海外ドラマ『キリング・イヴ(Killing Eve)』シーズン2第6話【正常位楽しんで!】(原題:I Hope You Like Missionary!)のあらすじとネタバレ感想がまとめてあります。
前回はこちら
⇒ キリング・イヴ2第5話【じゃまたね】
キリング・イヴ2第6話のあらすじとネタバレ感想【海外ドラマ】
シーズン2第6話【正常位楽しんで!】
前回、パリで何が起きたのかをヴィラネル(ジョディ・カマー)から聞いてしまったニコ(オーウェン・マクドネル)。雨の夜を彷徨った彼はイヴ(サンドラ・オー)を壁に押し付け、「愛されたいのか、脅されたいのか」と詰め寄ります。
ニコは、どうしてイヴの心が離れて行ったのかに気付いたんですね。現在、イヴが魅了されているのは、危険という状況そのもの。ヴィラネルに付きまとわれるうち、その刺激に慣れてしまったのです。
その証拠に、ニコの脅迫めいた態度がイヴに火を付けました。その後は随分と激しくお楽しみだったようです。
しかし、ニコはそんなイヴに付いて行けず、ジェマ(エマ・ピアソン)の所に去ってしまいます。ヴィラネルが望んだ展開そのものじゃありませんか。
ゴーストから自白を引き出した実績を買われ、今やMI6の協力者となったヴィラネル。今回は、アーロン・ピール(ヘンリー・ロイド=ヒューズ)の妹アンバー(シャノン・ターベット)に接近するのが任務です。
狩人と獲物の関係だったヴィラネルとイヴが、下請けとは言え仕事仲間になったんですよ。まるで【007の様なスパイ道具】に興味津々のイヴをたしなめるヴィラネルだなんて、今まで想像ができたでしょうか。
そして、今回は、ヴィラネルがサイコパスとしての能力を思う存分、発揮しています。目的のためならば、まったくためらわず嘘をつき、嘘の世界を完全に演出してみせるのです。
今回の設定は、”ニューヨーカーのビリー”として断酒の自助グループ(通称AA。アルカホリック・アノニマス)に参加するのですが、ちょっと引っ張り上げるようなアクセントなども含め、嫌味ったらしいニューヨーカーそのものになっています。
そして、イヴのことを自分の体験のように話すヴィラネル。でも、自助グループの人たちに嘘だと見抜かれてしまいました。
いくらサイコパスが嘘をつく達人と言っても、自助グループはそういう人をたくさん見ています。依存症患者はすぐにバレるような嘘と言い訳で自分をごまかしますから、見抜くことにも慣れているんですよ。
と、ここまでがヴィラネルの作戦。
彼女はアルコール依存症患者になりきるため、一旦、バレバレの嘘をついてみせたのです。見え透いた言い訳をする依存症患者が、その後、涙ながらに真実を語る。この揺り戻しで見事にアンバーとの信頼関係を築きました。
「アノニマスなのにメンバー同士で交流するな」と注意した人を、わざわざイヴに見せつけながら始末することも忘れません。
疑わせてから信頼させ、さらに目の前で偶然の悲劇を演出することにより、ヴィラネルはアンバーの心をすっかり掌握したのです。
アーロンへのアプローチも上手いですよね。常に周りを下に見ている彼に、新鮮な刺激を提供したじゃないですか。アーロンは、誰もが媚びへつらう自分を辞書でぶん殴ったのがどんな女なのか、徹底的に知りたくなったはずです。
香水から名前を取ったヴィラネルですが、その正体は”イケナイ薬”。彼女を知ったが最後、もう二度と宣教師のように慎ましく生きることなどできません。刺激を、そしてもっと強い刺激を求め続け、ついにはヴィラネル依存症になってしまうでしょう。
彼女に関わって、生きていられればの話ですけど。
気になる次回はこちら
⇒ キリング・イヴ2第7話【覚醒したかも】
まとめ
海外ドラマ『キリング・イヴ』シーズン2第6話【正常位楽しんで!】のあらすじとネタバレ感想をまとめました。
ひきつづき、シーズン2第7話【覚醒したかも】以降も情報アップしていくので、楽しみにしていてくださいね。
キリング・イヴの動画情報やエピソード一覧は、こちらにまとめてあります。
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