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ミステリー

ドクターモーガンのNY事件簿の第7話あらすじネタバレと感想【海外ドラマ】

ヨアン・グリフィズ主演海外ドラマ『フォーエバー ドクターモーガンのNY事件簿』第7話【4人だけの秘密】のあらすじネタバレと感想をまとめています。

カバ吉くん
カバ吉くん
久しぶりにアビゲイル(マッケンジー・モージー)の回想シーンが見られて、うれしかったぞ。もっと、出番を増やしてほしいわ。
ドラちゃん
ドラちゃん
リース警部補(ロレイン・トゥーサント)って、厳しいだけかと思ったら、意外と優しい一面があるんですね。マルティネス刑事に自分の経験を踏まえて、カウンセリングしているようだったね。

前回はこちら
ドクターモーガンのNY事件簿の第6話【切り裂きジャック】

ドクターモーガンのNY事件簿の第7話あらすじネタバレと感想【海外ドラマ】

第7話【4人だけの秘密】

ヘンリー・モーガン(ヨアン・グリフィズ)の驚異的な証拠収集能力と推理能力が遺憾なく発揮され、過去のひき逃げ事件と現在の殺人事件が一気に解決する回です。

殺人事件の動機

事の発端は、貧困医療に熱心な一人の若い医師が殺された事件にあります。貧困地区にクリニックをつくり、地域の人々に無料の医療を提供するという高潔な活動をおこなう彼ですが、人間的には、どこか影がありました。

それは過去のある時点から全く人が変わったようになり、裕福な家庭に生まれたにも関わらず親の援助を断り、親との接触を拒絶していることなどからわかります。他方で毎月、多額の寄付を慈善団体に送っていたのです。

いわゆる変わり者であり、高邁な理想を抱く医師という表の顔と実際の人格の間にかなりギャップがあることにモーガンは引っかかりを感じました。そこで彼の人間的変化や生活を足がかりにモーガンは事件の背後を探っていきます。

以上の情報だけでは、なかなか事件の核心に近づいていくのは困難です。

しかし、モーガンは被害者の葬儀に出席した際、彼が高校時代に4人の仲良しグループの1人であったことを知りました。そして、この仲良しグループの卒業旅行の日付が被害者の性格が激変した時期と一致していることを突き止めます。

裕福な家庭の子どもが通う名門私立高校の仲良しグループの過去という事実が判明した段階で、何かありそうだと感じるのは自然の流れでしょう。そこには、わがままで、ごう慢な高校生の無軌道な行動があったのではないかと感じさせるからです。

犯人特定の落とし穴

4人の過去に事件を解く鍵があるという推理は正しくもあり、間違ってもいました。

正しかったことは、4人組が卒業旅行の際に青年を自動車でひき殺した事実です。この事実から、次のような推理が成り立ちます。

彼らは事件後、10年以上にわたり事件をひたすら隠しつづけました。そして、事の重みに耐えかねた被害者の医師は、自首しようとするものの、それに反対する他の3人のうちの誰かに殺されたとするものです。

けれども、この推理は間違っていました。3人は医師の殺害に関しては、頑なに否定するのです。

しかしながら、物語を思い返しても、3人以外に犯人である可能性のある人物が見当たりません。3人以外の誰かと言われても誰も見当たらないのです。

また、名門校出のわがまま放題の子どもの犯罪という見立てに観る側がかなり引きずられていることも他の可能性を検討することを妨げます。

さらにマルティネス刑事(アラナ・デ・ラ・ガーザ)の名門校出の人間に対する偏見とも言えるほどの嫌悪感も、3人のうちの誰かが犯人であるという思い込みに意識を持っていく効果をもたらしたように感じました。

真犯人が別にいることの衝撃を効果的にするために、あえてマルティネス刑事の嫌悪感を強調したのかもしれません。

真犯人は意外な人物

判明した事実は全く異なるものでした。真犯人は、ひき逃げ事件で死亡した青年が勤務していたガソリンスタンドの店主だったのです。

店主はひき逃げ事件をネタに被害者の医師を脅迫し続け、長きにわたって金をゆすり取っていました。医師の慈善団体への寄付は、実はスタンド店主への口止め料だったのです。

そして、この口止め料を終わらせたいと考えた被害者の医師と店主が言い争ううちに、医師は殺されてしまったのが事件の真相でした。ひき逃げ事件の被害者の遺影から、この事実にいたるモーガンの推理力は驚異的です。

慈善団体の住所とガソリンスタンドの住所が同一であることから、慈善団体が口止め料の隠れみのになっていることを見極めます。

ただし、寄付を口止め料であると見抜くのは、かなりの想像力が必要です。豊かすぎるモーガンの想像力をもってしても、やや論理的に飛躍しすぎている印象を受けました。

今までとは違ったストーリー展開

ひとつの殺人事件が物語の中心になり、モーガンの推理を楽しむという構成の回は今回が初めてだったように思います。たしかにモーガンの過去のトラウマは今回も登場しますが、一貫して現在の殺人事件が物語の中心となって話が進んでいきました。

そのため、今回はモーガンの推理力を素直に楽しめる回であったと感じます。

気になる次回は
ドクターモーガンのNY事件簿の第8話【苦痛のエクスタシー】

主な登場人物に関する情報は、こちらにまとめてあります。
ドクターモーガンのNY事件簿のキャストまとめ

まとめ

ヨアン・グリフィズ主演海外ドラマ『フォーエバー ドクターモーガンのNY事件簿』第7話【4人だけの秘密】のあらすじネタバレと感想をまとめました。

ひきつづき、第8話【苦痛のエクスタシー】以降も情報アップしていくので、楽しみにしていてくださいね。