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LUCIFER ルシファー第8話のネタバレ感想 意外な悪徳刑事の正体【ドラマ】

ドラマ『LUCIFER/ルシファー』第8話【嫉妬】(原題:Et Tu, Doctor?)のあらすじとネタバレ感想がまとめてあります。

前回はこちら
LUCIFER ルシファー第7話【翼ある友】

LUCIFER ルシファー第8話のあらすじとネタバレ感想【海外ドラマ】

第8話【嫉妬】

今回は、これまで嫉妬という感情を味わったことのないルシファー・モーニングスター(トム・エリス)が、初めてその感情を味わう時の困惑が1人のカウンセラーが殺害された事件を通じて描かれます。

他方でクロエ・デッカー刑事(ローレン・ジャーマン)は、彼女が警察内部で村八分にされるきっかけとなったマルコム刑事銃撃事件の新たな展開に翻弄されました。

嫉妬という感情にしても、クロエの村八分という問題にしても前回から引きずってきている出来事です。いずれもシリーズの展開には、とても大きな意味を持つものに感じます。

悪魔と人間を比較した場合、悪魔は超自然的な力を持ち合わせているなど、どうしても人間より秀でた存在と見なしがちです。しかし、感情の豊かさという点では人間のほうが悪魔よりも勝っているのではないかという見方に立ってルシファーを描いたのが今回の物語になります。

これまで、ルシファーに関しては、とにかく女性にモテる、寝る相手には不足したことがない存在として描かれてきました。このことは女性関係でルシファーは挫折や嫉妬という感情を味わったことがなく、彼はこうした感情がどのようなものかわからないのです。

そのため、元夫のダン(ケヴィン・アレハンドロ)とヨリを戻そうとしているクロエに対するモヤモヤした感情が嫉妬であると気付けませんでした。また、嫉妬という感情を悪魔として、これまで軽蔑してきたことから、決して自分が嫉妬していると認めません。

どこか子供じみた反応を見せるルシファーですが、悪魔の完全無欠さを逆手にとってルシファーの欠点を描き出すという点が非常に面白いです。自分自身の感情に素直に向き合うことができないことは、人間として未成熟であることの表れであり、ルシファーを人間として見ると、まだまだ未発達な部分が多いことがわかります。

クロエをめぐっては、これまでクロエを裏切り者として批判し続けてきた彼女の同僚であり、マルコムのパートナーでもあるアンソニー刑事(ロックリン・マンロー)が自殺してしまいました。

クロエは、これまで銃撃されたマルコム刑事が汚職警官と考え真相究明にあたってきたのです。ですが、実は自殺した刑事が汚職警官であることが彼の遺書には書かれていました。

意識を回復したマルコム刑事(ケヴィン・ランキン)がクロエの汚職警官の特定に対して協力的な態度を取ったことや、マルコム刑事銃撃現場に別の警官が存在していたことを示す証拠があったことを考えると、自殺した刑事が汚職警官であるというのは極めて自然な流れです。

あまりに自然すぎる流れに逆に違和感を感じてしまいます。しかし、この違和感は、事件の黒幕が実はクロエの元夫ダンであったことで帳消しになります。同僚刑事の自殺の不自然さが、実はダンが黒幕であることの伏線であるとは予測できませんでした。

いかにもといえばいかにもなのですが、意表をつくという点で劇的な物語の展開です。もちろん、ダンが事件の黒幕であることをクロエは、まだ知りません。

ダンは、シリーズ開始当初からルシファーから散々な低評価を受ける一方で、クロエやクロエの子育てには非常に協力的で、離婚したとはいえ理想的な父親の姿を見せます。ところが、今回、汚職警官という救いようのない悪の側面を持ち合わせていることがわかりました。

一方でクロエとの復縁も現実味を帯びてきています。全くの脇役と考えられていた人物がいきなりシリーズ全体に影響を与えるような性格を帯びてきました。その結果、ダンというキャラクターが中々、捕まえづらくなっているのですが、このことはシリーズの展開を安直にさせない配慮なのかもしれません。

気になる次回は
ルシファー第9話【神父が酒場にやって来た】

まとめ

海外ドラマ『LUCIFER/ルシファー』第8話【嫉妬】のあらすじとネタバレ感想をまとめました。

ひきつづき、第9話【神父が酒場にやって来た】以降も情報アップしていくので、楽しみにしていてくださいね。