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ミステリー

ミスターメルセデス3第9話あらすじネタバレ【海外ドラマ】

スティーヴン・キング原作ドラマ『ミスター・メルセデス』シーズン3第9話【正念場】(原題:Crunch Time)のあらすじネタバレと感想がまとめてあります。

前回の話はこちら
ミスターメルセデス3第8話【次の手】

ミスターメルセデス3第9話のあらすじネタバレと感想【海外ドラマ】

シーズン3第9話【正念場】

冒頭、モリス(ガブリエル・エバート)がダニエルに電話しています。

まだ、ダニエルの死を知らないとはいえ、少々可哀想になってきました。いくら三拍子揃った男でも、死人とよりを戻すことは出来ないのですから。そして、このシーンはラストシーンへの布石になっています。

ファインダーズ・キーパーズ社にも色々なことが起きていますね。

雑用係をやっているルー(ブリーダ・ウール)は相変わらずブレイディの面影をちらつかせ、ホッジス(ブレンダン・グリーソン)が最も触れられたくない事実である”ブレイディが生き甲斐を取り戻してくれた”に触れています。

さらに、ホリー(ジャスティン・ルーペ)がオリヴィアから相続した車を駐車場に停めています。

それはグレイのメルセデス。もっと完璧に修理すればよいものを、ブレイディがつけたへこみがそのままの状態ですからね。ブレイディみたいに話す女がいて、ブレイディが使った車に乗った女もいる。平常心でいられるはずがありません。

それでも真相に近づくホッジスたち。ついに、モリス・ベラミーがロススティーン(ブルース・ダーン)殺害犯であり、ピーターと原稿の奪い合いをしていることを突き止めました。

でも、この第9話で主役としてスポットライトを浴びるのはアルマ・レイン(ケイト・マルグルー)です。意外なことに、彼女が涙を見せるシーンが2回もありますね。

まず1回目は、モリスと真っ最中のシーンです。

アルマはガンガン突きまくるモリスに違和感を感じ、途中で突き飛ばしています。いつもと違って激し過ぎる・・・。女の勘というのは恐ろしいもので、モリスが他の女のことを想っているのを見抜いたんですね。

モリスが心に描いていたのは、ランナーシリーズの登場人物であるスーザンです。

激しく燃える男が抱いているのは自分ではなく、自分をモデルにして理想化された架空の人物。自分を通して実在しない人物を見られるなんて、上の空より悪質です。アルマの自尊心は、ズタズタに傷ついたでしょうね。

2回目は、モリスと一緒に原稿を読むシーンです。

情景描写の異様な細かさや、熱帯夜なのに心が震えるという表現は、どことなくスティーヴン・キングを思い起こさせますね。文学のイメージとは、ほど遠かったアルマが、夢中になってモリスが読む小説を聞いているのも印象的です。

そして、ジミーが持ち続けるスーザンへの熱い想いが描かれた時、アルマはこらえきれずに涙を流します。

スーザンのモデルは自分。ジミーはロススティーンの自己投影。とすれば、これは自分に対するロススティーンの想いなんじゃないだろうか。あの人は、まだこんなにも私を愛していたんだ・・・。

アルマには悪いんですけど、ロススティーンの描くスーザンがアイダである可能性も否定はできません。でも、そんな可能性なんて、彼女にとって何の意味があるでしょうか。

今回は、アルマの持つ女としての一面が描かれています。

どちらのシーンでも声を上げて泣くところななんて、派手好みのアルマらしいですよね。笑うべき時は、からからと笑い、泣くべき時はわんわんと泣く。欲しい物は金でも男でも――ホッジスにも粉をかけていたらしい――手に入れる貪欲さ。

それゆえ、愛も憎しみも、善も悪も経験したでしょう。

上り下りの激しい人生は、アルマが望んでいた派手な人生に違いありません。穏やかな章も有れば、波乱の章もあったのです。

ラストシーンでアルマが流すのは、涙ではなく彼女の血。書き綴られるのは最終章。一つの幕が下り、次回は、ついにモリスとピート(ラミアン・ニュートン)の最終決戦です。

気になる次回はこちら
ミスターメルセデス3第10話(最終回)【バーニングマン】

まとめ

海外ドラマ『ミスター・メルセデス』シーズン3第9話【正念場】のあらすじネタバレと感想をまとめました。

ひきつづき、シーズン3第10話(最終回)【バーニングマン】も情報アップしていくので、楽しみにしていてくださいね。

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