キーラ・ナイトレイとマーク・ラファロのW主演映画『はじまりのうた』【監督:ジョン・カーニー|原題:Begin Again】(2013年)の動画フルを無料視聴する安全な方法をご紹介します。
また、記事の後半では、ネタバレ感想と評価をまとめました。
はじまりのうた(映画)の動画フルを無料視聴する安全な方法
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Amazonプライム | 〇 |
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はじまりのうた(映画)のネタバレ感想と評価
映画『はじまりのうた』は、失恋しニューヨークで路頭に放り出された若手のミュージシャンのグレタ(キーラ・ナイトレイ)と、かつての冴えをなくした音楽プロデューサーのダン(マーク・ラファロ)がタッグを組み、素晴らしいアルバムを制作することで人間としての輝きを取り戻していく物語です。
失意のうちにどん底に落ちた人間が再生するにあたり、何を再生すれば生き生きとした人生を再び送れるようになれるのかを考えさせられる物語になっています。
それは、必ずしも富や名誉の問題ではなく、日々の充足感であることを痛感させられる素晴らしい作品です。
また、ニューヨークという刺激に満ちた都市の魅力、人間の人生にとってどれだけ音楽が大切なものなのかも改めて気付かされる作品に仕上がっています。
音楽に携わる2人の人間の再生物語であることから、2人によるアルバム制作は順調にいき、すべてが上手くいくかと思われるのですが、そうはいかない部分に映画『はじまりのうた』の大きな特徴があります。
優れたアルバムができあがり、レコード会社との契約にこぎつけることに成功しました。
また、ダンは解雇されたレコード会社に復職することが実現します。しかし、グレタは自分の作品に商業主義が入り込むことを嫌いました。
そのため、レコード会社とは契約を結ばず自主配信というスタイルでアルバムをリリースします。
この結果、ダンの復職もなくなってしまったのです。
しかし、それでも2人は十分な幸福感を味わいます。
それは1つにはアルバムの制作を通じて彼ら2人は仲間が集って1つの楽曲を形あるものにしていく作業に何よりも充足感を得ていたからです。
もう一つには、そうした仲間とのコミュニケーションを通じて、ダンは元妻や娘からの信頼を回復するなど、富や名声とは異なった部分に自身の再生の鍵を見出しました。
こうした充足感を通じてグレタとダンは、自らの才能に対する自信を深めることができ、その自信は、たとえレコード会社のバックアップがなくても何とかやっていけると感じるには十分なものでした。
人生の再生をいたずらに富と名声に結び付けず、あえて精神的な部分での再起に求めるという抑制的なスタイルが静かな感動を呼ぶ要因になっています。
また、グレタの揺れる心の描写も秀逸です。
ダンとの共同作業を通じてグレタはダンに対する思いを深めていきます。
グレタとダンが、2人で1つのiPodを聞き、互いのプレイリストを紹介しながらニューヨークの夜の街を散歩するシーンは印象的です。
互いの感動を共有しながら街を歩くなど、明らかに恋に落ちるシチュエーションとなっています。
他方でグレタは浮気によって自分を捨てた、かつての恋人デイヴ(アダム・レヴィーン)からの復縁の申し出にも心が揺さぶられるのです。
未だデイヴのことが完全に吹っ切れていない状態でのデイヴとの再会ですから、デイヴとの関係修復にも心が動きます。
しかし、物語ではグレタがダンかデイヴのどちらかを選ぶという展開にはなりません。
どちらかといえばグレタの気持ちはダンに向かっているように感じました。
けれども、元妻と復縁を果たしたダンと恋愛関係になることをグレタは考えられず、かといってダンとうまくいきそうにないからといって自分を捨てたデイブとよりを戻すこともグレタは許せません。
恋をめぐる葛藤がありながらも、グレタは幸せを感じます。
グレタの恋に抑制を効かせたことで、物語が陳腐になることを回避しています。
また、映画『はじまりのうた』のこうした抑制的な物語は、富も名声も恋もすべてが上手くいくことは、それはそれで素晴らしいけれども、そこに至る前のステップである内面の充足感をもっと大切にしようというメッセージをより効果的なものにしているように感じました。
グレタ役のキーラ・ナイトレイは、映画『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』でジョーン・クラークを演じて、アカデミー賞助演女優賞やゴールデングローブ賞助演女優賞などにノミネートされています。
⇒ イミテーション・ゲームの動画情報
まとめ
キーラ・ナイトレイとマーク・ラファロのW主演映画『はじまりのうた』の動画フルを無料視聴する安全な方法を紹介しました。
そして、記事の後半では、ネタバレ感想と評価がまとめてあります。