海外ドラマ『チェルノブイリ』(原題:Chernobyl)の動画を無料視聴する安全な方法を紹介します。
また、記事の後半では、あらすじネタバレや感想をまとめました。
チェルノブイリの動画を無料視聴する安全な方法【ドラマ】
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チェルノブイリは動画共有サイトでは無料で見られないの?【ドラマ】
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ただし、近ごろは著作権違反ということで違法アップロードされた動画は削除されるのが、とても早いです。
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さらに、動画共有サイトには、次のようなリスクがあります。
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もし、動画共有サイトで視聴するときは、自己責任でお願いします。
チェルノブイリのあらすじネタバレと感想【海外ドラマ】
カセットテープに何かを録音した男は、監視の目をかいくぐってそれを隠します。
猫に餌をやり、煙草をくゆらせ、その後映し出されるのは、空中をぶらぶらと漂う彼の足。
いきなり自殺シーンというショッキングな幕開けのドラマは、タイトルの通りチェルノブイリ原子力発電所の事故を扱っています。
冒頭で命を絶った男は、核物理学者のヴァレリー・レガソフ(ジャレッドハリス)。
RBMK(黒鉛減速軽水冷却沸騰型)炉の専門家であり、実際に事故処理に関わり、実際に自殺した人ですね。
この後は、事故直後に戻ります。
1話進むごとに数日、数か月と加速度的な時間が過ぎ、最終回の第5話は事故から1年以上が経過しています。
目につくのは、やはり急性の放射線障害によるグロテスクなシーンでしょうか。
炉内から飛び出した黒鉛に触れた消防士は放射線熱傷による潰瘍で手の組織が崩れ、他の消防士も新陳代謝の機能が破壊されたせいで皮膚の再生が出来ず、見るも無残な姿をさらします。
自分の命も顧みず汚染水の中でバルブを操作した3人や、建屋の地下まで穴を掘るため劣悪な環境下で懸命に働いた400人の炭鉱夫たち。
汚染を広げないために、住民が避難した後に残されたペットを殺して回った無垢な青年。
数知れぬ英雄が活躍してすら、この事故は現在、そして未来まで影響を及ぼすような大事故になったのです。
名も知れぬ英雄が沢山登場するとはいえ、ドラマですから中心になる人物も必要ですよね。
冒頭で紹介したレガソフは、事故処理に専門家としての意見を出す役目です。
こうして事故に関わるうち、国家の恥を隠そうとする政府の側に立つか、科学者として真実を語るべきか迷い始めます。
事故から1年後にウィーンで行われた報告では、政府が用意した報告をしていますけど。
ウラナ・ホミュック(エミリー・ワトソン)は架空の科学者です。
スタッフのインタビューによれば、彼女を作り出さなければ100人以上の科学者を描く必要があったとの事。
常に真実を求め、圧力に屈することがありません。
科学者の良心の擬人化とも言えるでしょう。
ボリス・シチェルビナ副議長(ステラン・スカルスガルド)は、いわゆる官僚です。
官僚という響きにはあまり良いイメージがありませんけれど、レガソフに言わせれば彼こそが最需要人物なのです。
最初はレガソフの言う事を軽く見ていますし、原子炉についても、恐らく原子力発電についてもほとんど知識がありません。
ところが、事故の恐ろしさを実感した後は、その処理に携わりながら勉強を重ねていたようですね。
その証拠に、第5話の裁判シーンでは原子力発電所のカットモデルを示しながらポンプの位置などを解説できるまでになっているのです。
そして、シチェルビナは、レガソフが出す科学者ゆえの無茶な注文を、すべて実現させています。
とてつもない量の資材や人員、月面探査用のローバーまでも官僚の力で迅速に揃え、事故の影響をできる限り小さくしました。
さて、実は、このドラマの1話から4話は前置きに過ぎません。
なぜならば、最大のテーマは、”なぜこんな事が起きたのか”だからです。
事象の推移に関しては、レガソフ博士が非常に分かりやすく解説をしてくれます。
裁判シーンを何回か見れば、チェルノブイリ原子力発電所の事故について、いっぱしの解説が出来るでしょう。
でも、どんな反応が起きたのかという解説も、あくまで経過に過ぎません。
事故の根本的な原因は、INSAG(国際原子力安全諮問グループ)が出した報告書にある「安全文化の欠如」なのです。
安全文化に触れた事こそ、このドラマ最大の特徴です。
例えば、発電所の組織が極端な属人主義に陥っていた事。
俗人主義とは、事実やルールよりも個人の意見を重要視してしまう風潮です。
「○○さんが言ったから大丈夫」みたいなやつですね。
その権化として描かれているのがアナトリー・ディアトロフ副技師長(ポール・リッター)です。
彼は自分よりも経験の短い技師の意見は全て無視していますし、自分を過信するあまり、ルールも手順書も軽視しています。
昇進のために無謀な安全実験を強行し、従わない人間はパワハラでねじ伏せます。
彼を象徴するセリフが「俺が安全と言ったら安全なんだ」ですね。
このセリフがどれほど恐ろしいのかは、安全文化について学んだ人ならばお分かりでしょう。
そして、当時のソヴィエト連邦にはびこっていた隠ぺい主義。
レガソフが言う「嘘」ですね。
これも、安全文化劣化の欠如ゆえです。
経験豊かだと豪語するディアトロフにすら知らされていなかった、制御棒の欠陥。
過去に事例があり、論文も出されているのに、”ソヴィエトの原子力技術に欠陥が有ってはならない”と隠されていたのです。
もし、この不都合な事実が公表され、対策について考えていれば、緊急停止スイッチが起爆ボタンになる事も無かったでしょう。
(……後に、INSAGはこの欠陥が重要な要因かどうかの判断を避けています。)
ソヴィエト連邦という国家の体制、体質が生み出した、史上最大の組織事故。
それがチェルノブイリ原子力発電所の事故なのです。
いやはや、HBOは物凄いドラマを作ってくれましたね。
特に第5話は、安全文化の教材として十分通用すると思います。
センセーショナルなシーンでを引き付けつつ、最後に問題の根底に切り込む展開は、お見事の一言です。
安全文化の視点からこの事故を扱えるドラマは、今後、出てこないかもしれません。
まとめ
海外ドラマ『チェルノブイリ』の動画を無料視聴する方法をご紹介しました。
記事の後半では、あらすじネタバレや感想がまとめてあります。