ライアン・エッゴールド主演の海外ドラマ『ニュー・アムステルダム 医師たちのカルテ』第11話【椅子の座り心地】(原題:A Seat at the Table)のあらすじネタバレと感想がまとめてあります。
前回の話はこちら
⇒ ニュー・アムステルダム第10話【生きるための決断】
ニュー・アムステルダム第11話のあらすじネタバレと感想【海外ドラマ】
第11話【椅子の座り心地】
とうとう、マックス(ライアン・エッゴールド)の治療が始まりました。抗がん剤を入れるまでには何時間もかかるので、その間おとなしく座っていなければなりません。ところが、仕事中毒の医療ディレクターは一味、違います。
なんと、点滴のスタンドを引きずったまま、いつものように仕事を始めたのです。こういう姿勢は彼らしいのですけれど、いつ体調が悪化してもおかしくないということも十分理解しています。
そこで、マックスはシャープ(フリーマ・アジェマン)に、自分の補佐と、万が一の場合の後任を依頼しました。前進あるのみのマックスでも、がんに絶対に勝てるわけではありませんからね。
今回、マックスがいつもと違う面を見せています。
例えば、普段は費用のことなど無視して患者の治療を行うのに、ホームレスのアンディ(マイケル・カレン)に関しては経費を1ドルでも削るように言っています。誰でも受け入れるのが公立病院とはいえ、年間140万ドルもかけていられません。
一見、恐ろしい金額に見えますが、CTやMRIを受けたことのある方は、その金額で驚いたことがあると思います。国民みんなが保険のある日本ですら、あっという間に万単位のお金が飛んでいくのです。
そうでなくとも医療費が高額になるアメリカで100回以上も通院し、そのたびに検査を受けていたら・・・140万ドルも納得の金額ですよね。
アンディにかかる経費と時間を少しでもほかの患者に回すため、マックスが処方したのは家でした。住まいがあって生活が安定すれば、病院で過ごす必要はないだろうという考えです。
年間の家賃がどれぐらいなのかは分かりませんけれど、140万ドルに比べれば微々たるものでしょう。彼らしいぶっ飛んだアイディアですよね。
他にマックスらしからぬことと言えば、ブルーム(ジャネット・モンゴメリー)の状態に目が届いていないことです。もしも、依存症について知っていれば、間違いなく彼女を補佐役の候補には挙げなかったでしょうし、勤務からも外したはず。
医療ディレクターの前に医者であるマックスは、患者の健康と安全を第一に考えています。薬物依存の医師に治療を任せるわけにはいかないのです。
足が痛いのも我慢して、抗ガン剤の点滴を引きずりながら病院中を歩き回るマックス。しかし、治療開始から3日目にして、ついに限界が訪れます。
彼が動けなくなるまで意地を張り続けたのは、抗がん剤治療の苦しさを舐めていたからではありません。「弱っている自分を見せたくなかった」という、実にマックスらしい理由だったのです。
今回の一件で、自分は無敵の超人じゃないのだと、身をもって知ったことでしょう。
むくんだ足を突っ込める動物スリッパを履き、シャープのアドバイスを素直に聞き入れて、彼は治療用の椅子に腰を掛けます。カードゲームのルールを覚える時間だって、たっぷりあるでしょう。
マックスは、これから患者として、毎日、数時間もこの椅子に座り続けるのですから。
気になる次回はこちら
⇒ ニューアムステルダム第12話【見落とし】
まとめ
ライアン・エッゴールド主演の海外ドラマ『ニュー・アムステルダム 医師たちのカルテ』第11話【椅子の座り心地】のあらすじネタバレと感想をまとめました。
ひきつづき、第12話【見落とし】以降も情報アップしていくので、楽しみにしていてくださいね。
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