ジュリアナ・マルグリーズ主演ドラマ『ホット・ゾーン(The Hot Zone)』第2話【感染】(原題:Cell H)のあらすじとネタバレ感想がまとめてあります。
前回の話はこちら
⇒ ホット・ゾーン第1話【襲来】
ホット・ゾーン第2話のあらすじとネタバレ感想【海外ドラマ】
第2話【感染】
第1話のラストでウェイド・カーター(リアム・カニンガム)あてに送られたファックス。そこには、エボラウイルスの写真と「モンスターが帰ってきた」の書き込みがありました。カーターがあまりにも電話を無視するので、ナンシー(ジュリアナ・マルグリーズ)が仕方なく送ったものです。
カーターはナンシーの先生であり、モンスターという言い回しはカーターが学期ごとに口にした常套句なのです。今回は、1970年代のザイールと1989年のアメリカを舞台に、モンスターの脅威が描かれています。
まず、ザイールから。
カーターと一緒に行動しているのは、通訳を兼ねた研究者のトレヴァー・ローズ(ジェームズ・ダーシー)です。2人はザイールの医師から疫病発生の報告を受けて来たのですが、報告が漠然としているので今ひとつ緊張感に欠けますね。ただし、その医師が何週間も帰っていないことを聞いた時、何か良くないことが起きていると気づいたようです。
このシーンでは、看護師がワクチンか何かを接種しています。注射して、その注射器でワクチンを吸い取り、次の人にそのまま注射・・・。これは1976年に起きたエボラ出血熱流行の原因なんですよ。
圧倒的な医療機器と情報の不足が、280名もの命を奪うきっかけとなったのです。
(参考URL:https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/342-ebola-intro.html)
カーターたちが向かったのは、エボラ川流域の村。途中で兵士に取り囲まれますが、彼らは単なる追い剥ぎではありません。疫病の蔓延を防ぐため、村を封鎖して死体を焼いていたのです。その中には、報告を送った医師も含まれていました。残酷に見えますけど、対処としてはこの時点での最善策ですね。
次に、アメリカです。
ウイルスがエボラだと確定しましたが、10年以上前のザイールと違って医療機器も豊富ですし、装備も万全ですから安心ですよね。しかし、それは情報が正確に伝わってこその話。現在、最も大きな問題は、ウイルスを体内に取り込んだ可能性のあるピーター(トファー・グレイス)が、その情報を隠していることです。
彼は匿名でHIVの血液検査をしてくれる診療所に行き、採血の方法を聞いています。さすがに検査まではさせませんでしたか。まだ、少し良識があるみたいでホッとしましたよ。
とは言え、報告しろと言うベン(ポール・ジェームズ)を妙な理屈で説得してしまったのはマズいですね。3週間の隔離は辛いと思いますけど、もし、感染していたら多くの人々を危険にさらしてしまうのですから。
軍の施設であるUSAMRIDの職員ですら、こんな具合なので、実験用の猿を管理している民間会社でも情報を隠しています。ドーナツを取らないのは、ウイルスの恐ろしさを知っているからに他なりません。
このせいで、施設を隔離するなどの対処が大きく遅れてしまいました。時間は、問題というモンスターを大きくするための餌なのです。
その証拠に、施設内ではCELL HからCELL Gの猿に感染が広がっていますし、職員の1人がエボラ出血熱の初期症状である頭痛を訴えています。ウイルスという見えないモンスターは、静かに、しかし、驚異的なスピードで成長し続けているのです。
気になる次回はこちら
⇒ ホット・ゾーン第3話【混乱】
まとめ
ジュリアナ・マルグリーズ主演ドラマ『ホット・ゾーン』第2話【感染】のあらすじとネタバレ感想をまとめました。
ひきつづき、第3話【混乱】以降も情報アップしていくので、楽しみにしていてくださいね。