アランカミング主演海外ドラマ『インスティンクト 異常犯罪捜査』シーズン2第5話【拷問は蜜の味】(原題:Ancient History)のあらすじネタバレと感想がまとめてあります。
前回の話はこちら
⇒ インスティンクト2第4話【おとぎ話の結末】
インスティンクト2第5話のあらすじネタバレと感想【ドラマ】
シーズン2第5話【拷問は蜜の味】
猛暑に襲われたニューヨーク。節電のおかげでなおさら暑いこの街で、犬を散歩させている男が一人。犬の吠える方を見てみれば、何やら箱のような物が浮かんでいます。そこから突き出ているのは、膨れ上がった手足と頭。
珍しい殺され方を見て嬉しそうなディラン(アラン・カミング)によれば、これはスカフィズムという拷問だそうです。犠牲者は小舟を2艘合わせた間に挟まれ、常に牛乳と蜂蜜を与えられます。
当然のことですが船の中に垂れ流しですから、虫がたかってきますよね。甘い匂いと汚物にまみれつつ、虫に体を食われながら2週間もかけて殺されるという無残な拷問なのです。
正に異常犯罪といった事件ですが、ディランはもう一つ重大な案件を抱えています。
それが養子縁組。ディランとアンディ(ダニエル・イングス)が養子縁組を持ち掛けているのは、アンディのバーで働いていたサム(オリヴィア・オグマ)です。彼女は現在、妊娠中で、子供を産んだらすぐに手放す予定。日本では、こういうケースはあまり聞きませんよね。
でも、サムは軽い気持ちで子供と別れるわけじゃありません。たしかに事故でできたような子供ですけれど、シングルマザーとして育てる選択肢もありました。それでは子供を苦労させてしまうとわかっていたからこそ、誰かに育ててもらうことを選んだのです。手放すと言っても自分の子供ですから、何よりも幸せで安全に育って欲しいんですね。
元CIAのエージェントで現在は大学教授兼ニューヨーク市警のコンサルタントと、元敏腕弁護士で現在バーのマスターがパートナー。この2人ならば経済的に困窮したりする可能性は低いですし、大抵のことから子供を守ることができるでしょう。
危ない奴が近づいたらディランが倒し、面倒な奴が絡んできたらアンディが論破。さらにネットのトラブルはジュリアンおじさん(ナヴィーン・アンドリュース)が解決してくれるんですから、羨ましいぐらいですよ。
しかし、問題が1つありますね。
サムは身内をバイクの事故で失ったことがあるので、子供をバイクに乗せて欲しくないのです。もちろん、親がバイクで事故を起こす危険性があるのもダメ。そんな危ない人間に、大事な我が子を託すことはできません。
ところが、ディランにとって、バイクは自分が自由であるという証です。彼は家族を取るのか、それとも自分の主義を貫くのでしょうか。
今回、描かれているのは、主に人間の変化です。変われる人も変われない人も登場しますが、今ディランが直面しているのは自由な男から父親への大きな変化。車をミニバンにしなかったのは、彼なりのささやかな抵抗かもしれませんけど。
当然、犯罪ドラマですから残酷極まりない殺人もありますし、眠り姫事件の犯人はライアンの部屋に侵入するほど近くにいます。でも、この残酷さと不気味さのおかげで、家族が増えるラストシーンが晴れがましさを増していますね。
彼らの家に赤ん坊が来るのは、まだ先のことです。それまでには今回のような衝突もあるでしょうし、子供が来ればさらに大変なことになるのは間違いありません。でも、この2人は様々な変化を遂げながら上手にやっていけるでしょう。
気になる次回はこちら
⇒ インスティンクト2第6話【殺人は芸術?】
まとめ
アランカミング主演海外ドラマ『インスティンクト』シーズン2第5話【拷問は蜜の味】のあらすじネタバレと感想をまとめました。
ひきつづき、シーズン2第6話【殺人は芸術?】以降も情報アップしていくので、楽しみにしていてくださいね。
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