スティーヴン・キング原作の海外ドラマ『キャッスルロック』第4話【新たな惨劇】のあらすじとネタバレ感想がまとめてあります。
前回はこちら
⇒ キャッスルロック第3話【白昼夢】
キャッスルロック第4話のあらすじとネタバレ感想【スティーヴン・キング海外ドラマ】
第4話【新たな惨劇】
トム・ウェイツの”Clap Hands”(WOWOWではこの曲のイントロをエンディングのキャスト紹介に使っています)をバックに、ヘンリー(アンドレ・ホランド)の過去の記憶がよみがえります。
薄暗い中で、車のおもちゃを使っての一人遊び。ずいぶん、土か何かが積もっていますよね。そして、ヘンリーを呼ぶ声・・・。
ショーシャンク刑務所では、青年(ビル・スカルスゲールド)がこんなことを言っているのが気になりました。
「彼の身に刻まれた名前は、彼自身しか知らない。その身に纏っているのは血染めの衣だ。その名前は神の言葉と呼ばれる」
血染め……深紅……クリムゾン。
いえ、結論らしきものが見えたからと言って飛びつくのは、早計という物です。この言葉を聞きながら青年と距離を取り続け、ついに逃げ出した男がいましたよね。あれぐらいの慎重さがないと、命を落としかねません。
ヘンリー・ディーヴァーの周りも、だいぶ妙な感じになってきました。
特に妙な動きを見せているのが、アラン・パングボーン(スコット・グレン)です。ヘンリーは母のルース(シシー・スペイセク)をこの街から連れ出そうとしていました。
その後、どうするのかと言えば、信頼のおける施設に預けるつもりだったのです。ルースは認知症の症状が進みつつありますから、これだって選択肢の一つですよね。
しかしアランは違います。彼は、ルースと結婚して一緒に暮らすつもりなんですよ。老いらくの恋ではなく、どうもかなり前から付き合っていた様子。もしかすると、マシューが生きていたころからかもしれません。
これがマシューの遺体を移動した一因ならば、たとえ命の恩人と言っても、アランに対してヘンリーが良い感情を持てるはずがありません。
でも、今回、最も目を引くのはショーシャンク刑務所の実体でしょうね。
デニス・ザレフスキ(ノエル・フィッシャー)は、刑務所に対して不満を抱いています。何が不満かと言えば、囚人に対する扱いが酷過ぎることでした。扱いが酷いというのは、柔らかめの言い回しですね。
ショーシャンク刑務所では、囚人の虐待が日常的に行われていたのです。
彼の仕事は主に監視ですけど、毎日毎日、そんなものを見せられていたのでは、不満を抱えて当然でしょう。限界に近かった不満を爆発させる原因になったのが、監禁された青年の存在を新所長が隠そうとしたことでした。
青年を刑務所から救い出せば、囚人の待遇を世に知らしめるきっかけになるかもしれません。彼を励まし、自分を鼓舞するため、青年と拳を突き合わせるデニス。そして、どこか困惑しているような表情の青年。
ここで第2話を思い出してみましょう。
青年は「僕に触らない方が良い」と言っていましたよね。警告を無視した男は全身をガンに侵されて死んでいます。彼を救おうとしているデニスまで病死させるのかと思いましたが、デニスを待っていたのは、さらに悲惨な運命でした。
勤務中、モニターに次々とバツ印を書き込んだデニスは武器庫から銃を取り出し、同僚の看守を次々射殺したのです。監視モニターに映し出された様子は、彼が以前に見た幻覚と全く同じ。
結局、彼自身も射殺されてしまいました。
青年の能力か呪いかは知りませんけれど、彼に触れた人間は死んでしまうみたいですね。切った爪を取っておいたのは、爪ですら人間を死に追いやってしまうからでしょう。とすれば、レイシー前所長の死に青年が関わっていないとは考えにくいです。
そして、レイシーは、なぜヘンリーを呼ぶように伝えていたのか。弁護のため・・・、ではないでしょう。ヘンリーには、青年と何らかの関わりがあるはずです。
ヘンリー絡みでは、もう一つ浮かび上がってきた真実がありますね。どうやら、彼は本当に監禁されていたようなのです。おそらく、場所はあの”犬小屋”。
オープニングの映像とも合致しますし、犬はスプーンを使いませんから。
気になる次回は
⇒ キャッスルロック第5話【放たれた悪魔】
まとめ
スティーヴン・キング原作の海外ドラマ『キャッスルロック』第4話【新たな惨劇】のあらすじとネタバレ感想をまとめました。
ひきつづき、第5話【放たれた悪魔】以降も情報アップしていくので、楽しみにしていてくださいね。
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