海外ドラマ『FBI:特別捜査班』第22話(最終回)【対決の時】(原題:Closure)のあらすじとネタバレ感想がまとめてあります。
前回の話はこちら
⇒ FBI特別捜査班第21話【隠された顔】
FBI特別捜査班第22話のあらすじとネタバレ感想【海外ドラマ】
第22話(最終回)【対決の時】
いかにもビジネスマンといった感じの男が、仕事に出かけようとしています。
前を歩いている女性は、前回、最後の方に登場したアンジェラですね。
彼女のすぐ後ろまで近づいた男は、車のリモコンキーでトランクを開け、間髪入れずにアンジェラを押し込んでしまいました。
彼は確かに仕事に出かけていたのです。
ただ、彼の仕事が殺し屋だったというだけ。
ジェイソン殺害の手掛かりとしてアンジェラと接触していたマギーは、当然、この事件に関わろうとします。
しかし、”夫殺しに関わっていたかもしれない被害者”の捜査に、まったく私情を挟まずに取り組むことができるのか。
FBI捜査官として、そして、夫を殺された妻として、マギーは事件の黒幕を追うのです。
今回が、第1シーズンの最終回になります。
という事で、ここからはシーズン全体をまとめてみましょう。
まず、かなり面白いドラマでした。すでに続編もありますし、スピンオフまで製作されたのも頷けます。
1話完結としてしっかりと事件を解決しながらも、単なる「面白かった」では終わらず、視聴者にある程度、考える余地を残す。
この形式はディック・ウルフの得意技ですね。
社会に深々と根を食い込ませている、犯罪組織や差別などの問題。
これらについて、ドラマを見終わった後で家族と話したりした人もいることでしょう。
登場人物も魅力的でしたね。
9.11以来アラブ系に付きまとうテロリストのイメージに苦しみつつ、時には同胞の捜査もしなければならないOA(ジーコ・ザキ)。
気丈に振舞いつつも、夫の死から立ち直れていなかったマギー(ミッシー・ペリグリム)。
一見、軽そうな言動が多いのに、アルコール依存症と戦いながら主任補佐官の激務をこなしているジュバル(ジェレミー・シスト)。
分析官としての仕事をパーフェクトにこなしながら、それでもキャリアのステップアップをしようとしていたクリステン(エボニー・ノエル)。
上層部と名のつく者すべてに通じる人脈を保ちながら、主任捜査官としての多忙な業務をこなしつつ、部下1人1人の心にまで目を配っていたデイナ(セーラ・ウォード)。
単に事件を解決するのではなく、その陰に隠れた黒幕をあぶりだすというドラマのコンセプト同様、キャラクターもそれぞれ裏の事情を持っていたのが印象的です。
人物像を作り込んであるのに、それを前面に押し出し過ぎることもありませんでした。
だからこそ、たまに見せる素顔がしっかりと心に残るのでしょう。
そして、全員に共通していたのが”FBIの一員として正義を守っている”という誇りですね。
『FBI』という至ってシンプルなタイトルを、登場人物全員がしっかりと表現してくれました。
第1シーズンを通して描かれていたジェイソンの事件が解決したので、第2シーズンではOAの方にもっとスポットライトが当たるのかもしれません。
そして、残念な事になってしまったデイナの後任が誰になるのか。
ここら辺も次のシーズンの楽しみになるでしょう。
アメリカでは既にシーズン3も決定していますから、このシリーズも息の長いものになるかもしれませんね。
まとめ
海外ドラマ『FBI:特別捜査班』第22話(最終回)【対決の時】のあらすじとネタバレ感想をまとめました。
ひきつづき、シーズン2以降も情報アップしていくので、楽しみにしていてくださいね。
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