドラマ『ニュー・アムステルダム 医師たちのカルテ』第21話【終わりじゃない】(原題:This is Not the End)のあらすじネタバレと感想がまとめてあります。
前回の話はこちら
⇒ ニュー・アムステルダム第20話【偶然に抗え】
ニューアムステルダム第21話のあらすじネタバレと感想【海外ドラマ】
第21話【終わりじゃない】
背景でスタッフが動き回る中、早回しで消費されているのは抗がん剤です。
相変わらず袋にイラストを描いてますけど、この絵がどんどん変化していますね。髪が簡素化され、表情を失い、線は弱々しくなり、最後にはスティックマンに顔らしき記号が付いているだけ。
実は、抗がん剤投与のペースを上げるという治療は効果が出ています。腫瘍は小さくなり、数値はどんどん正常化。スタウトン(ジュディス・アイヴィ)の言うとおり、「ケモは効いてる」のです。
しかし、マックスの様子はどんどん悪くなっています。
副作用は酷くなり、歩くのもやっとの状態です。診察した患者からは「お宅は誰が看る? 」と心配され、看護師が患者と見間違えるほどやつれ果てています。
この姿、ライアン・エッゴールドはどうやって表現したのでしょう。
髭を上手く使っているのか、実際に減量したのか、それともメイクや特殊効果でやつれたように見せているのか。とにかく、彼の姿をみれば、検査の数値と体調はイコールではないのだと分かります。
抗がん剤というのは、言い換えれば、がん細胞を殺す毒。それほど強い薬なのです。
男性の患者は、座っておしっこをするように言われるくらいですからね。その理由は、飛び散った尿に含まれる抗がん剤が、同じトイレを使う人に影響を及ぼす危険性があるからです。掃除で直接、触れてしまうかもしれませんし、成分が揮発するかもしれません。
投与のペースを上げたことにより、抗がん剤は確実にがん細胞を殺しています・・・、もちろん、マックスもろとも・・・。
マックスはこれまで、ニュー・アムステルダムの改革に努めてきました。
大抵、急進的、時に過激な改革により、患者はより良い医療を受けられ、病院の経営は効率化されたのです。経営の効率化も、決して医師が邸宅に住んで高級車を乗り回すためではありません。
病院の経営が立ち行かなくなれば、医療そのものが崩壊してしまいます。すべてが巡り巡って、最終的に患者のためになる改革なのです。
今回、マックスが進める保険の話も、その一環です。病院には資金がもたらされ、患者は気兼ねなく治療を受けられます。彼が目指しているのは単に病院の改革ではなく、誰もが必要な時に必要な治療を受けられる社会なのでしょう。
そんな彼の意思を感じ取ったからこそ、医師たちは50万枚のカードを配るのです。
今までマックスに助けられたから、今度はマックスの目標達成を手伝いたい・・・。短いシーンですしセリフもありませんけれど、医師たちの気持ちは十分伝わってきます。
しかし、マックスの肉体は限界を迎えてしまったようです。次回、シーズン1の最終回で、彼にいったい何が起きるのでしょうか。
気になる次回はこちら
⇒ ニューアムステルダム第22話(最終回)【ルナ】
まとめ
ライアン・エッゴールド主演の海外ドラマ『ニュー・アムステルダム 医師たちのカルテ』第21話【終わりじゃない】のあらすじネタバレと感想をまとめました。
ひきつづき、第22話(最終回)【ルナ】以降も情報アップしていくので、楽しみにしていてくださいね。
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