海外ドラマ『CSI:科学捜査班』のの感想と評価をご紹介します。
CSI科学捜査班の感想と評価【海外ドラマ】
『CSI科学捜査班』は、科学やテクノロジーを駆使した犯罪捜査をテーマにしたドラマです。
2000年から公開され、元祖科学捜査ドラマとも言える存在となっています。
今では、『BONES』、『NCIS』、『クリミナル・マインド』などの刑事ドラマ・犯罪ドラマにおいて科学捜査や最先端テクノロジーを駆使した捜査方法は当たり前のものとして描かれています。
その大元になっているのが『CSI科学捜査班』の科学捜査なのです。
『CSI科学捜査班』はシーズン数が15と、長寿ドラマの一つに数えられていますが、大きく分けて以下の3つの時代に分けることが出来ます。
- ギル・グリッソム博士時代
- レイモンド・ラングストン博士時代
- D・B・ラッセル博士時代
その中でも特に面白いのが、初期の頃、つまりグリッソム博士時代なのです。
それは、グリッソム博士(ウィリアム・ピーターセン)というキャラクターが実に素晴らしいものであるが故かもしれません。
グリッソム博士という人は、「(この仕事に)感情は無用。証拠が全て。」をテキストブック通りに実践する人物です。
非常に頭が回り、いつでも冷静な対応ができます。
本当にいつでも、何が起こっても冷静なのです。
部下がヘマした時や部下が感情に流されて暴走した時ですら、声を荒げることなく冷静に怒ります。
しかし、不思議と「冷静過ぎて感情がないのでは?」という疑問が頭をよぎることはありません。
部下想いな一面が描かれていたり、非常に面倒見の良い面が描かれていたりするせいでしょう。
人徳も備えた立派な人、そんな印象を与える人物なのです。
そんな彼が主任を務めているため、彼のラボは科学捜査一筋になっています。
証拠を洗い出すことが全て、自分たちが聞き込み捜査などに加わることはありません。
裏方に徹する、この姿勢を崩さないのが元祖『CSI科学捜査班』の特徴でもあります。
ところで、『CSI科学捜査班』はその人気からいくつもスピンオフが発表されてきました。
そのスピンオフシリーズの『CSIニューヨーク』、『CSIマイアミ』などでは、ラボの地味な作業が淡々と描かれるというよりは、自分たちも独自に捜査に乗り出す場面が多く描かれているのです。
その分、グリッソム博士が律するところの「感情」に支配されて、暴走するキャラも目立ちます。
それはそれで面白いという人もいるのかもしれません。
しかしながら、『CSI科学捜査班』は捜査を支える裏方仕事をクローズアップしているドラマなのです。
ですから、ラボの地道な作業がしっかり映し出されている方が面白く感じます。
犯人逮捕の華麗な仕事は刑事の仕事と割り切って、自分たちは暗いラボの中で黙々と証拠と向き合い、犯罪を暴く手伝いをするというのを頑なに守っているんです。
そういう枠組みのドラマだからこそ、長寿ドラマとして大成したのだとも思います。
まとめ
海外ドラマ『CSI科学捜査班』の感想と評価をご紹介しました。
映画『アルマゲドン』や『パイレーツ・オブ・カリビアン』など多くのヒット作品に製作スタッフとして参加しているジェリー・ブラッカイマーが製作総指揮しているドラマです。
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