海外ドラマ『キリング・イヴ』第8話(最終回)【疲れちゃった】(原題:God, I’m Tired)のあらすじとネタバレ感想がまとめてあります。
前回はこちら
⇒ キリング・イヴ第7話【自由はイヤ】
キリング・イヴ第8話(最終回)のあらすじとネタバレ感想【海外ドラマ】
第8話【疲れちゃった】
これ、第1シーズンの最終回ですよね。
それなのに、ここまで見事に何もわからず終わるとは思ってもみませんでした。トゥエルヴの実態、キャロリン(フィオナ・ショウ)が敵なのか味方なのか、コンスタンティン(キム・ボドゥニア)が結局は何者だったのか・・・。
『キリング・イヴ』は一切合切、投げっぱなしにしているのですけど、なぜだか面白いのです。不思議なドラマですよね。
今回は、ヴィラネル(ジョディ・カマー)と女の子が一緒に道を歩くシーンから始まっています。第1話でも女の子が出てきましたけど、今回の女の子はずいぶん賑やかですね。
それだけではなく、ヴィラネルとは漫才コンビのようなやり取りになっています。やりたい放題のヴィラネルを困らせるこの女の子こそ、コンスタンティンの娘のイリーナ(ユリ・ラゴディンスキー)。
イリーナの態度は、まったく人質っぽくありません。かと言って単なるわがままでもなく、協力すべき時はしっかりとパートナーの役割を果たします。一緒にヒッチハイクをして、一緒に泥棒もする。この2人を見ていると、まるで奇妙なロードムービーを見ているようです。
コンスタンティンは娘のことを「手に負えない」と言ってますけど、サイコパスを振り回す女の子は、手に負えないどころの話じゃありません。
子供とは思えないほど堪能な語学は、間違いなくコンスタンティンに仕込まれたものでしょう。二人でどれぐらいの言語を話せるか自慢しあった後、同じ教えを口にするシーンもありますし。
ヴィラネルもイリーナもコンスタンティンに育てられた女ですけど、コンスタンティンは女を手に負えない性格に仕立て上げる才能の持ち主かもしれません。とすれば、まったく出てこない「巨体」の奥さんは相当キツイ性格なんじゃないですかね。
コンスタンティンの女難は、まだまだ続きます。
イヴ(サンドラ・オー)と一緒にアンナ(スーザン・リンチ)のところに向かう際中、イヴがずっとグローブボックスの取っ手をカチャカチャ弄んでいますよね。コンスタンティンはこの動作にイライラしっぱなしですが、この落ち着かなさはヴィラネルとまったく同じ。
とにかくコンスタンティンの周りには、常に女性の影が絶えません。一見、ハーレムにいるスルタンのようですが、こんなドぎつい女に囲まれていたら、神経がすり減ること間違いなしです。
最終回ですから、もちろん、どぎつい主人公2人は直接対決と相成ります。パリのアパートをめちゃくちゃに荒らすイヴと、そこに現れたヴィラネル。
互いに相手のことが気になって仕方がない2人は、一旦、一緒に寝っ転がったりして良い感じ。そして、そこからの殺し合い。ヴィラネルに大怪我をさせておいて、必死に助けようとするイヴ。
目まぐるしく展開する一連のシーンは、強烈なハイテンション、かつハイスピード。これぞドラマ『キリング・イヴ』の真骨頂です。
あっという間の8話を見終えて思うのは、このドラマは、とにかく女をグイグイ前に出す作品だと言うことでしょうか。対して、男にはほとんど活躍の場がありません。最もしたたかな男であるコンスタンティンすら、結局やられ役なのですから。
それなのに男の私が見ても痛快に感じるのは、きっとあらゆる年代の”スゲェ女”がバンバン登場するから。濃いキャラクター同士を惜しげもなくぶつけ合うので、暗殺組織の謎なんかどうでもよくなってしまうんですよ。
ドラマ『キリング・イヴ』シーズン2も、このテンションで続けてもらいたいと思います。
気になる次回はこちら
⇒ キリング・イヴシーズン2第1話【死体棄てられる?】
まとめ
海外ドラマ『キリング・イヴ』第8話(最終回)【疲れちゃった】のあらすじとネタバレ感想をまとめました。
ひきつづき、シーズン2第1話(原題:Do You Know How to Dispose of a Body?)以降も情報アップしていくので、楽しみにしていてくださいね。
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