ジュリアナ・マルグリーズ主演ドラマ『ホット・ゾーン(The Hot Zone)』第3話【混乱】(原題:Charlie Foxtrot)のあらすじネタバレと感想がまとめてあります。
前回の話はこちら
⇒ ホット・ゾーン第2話【感染】
ホット・ゾーン第3話のあらすじネタバレと感想【海外ドラマ】
第3話【混乱】
焼き払われた村からヤンブク教会病院に戻った、カーター(リアム・カニンガム)とローズ(ジェームズ・ダーシー)。しかし、すでに病院の周囲は兵士たちによって封鎖されていました。
嘘をついて何とか封鎖区域に入り込んだ2人ですが、病院の外にいるシスターは「入らないで」と警告します。IDCの2人は感染症や伝染病の専門家ですし、何よりも新しい病気だったら検体が欲しいのです。
警告を無視して病院の扉を開けたカーターとローズ。彼らが見たものは、床にべっとりと記された血染めの足跡でした。
今回は”かもしれない”と”まだ確証がない”が引き起こす、言いようのない恐怖が描かれています。
得体のしれない脅威への対策は、やりすぎと言うことがありません。しかし、何でもかんでも起こりうるからと言って大騒ぎすれば、無駄なパニックを引き起こします。ある程度の恐怖を煽るのは大事ですが、その加減が実に難しいんですよね。
会議のシーンでは、この加減をどれぐらいにするかで、ナンシー(ジュリアナ・マルグリーズ)が微妙な立場に立たされています。彼女の言い分は、エボラウイルスだという前提で動くべきだというもの。
ところが、ローズは「単に緑色に発光しただけかも」と噛みついています。「もっと理性的な対応を考えましょう」というセリフは、裏を返せば”ハッキリしてないことでガタガタ騒ぐな”という意味ですよね。検疫所のブルース(マーク・ケリー)からはウイルスが検出されていませんけれど、ナンシーの言うように潜伏期間かもしれません。
しかし、ここにカーターが口を挟みます。CDCは専門家なんだというローズに対して、その専門家がエイズの処理も遅らせたんだとやり返していますね。さらに、空気感染の可能性まで持ち出したので、ますます話が厄介になっています。ちなみに、空気感染に関してナンシーは懐疑的です。
エボラウイルスは致死率が高く、感染力も驚異的です。しかし、空気感染まではしないはず・・・なのですが、ワシントン・ポストの記者がウイルスについて調べていると、フィロウイルスは変異しやすいと言っていますね。つまり、可能性はゼロではありません。
素手で触れた取っ手から、代金として渡したお札から、キスをした唇から、汗を流した風呂場から、とにかくすべての接触から感染するかもしれないのです。ただし、今のところ、エボラが広まっているという確証もないのですけれど。
現在は、事情を知っている人だけが混乱しています。しかし、マスコミがこのネタに食いついたら最後、混乱は爆発的に広がっていくでしょう。
本当にエボラウイルスで、かつ、空気感染するのであれば、今すぐに最大限の警告を発しなければなりません。今まで犯した規則違反も不法侵入も、英雄的行為になります。
しかし、そうでなかった場合は、混乱を生じさせた責任を誰かが取ることになるでしょうね。
気になる次回はこちら
⇒ ホット・ゾーン第4話【犠牲】
まとめ
ジュリアナ・マルグリーズ主演ドラマ『ホット・ゾーン』第3話【混乱】のあらすじネタバレと感想をまとめました。
ひきつづき、第4話【犠牲】以降も情報アップしていくので、楽しみにしていてくださいね。