海外ドラマ『マーベル クローク&ダガー(原題:Cloak & Dagger)』第9話【試練】のあらすじネタバレと感想がまとめてあります。
また、ドラマ内で使われている音楽(BGM)もご紹介しました。
前回はこちら
⇒ クローク&ダガー第8話【追悼】
クローク&ダガー第9話のあらすじネタバレや感想とBGM【マーベルドラマ】
第9話【試練】
衝撃の展開とは、まさしく今回のようなストーリーです。
シーズンラスト前になって、ここまで詰め込んでくるとは思いませんでした。やってくれますね。
今までの進行の遅さを、完全に忘れてしまいました。
クローク&ダガー第9話のあらすじネタバレ
タンディとタイロンは前回、目標を成し遂げました。
しかし、その結果は予想に反するものでした。そのため、反動とも言える行動を取るようになります。
タンディは、父親の裏の顔を知った反動から逃避グセが戻りました。
そして、麻薬以外で快楽を得る方法を思いつくのです。それは、他人の希望を奪い、味わうというものでした。
それだけでは満足しない彼女は、元カレを保釈します。彼は捕まって以来ずっと、警察に収監されていたのです。
しかし、彼は隠れ家の教会から、お金と共に消えてしまいます。
その後、自宅へ戻った彼女は試練が待ち受けていました。母親を人質にされ、命を狙われることになってしまうのです。
タイロンは家族と共に、警察へ出向きます。
そこでは、兄の殺害についての、今後の捜査が説明されました。しかし、それは彼の納得できる内容ではありません。
そのため、彼は両親や同級生に、八つ当たり的な行動を取ってしまいました。
その後、自宅へ戻った彼にも、試練が訪れます。オライリーの恋人を殺した犯人に仕立て上げられ、追われる羽目となってしまうのです。
エヴィータはシャンテールの頼みで、もう一人の英雄を探すことになります。
そして、偶然、学校に現れたタンディが、その人物だと気づきました。驚いて自宅へ戻った彼女は、タンディの人形を作り始めるのです。
恋人を失い落ち込むオライリーの前に、釈放されたコナーズが現れます。
彼女は怒りから、彼を棒で殴りつけます。しかし、コナーズに反撃され、倒れ込んでしまいました。
その後、警察無線で流れてくる情報に、彼女は耳を疑います。タイロンが恋人の殺害犯として、追われる身となっていたのです。
ミーナはタンディを、食事に招待します。そして、ロクソン社で一緒に働くことを提案します。
しかし、それに怒ったタンディに、自身の希望を奪われる結果になってしまいます。
その後、リグの不具合の連絡を受けたミーナは、現場へと向かいました。しかし、彼女の目の前で、暴発が起きてしまいます。
そして、偶然、そこにいた作業員がエネルギーを浴びて凶暴化してしまうのです。
今回の内容は、シーズンラストのお膳立てとして、完璧ですね。
特に中盤以降、臨場感と緊迫感に溢れ、ハラハラドキドキの連続でした。
とはいえ、デルガド神父の英雄に関する授業は何だったのでしょうか?
そんな説明は要らないので、早くストーリーを進めてと、言いたくなりました。無意味な演出とまではとは言いませんが、少し邪魔でしたね。
クローク&ダガー第9話の登場人物
今回は、主人公たちの行動がガラリと変わりました。
タンディ・ボウエン / ダガー(Tandy Bowen / Dagger ) – 光の能力を持つ主人公 – オリビア・ホルト(Olivia Holt)
タンディの開発中の新しい能力、ちょっと怖いのですが・・・。
まるで、人の生気や血を栄養とする、妖怪や吸血鬼のように見えます。相手の希望を奪った瞬間の表情には、少しゾッとしました。
ドラッグ依存者が、陶酔した時と同じです。これはタンディの逃避グセの現れで、ドラッグ代わりなのでしょう。
本当の麻薬を使うよりは、健康的なのかもしれませんが・・・。
しかし、能力の悪用や乱用には、しっぺ返しがつきものです。このまま、お咎めなしで済むとは思えません。
また、母親を人質に取られ、命を狙われている状態から、どう脱却するのでしょうか?
考えれば考えるほど、面白い展開になりそうですね。
タイロン・ジョンソン / クローク(Tyrone Johnson / Cloak) – 闇の能力を持つ主人公 – オーブリー・ジョセフ(Aubrey Joseph)
タイロンの言っていることは、たしかに正論です。周囲や社会に対して、反発したくなる気持ちは分かります。
また、兄の死に関して突き詰めて考えると、原因を作ったのはタイロンです。彼が盗みさえしなければ、兄は死なずに済んだのかもしれません。
兄の友人の死に関しても同じです。タイロンがもっと自重して行動をしていれば、防げたかもしれません。
コナーズは、確かに悪人です。しかし、彼を悪徳警官へと導いた原因は、タイロンにもあると言えるでしょう。
すべてを他人の責任にする前に、自分自身を見つめ直して欲しいと思いました。つまり、もっと現実を見るべきです。
今のままでは、単なる絵空事にしか聞こえません。子供だから仕方がないというより、甘えすぎだと思います。
両親がどれだけ必死に守ってきてくれたのか?
その有り難みを、まず感じなさいと言いたくなりました。
オライリー捜査官(Brigid O’Reilly) – コナーズの汚職を捜査する警官 – エマ・ラハーナ(Emma Lahana)
恋人を失ったショックのあまり、酒浸りになってしまいます。惨殺された現場を見ているだけに、仕方がありませんね。
また、コナーズが犯人だと分かっているだけに、許せない気持ちも大きいはずです。忠告を無視し、深入りしてしまった自分を責めていることでしょう。
とはいえ、オライリーはタイロンを助けに向かうのでしょうか?
