スティーヴン・キング原作の海外ドラマ『アウトサイダー(The Outsider)』第6話【ユダヤの吸血鬼】(原題:The One About the Yiddish Vampire)のあらすじとネタバレ感想がまとめてあります。
前回の話はこちら
⇒ アウトサイダー第5話【涙を飲む者】
アウトサイダー第6話のあらすじとネタバレ感想【海外ドラマ】
第6話【ユダヤの吸血鬼】
ある程度、調査が進み、ホリー(シンシア・エリヴォ)は一旦、戻って報告会をすることになりました。
夜行バスで帰途についたホリーは、まだトレイシーとヒースに関して調べています。
でも、Wi-Fiが途切れて、メールも調べものも中断。
少し気が抜けたのか、彼女はそのまま眠ってしまったみたいです。
閉じた瞼の下で目が動いていますから、ホリーは夢を見ていたのでしょう。
バスの後部に向かう通路に男がひとり立っているので、ホリーは彼に「すみません」と声を掛けます。
ふり向いた男の顔には、撃たれた跡が生々しく残っています。
彼に促されて前方を見れば、バスの進路をトラックが塞いでいるじゃないですか。
慌てて運転手に「バスを止めて」と声を掛けますが・・・。
全ては幻覚でした。
もしも、この騒ぎで運転手が少しでも操作を誤っていたら、大事故になっていたでしょう。
もちろん、運転手に声を掛けるために立ち上がっていたホリーが無事で済んだはずがありません。
どうやら、敵は正体を知られたくないようです。
ここで、今回の見どころを2つ挙げておきましょう。
まずは、ホリーの報告会ですね。
ホリーが到着する前から、不可解な事件に関する様々な意見が飛び交っています。
どうやって、1人の人間が2か所同時に存在するように見せたのか、あまりにも謎が強烈すぎて、レックス・ルーサー(スーパーマンに登場する敵役)の名前まで出る始末。
要するに、まったくお手上げの状態です。
噂の名探偵がこんな状況を打破してくれるはずだと、全員が期待していたことでしょう。
ところが、ホリーの報告は荒唐無稽そのもの。
民話の怪物エル・クーコが実在して、次々に姿を変えながら子供を殺しているというのですから。
ハワード(ビル・キャンプ)は呆れかえり、グローリー(ジュリアンヌ・ニコルソン)は怒りのあまり「Fuckin’○○」を連発しています。
夫の無実を証明するか、逆に殺人犯だと納得せざるを得ないような証拠を期待していたのに、”お化けが子供を食べてます”なんて言われればキレるのは当然のこと。
次は、ジャック(マーク・メンチャカ)が暴力を受けるシーンです。
「ジャッキーボーイ」と彼を呼んだのは、ジャックの母親(デニー・ディロン)――死んでいますが――です。
スティーヴン・キングって、”ジャッキーボーイ”の親に暴力を振るわせるのが好きなんでしょうか。
『シャイニング』のジャック・トランスもそんな設定でしたし。
ともかく、ジャックは激しい暴力を受け続けます。
飛び掛かって殴る蹴るの暴行を加え続ける母親ですが、シーンが切り替わるとジャックは1人で勝手に殴られたような動作をしながら呻いているばかり。
彼を殴っているのは幻影ですが、ジャックの腫れあがった目蓋や切り傷はすべて本物。
メチャクチャになった部屋には、あちこちに血染めの手形がついています。
手形のついている位置が低いので、ジャックは血みどろになりながら這いずり回っていたのでしょう。
幻の母親から逃れようとして、一晩中ずっと・・・。
さて、ホリーの報告を切っ掛けに主要なキャラクターが2つのグループに分かれました。
1つはハワードとグローリーを始めとする「民話の化物なんてばかばかしい」グループ。
そして、もう1つは、ジーニー(メア・ウィニンガム)やユニス(ユル・ヴァスケス)を含む「子供を食べる怪物は実在するかもしれない」グループです。
ラルフ(ベン・メンデルソーン)は今のところ「ばかばかしい」グループに所属していますが、なんだか少し揺らいでいるようにも見えますね。
妻が見たというのなら、もしかすると・・・なんて思っているのでしょうか。
エル・クーコが次の変身を遂げるまで、あまり時間がありません。
ホリーやラルフがそれを見つけるのが先か、次の犠牲者が出るのが先か。
どちらにしろ、今はホリーの無事を祈るばかりです。
気になる次回はこちら
⇒ アウトサイダー第7話【葛藤】
まとめ
海外ドラマ『アウトサイダー』第6話【ユダヤの吸血鬼】のあらすじとネタバレ感想をまとめました。
ひきつづき、第7話【葛藤】以降も情報アップしていくので、楽しみにしていてくださいね。
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