ヨアン・グリフィズ主演海外ドラマ『フォーエバー ドクターモーガンのNY事件簿』第6話【切り裂きジャック】のあらすじネタバレと感想をまとめています。
前回はこちら
⇒ ドクターモーガンのNY事件簿の第5話【繰り返す歴史】
ドクターモーガンのNY事件簿の第6話あらすじネタバレと感想【海外ドラマ】
第6話【切り裂きジャック】
殺人事件の模倣犯
切り裂きジャックやブラックダリアなど、歴史上、悪名高い殺人事件の模倣犯の登場が今回の物語の中心です。
かつて、ヘンリー・モーガン(ヨアン・グリフィズ)は、19世紀末のロンドンで切り裂きジャックの被害者の検死を行っており、彼の不老不死という設定がここで大いに生かされています。
しかも、この時のモーガンの活躍がきっかけとなり監察医制度が創設されたのです。人知れず、彼が歴史に名を残すという余談までついてきました。
以前、自身が監察医として捜査に関与した殺人事件の模倣犯が登場したことから、事件に関するモーガンの記憶がフラッシュバックとして蘇るのです。
さらにモーガン以上に生き続けている謎の不老不死の人間アダムが登場してくる点で、監察医としてのモーガンの物語、不老不死のモーガンという人間の物語がリンクし面白い回となっています。
模倣犯は意外な人物
余りにも過去の事件の手口をそっくりに模倣していることから、過去の事件と全く同一の人物が再登場してきたかのように思わせる展開です。
しかも最初の事件の遺体発見現場に、謎の不老不死の人物アダムがモーガンに電話をかけてきていることから、この人物が犯人ではないかと思わせ続けます。
しかし、実際には、過去の事件を題材にした漫画『ソウル・スラッシャー』を参考にした人物による犯行でした。容疑者発見の手がかりとなったのは、ネット上の漫画のファンサイトの書き込みです。
過去の事件の犯人が現代に生き続け再度、犯行を犯したという見立てにとらわれていたのですが、ネットという、いかにも現代を象徴するようなツールにヒントがあったという展開は、物語の中で過去から現代への大きな変化に気付かされます。
また、当初はサイコパスの青年デヴィン(ミック・ヘイズン)が容疑者として逮捕され、彼の犯行は確実視されていたのですが、実は彼の父親マーク(ポール・フィッツジェラルド)が真犯人であるという点も、物語を凝ったものにしていました。
謎の人物アダムは何が目的なのか?
物語のラストでは、モーガンが犯人に刺され殺されかけます。さらに犯人は人質の女性フレンチマン(ロザリンド・チャオ)にも手をかけようとしますが、後一歩のところでマルティネス刑事に射殺されました。
今にも死にかけているモーガンですが、死んでしまうところをマルティネス刑事(アラナ・デ・ラ・ガーザ)に見られてしまっては、彼の不老不死という秘密がばれてしまいます。ここに、アダムが登場し、モーガンの息の根を止めることで秘密がばれることを防ぎました。
アダムは一体モーガンに何をしたいのか、彼の狙いがどこにあるのかについて考えさせられます。仮にモーガンを殺してしまいたいと考えても、不老不死の人間を殺すのは不可能です。
あるいは、ゆっくりとモーガンをいたぶることが目的なのかもしれません。少なくとも電話での挑発的な口調からは、謎の人物がモーガンを手助けしようと考えているふしはうかがえないのです。
アダムは不気味な人物で、モーガンを常にどこかで観察し、ストーカーのようにモーガンにつきまとう非常に恐ろしい存在になっています。しかし、それ以上に謎の人物を判断する材料が全くないのが現状です。
また、今回は久しぶりにモーガンが死ぬ場面が登場しましたが、犯人の凶悪さが強調され、また死ぬ姿を見られてはならないという設定が加わったことで、非常に劇的な死であったように感じます。
気になる次回は
⇒ ドクターモーガンのNY事件簿の第7話【4人だけの秘密】
主な登場人物に関する情報は、こちらにまとめてあります。
⇒ ドクターモーガンのNY事件簿のキャストまとめ
まとめ
ヨアン・グリフィズ主演海外ドラマ『フォーエバー ドクターモーガンのNY事件簿』第6話【切り裂きジャック】のあらすじネタバレと感想をまとめました。
ひきつづき、第7話【4人だけの秘密】以降も情報アップしていくので、楽しみにしていてくださいね。