ライアン・エッゴールド主演の海外ドラマ『ニュー・アムステルダム 医師たちのカルテ』第19話【幸せになれる場所】(原題:Happy Place)のあらすじネタバレと感想がまとめてあります。
前回の話はこちら
⇒ ニュー・アムステルダム第18話【価値あるもの】
ニューアムステルダム第19話のあらすじネタバレと感想【海外ドラマ】
第19話【幸せになれる場所】
オープニングでは、マックス(ライアン・エッゴールド)がシャープ(フリーマ・アジェマン)に”友達”が悩んでいると相談を持ち掛けています。その友達は、最近、変わった主治医に今一つ馴染めないらしいのです。
この手の相談に出てくる友達が本人のことだなんて、精神科医のフロム(タイラー・ラビーン)じゃなくても分かります。しかも、相談の内容にまったく意外性がありません。
敏腕医療ディレクターも、今まで我がまま放題だったツケが回ってきたのだと観念するべきですよね。それに、スタウトン(ジュディス・アイヴィ)の方針はまったく正しいものです。
マックスは急激にやせており、今、栄養チューブを入れなければ、ガンより先に栄養失調で倒れてしまうでしょうから。
今回は、3つのエピソードが展開されます。
まずは、フロムとジェマ(リジー・デクレメン)のお話から。
ジェマは新しい里親の元で幸せに暮らしています。ところが、フロムが様子を見に行くと浮かない表情になってしまうんですよ。何年も治療に通い、フロムに怒りも悲しみもぶつけてきたジェマにとって、彼こそ一番の理解者です。
再会を喜んでハグの1つもするべきなのに、なんとなく妙ですよね。
でも、これはジェマが今、幸せだからこそ、こうなってしまうのです。彼女にとって、フロムは自分の暗い部分を知っている人間。彼を見ると”壊れていた”自分を思い出してしまうから、フロムに会いたくないのです。
フロムは少し寂しい思いをしますけど、これはジェマが独り立ちしつつある証拠です。別れのハグの後でフロムがジェマにかけた言葉から、彼の優しさがあふれ出しています。
次は、人工内耳が合わないマーゴ(ローレン・リドロフ)。
耳が聞こえる人にとっては、音がある世界は便利です。視覚と違って、聴覚はあらゆる角度から情報を得ることができますからね。
ところが、初めて聞く音の世界はマーゴにとってストレスでしかありません。以前は見なければ良かった余計な情報が、彼女の意思と関係なしになだれ込んでくるのです。
近隣トラブルに騒音が多いのは、音は避けたり選んだりできないから。しかも、音速でブッ飛んでくる厄介な存在です。
マーゴの決断は、一見、理解に苦しむものです。しかし、まったく無音のラストシーンで彼女の表情を見れば、すべての人間が同じ状況で同じ幸せを感じるとは限らないのだと分かります。
最後に、車にはねられた警官のマリー(バーブラ・ウェンガード)です。
家族も持たず仕事に打ち込む彼女は、”突撃”の二つ名を持っています。突撃マリーがどうしてこれほど仕事熱心なのかと言えば、人助けができる現場に幸せを感じているから。
彼女を担当するレイノルズ(ジョッコ・シムズ)も、PCの前で事務仕事をするより、患者を治せる現場にいる時が幸せです。病室もそうなのですが、やはり外科医にとっての現場は手術室ですね。
いつもの儀式をこなしてから軽快な音楽をかけ、いつも通り手術に臨むレイノルズ。しかし、ここは生と死が交錯する場所。いくら腕が良くても、どんなに手を尽くしても、及ばない時があるのです。
3つのエピソードは、ほとんど均等の比重で語られます。
その分、マックスが目立たなくなっていますけど、次回以降も八面六臂の活躍とは行かないでしょう。お腹からチューブが出た状態では、さすがのマックスも大人しくしなければなりません。大人しく・・・なりますよね、多分・・・。
気になる次回はこちら
⇒ ニューアムステルダム第20話【偶然に抗え】
まとめ
ライアン・エッゴールド主演の海外ドラマ『ニュー・アムステルダム 医師たちのカルテ』第19話【幸せになれる場所】のあらすじネタバレと感想をまとめました。
ひきつづき、第20話【偶然に抗え】以降も情報アップしていくので、楽しみにしていてくださいね。
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