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ヒューマンドラマ

ハンドメイズテイル3第8話ネタバレ感想|意地悪の悲劇【ドラマ】

海外ドラマ『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』シーズン3第8話【告白】(原題:Unfit)のあらすじとネタバレ感想をまとめてあります。

前回の話はこちら
ハンドメイズテイル3第7話【御目の前で】

ハンドメイズテイル3第8話あらすじとネタバレ感想【ドラマ】

シーズン3第8話【告白】

最初に言ってしまいますが、後味が悪いエピソードです。今までのような痛快さを求めない方が良いでしょう。特にジューン(エリザベス・モス)の意地悪は半端じゃありません。控えめに言っても、今回のジューンはクソ女ですよ。

ジューンにも一応、理由はあるのです。オブマシュー(アシュリー・ラスロップ)の密告がきっかけで、ハンナもろともマッケンジー家は行方不明になりましたから。ジューンにとっては、オブマシューが間接的にハンナを奪ったようなもの。

これに対するジューンの復讐は陰湿そのもので、侍女仲間と一緒にオブマシューを徹底的に無視し、さらに嫌がらせを繰り返します。水を渡すふりして目の前で唾を入れるとか、ちょっと考えつきませんよね。

センターで行われる教育では、いじめの件で責められるジューン。でも、彼女は、まったく悪びれていません。リディア小母(アン・ダウド)に「悪いのは誰ですか」と聞かれても、平気で「私です」と言い返せるぐらい。それどころか、オブマシューが子供を産みたがっていないと告げ口し、全員に彼女を責めさせるのです。

侍女たちには、ほとんど娯楽がありませんから、こういう獲物を見つけた時には残虐になれるのでしょう。彼女たちの執拗ないじめはオブマシューを追い詰め、ついに、その心を壊してしまいます。

いじめシーンの間に挿入されるのは、リディア小母の過去。リディア・クレメンツは小学校か幼稚園の先生です。教師をやる前には弁護士として子供を守っていたみたいですから、本当に子どもが好きなんですね。そして、敬虔なキリスト教徒でもあります。

そんな彼女が気にかけている子供が1人。酒場で働いている母親はランチとしてポテトチップスを1袋持たせるような有り様で、迎えに来るのも遅れがち。子供にろくな食事を作っていないようなので、リディアは夕食を作ってあげました。

これをきっかけにして、この母子とリディアは仲良くなります。でも、クリスマスプレゼントの交換が悲劇の始まりとなります。リディアが貰ったプレゼントは化粧品。リディアに合わせて色を選び、アイメイクは昼用と夜用を揃えたセットです。

化粧をしてもらって上機嫌なリディアは、同じキリスト教徒の男性教師とデートに出かけます。ムードが盛り上がって、これからという時に、積極的になり過ぎたリディアは拒絶されてしまうんですよ。

部屋に戻って鏡を叩き割るシーンが凄まじいですよね。手で乱暴にメイクをぬぐい、ひび割れた鏡の中に見たのは、ぐちゃぐちゃに化粧が乱れた自分の顔でした。この化粧が、あのあばずれ女が、私に肉欲の罪を犯させようとしたんだと言わんばかりの形相です。

その後、リディアは児童福祉局に連絡し、母親から子供を奪ってしまいます。母親の悲痛な訴えは罵りに変わり、何度もリディアに向かって「クソ女」と叫びながら連れ去られていきました。

今回・・・、クソ女ばっかりじゃないですか。

「パンと魚」で守護者の銃を奪ったオブマシューが最後に銃口を向けたのは、ジューンではなくリディア小母。小母が監視を命じなければ、こんな目には遭わなかったからでしょうか。それとも、小母に銃を向けた方が射殺される可能性が高いからでしょうか。

キリスト教徒であるオブマシューは、自殺できませんからね。

オブマシューの血の跡をジューンがまたいだまま、エンディングへ。ドリス・デイの名曲『Whatever Will Be, Will Be(ケ・セラ・セラ)』をここまで嫌な雰囲気で響かせるのは、後にも先にもこのドラマだけでしょう。

気になる次回はこちら
ハンドメイズテイル3第9話【決意】

まとめ

海外ドラマ『ハンドメイズ・テイル』シーズン3第8話【告白】のあらすじとネタバレ感想をまとめました。

ひきつづき、シーズン3第9話以降も情報アップしていくので、楽しみにしていてくださいね。

ドラマの動画情報は、こちらにまとめてあります。
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