これは2人を始末するための罠とも考えられます。かなりショッキングな展開となっただけに、気になりますね。
コナーズ警部(Connors) – タイロンの兄を殺した悪徳警官 – J・D・エヴァーモア(J. D. Evermore)
あっさりと釈放されていて驚きました。また、彼がオライリーに暴行をしても、誰も彼女を助けません。
逆に、彼の周囲に家来のように集まっていました。つまり、警官の多くは、彼の仲間だったということになります。
警察署内の腐敗具合は、思った以上に根が深そうです。ある程度、予想はしてたとはいえ、一筋縄では解決できそうにありませんね。
アディナ・ジョンソン(Adina Johnson) – タイロンの母親 – グロリア・ルーベン(Gloria Reuben)
アディナは今まで、夫やタイロンからすると、冷酷な母親にしか見えなかったかもしれません。
しかし、彼女の本心が、今回やっと分かりました。亡くなった息子ビリーに無関心な行動は、全てタイロンのためだったのです。
これは、白人社会で黒人が生き抜くための、仕方がない行動だともいえます。つまり、ビリーを想う気持ちを抑えて、いつもタイロンを守ろうとしていたのです。
一番辛かったのは、きっとアディナのはずです。考えてみると、ほんとうに強い女性ですね。
こうゆう母親を持ったタイロンが、少し羨ましくも感じました。
エヴィータ・フィシラー(Evita Fusilier) – タイロンのガールフレンド – ノエル・レニー・ベルシー(Noelle Renee Bercy)
叔母のシャンテールの霊的能力を、強く引き継いでいると考えられます。そのため、エヴィータの希望の世界に入り込んだタンディを、振り払うことができたのです。
そして、二人の英雄が誰なのかを知ることとなりました。タイロンとの繋がりは自分よりも、タンディとのほうが強いと知ってしまったのです。
タイロンへの気持ちを考えると、エヴィータにとっては辛いかもしれませんね。
シャンテール(Chantelle) – ブードゥーの占い師で、エヴィータの叔母 – アンジェラ・デービス(Angela Davis)
彼女の占いは本物ですね。ロクソン社が元凶だとも、突き止めました。
また、この地に降りかかる厄災を防ぐ方法を知っている可能性もあります。
次回あたり、姪のエヴィータと一緒に大活躍しそうで楽しみです。
ミナ・ヘス(Mina Hess) – ロクソン社に務める博士 – アライ・マキ(Ally Maki)
ミナの希望の世界には、少し唖然としました。植物や花が咲き誇る、自然が一杯の世界です。
このことからも、彼女の人柄の良さが伝わってくるように思いました。
しかし、その希望をタンディが奪った後は、怖かったですね。今まで大事にしていた蜂をゴキブリのように一撃で殺します。
これは、希望を奪われた人間がどうなるかを上手く表現していたと思います。
とはいえ、凶暴化した人間から、ミナは逃げられるのでしょうか?
彼女は現在のリグの設計を、一番良く知る人物です。それだけに、気になって仕方がありません。
ドラマのキャストに関する情報は、こちらにまとめてあります。
⇒ クローク&ダガーのキャストを画像と動画でまとめて紹介
クローク&ダガー第9話で使われている音楽(BGM)
このドラマで使われた気になる音楽をまとめています。
Boogeyman(2018) – DEAD POSEY/デッド・ポジー
アメリカのロックシンガーによる、格好の良い曲です。オープニングでシャンテールが、占いをしながら彷徨うシーンで使われていました。
Trigger(2018) – RUELLE/ルエル
アメリカのエレクトロニック系シンガーソングライターによる、『クローク&ダガー』サウンドトラックの収録曲です。オライリーが恋人の殺害現場で、証拠を探すシーンで使われていました。
Freak Like Me(2017) – NoMBE
アメリカの音楽プロデューサーによる、格好の良い曲です。タンディが他人の希望を奪い取るところを、初めて見せたシーンで使われていました。
Demons(2018) – CAMPFIRE/キャンプファイアー
アメリカのヒップホップ系アーティストによる、軽快な曲です。タイロンが同級生と喧嘩をするシーンで使われていました。
Hard Life of Ivan MacRae(2008) – BARLEYJUICE/バーレイジュース
アメリカのケルト系ロックグループによる、軽快な曲です。オライリーがパプで、お酒に溺れるシーンで使われていました。
The Fear(2016) – THE YEARS/ザ・イヤーズ
ロック系アーティストによる、雰囲気のある曲です。エヴィータが、タンディの人形を作っているシーンで使われていました。
クローク&ダガー第9話を観終わった感想
シーズン1の最終回まで、あと1話となりました。
この場に来て、この展開とは嬉しいような悔しいような、複雑な気持ちです。欲を言えば中盤にも、今回のようなストーリーが欲しかったと思います。
そうすれば、もっと楽しめた気がしてなりません。悪く言えば、出し惜しみし過ぎという感じでしょうか・・・。
しかし、良いように言えば、抑えどころを心得ていると言えます。
シーズン2に繋げることを考えると、これで良いのかな?とも思いました。
とはいえ、今までで最高の出来栄えだったことは、間違いがありません。来週が待ち切れないですね。
また同時に、この展開で、あと1話と思うと、残念でなりません。
気になる次回は
⇒ クローク&ダガー第10話(最終回)【英雄への道】
まとめ
マーベルドラマ『クローク&ダガー』の第9話【試練】のあらすじネタバレや感想をまとめました。
また、ドラマ内で使われている音楽(BGM)もご紹介しています。
気になる第10話(最終回)【英雄への道】以降も情報アップしていくので、お楽しみに♪
動画に関する情報は、こちらにまとめてあります。
⇒ 海外ドラマ『マーベル クローク&ダガー』の動画配信を視聴する方法