アランカミング主演海外ドラマ『インスティンクト 異常犯罪捜査』シーズン2第4話【おとぎ話の結末】(原題:Big Splash)のあらすじとネタバレ感想がまとめてあります。
前回の話はこちら
⇒ インスティンクト2第3話【消えた少年】
インスティンクト2第4話のあらすじとネタバレ感想【ドラマ】
シーズン2第4話【おとぎ話の結末】
クラブでド派手に盛り上がっている女の子たち。彼女たちが幼く見えたなら、あなたの眼は正しいですね。なぜなら、まだ16歳なんですから。すぐ近くにいるのにメッセージアプリでやり取りしているところなんて、まさに現代的なシーンだと思います。
自由の国アメリカでも未成年に対する規制はとてつもなく厳しいので、こんなにたくさんの子供がクラブに集まれるはずがありません。でも、よく見るとあちこちに「アレックス」という名前が飾られていますし、メッセージで飛び交う名前もアレックスです。
これは、アレックス(ヘイリー・マーフィー)の誕生パーティーなんですよ。クラブを一つ借り切るとは随分と張り込んでますけれど、「Sweet sixteen」に対するアメリカ人のこだわりは異様ですからね。七五三とか成人式みたいなノリなんでしょうか。
もちろん、このクラブで事件が起こります。被害者は、アレックスの義母であるエラ(ベッツィー・ウルフ)でした。派手なスプラッシュを上げて水槽に落下した時、首の骨が折れたんですね。リジー(ボヤナ・ノヴァコヴィッチ)とディラン(アラン・カミング)は、彼女が水槽に落ちるきっかけを作った人物を探すことになります。
今回は、ディランが養子の件で焦りを見せていますね。前回は「魔法にかかる準備はいいかい?」みたいに余裕を見せていましたけど、いざとなったらアンディ(ダニエル・イングス)の方が落ち着いています。少し捜査に身が入っていないのか、容疑者がコロコロ変わるエピソードになりました。
そして、タイトルの使い方が面白いですよね。オリジナルの【Big Splash】は、直訳すれば”大きな水しぶき”。これは、当然、エラが上げた水しぶきを指すのですけれど、”Make a big splash”という使い方にすると”評判になる”、”話題をさらう”の意味になります。
クラブを借り切ったアレックスの誕生パーティーは、事件を抜きにしてもSNSで評判になるでしょう(実際にBig splashと言ってます)。
そして、もう一つ評判になったのはディランをネタにしたGIF(正しい読み方はジフ)動画。
「敬意を払え」と注意したディランを茶化したものなんですけど、自分の尊厳に関わるのでディランは面白くありません。削除できないかなどと言っているくらいです。ところが、ラスト近くなると再生数の伸びを気にしてるんですよね。どうやら、彼のナルシシズムをくすぐってしまったみたいです。
邦題の【おとぎ話の結末】はどうなのかと言えば、こちらも何度か出てくるキーワードになっています。
子供じみた夢物語を意味するFairy taleという言い回しが登場し、そして、殺害にいたる方法にもおとぎ話が関わってきますね。エラの事件はおとぎ話の結末ですが、ここから本格的に始まるおとぎ話もあります。それが、”眠り姫”事件。
ディランとライアン(トラヴィス・ヴァン・ウィンクル)が見つけたのは、”It’s ON”のメッセージが書かれたインスタント写真。そんな彼らを覗き見る後ろ姿が、この事件の犯人でしょう。観察眼に自信のある方は、全員の後頭部を見比べればいち早く犯人にたどり着けるかもしれませんよ。
気になる次回はこちら
⇒ インスティンクト2第5話【拷問は蜜の味】
まとめ
アランカミング主演海外ドラマ『インスティンクト』シーズン2第4話【おとぎ話の結末】のあらすじとネタバレ感想をまとめました。
ひきつづき、シーズン2第5話【拷問は蜜の味】以降も情報アップしていくので、楽しみにしていてくださいね。
インスティンクトの動画情報やエピソード一覧は、こちらにまとめてあります。
⇒ インスティンクトの動画配信を無料視聴する方法