スティーヴン・キング原作の海外ドラマ『キャッスルロック』第10話(最終回)【罪の報い】のあらすじとネタバレ感想がまとめてあります。
前回はこちら
⇒ キャッスルロック第9話【ヘンリー・ディーヴァー】
キャッスルロック第10話(最終回)のあらすじとネタバレ感想【スティーヴン・キング海外ドラマ】
第10話【罪の報い】
ついに最終話を迎えた『キャッスルロック』シーズン1。驚愕の事実が明かされた第9話から、一体どのようなラストを迎えるのか。
面倒なことにヘンリー・ディーヴァーが2人登場しますので、異世界から来た実子のヘンリーは、また青年と言う表記に戻します。
留置場のシーンでは、青年が囚人たちからニック・ケージと呼ばれていますよね。刑務所の中では、お互いにあだ名をつけて呼ぶのが常の様です。番号よりはマシですし、本名を明かしたくない人もいるでしょうから。
檻の中の檻に入っていた青年にケージが付くのは納得できます。では、”ニック”はどこから来たのか。ニックはニコラスの愛称ですよね。つまり、ニック・ケージはニコラス・ケージ・・・ニコラス・ケイジは架空の世界ですら有名なのです。
どんなあだ名を付けたとしても、青年の能力の前では関係ありません。元々、刑務所に入るような荒くれた連中ですから、狭い所で青年の影響を受けたら殺し合いが始まるのは目に見えています。
そして、町中にあふれ出す狂気。青年にはヘンリーの協力を必要としています。なぜなら、スキスマが聞えるヘンリーでなければ見つけられないものがあるからです。どんどん強くなる耳鳴りとともに歪んでいく空間。よみがえる、幼い日の記憶。
そして、1年後、ヘンリーが街を守っています。しばらくは、キャッスルロックに平穏な日々が戻るでしょう・・・青年には何の救いもありませんけれど。
とまあ、案外ときれいに終わっています。なんとなく元の木阿弥に見えますけど、キングらしいエンディングですよね。
キングらしさと言えば、ジャッキー・トランスの存在もその1つでしょう。彼女の正体は、オーバールックと言う小説を執筆中のメガネが似合う小説家です。
『IT』でもメガネの小説家が出てきましたけど、これって、やっぱりキング本人がモデルですよね。ついに自分を女体化してしまったのかもしれませんよ。
キャスティングも絶妙です。
青年を演じていたのは『IT “それ”が見えたら、終わり。』でペニーワイズを演じたビル・スカルスゲールドですし、ルースには『キャリー』のシシー・スペイセクが起用されています。
シーズン2では『ショーシャンクの空に』のティム・ロビンスも出演することになっていますね。
『キャッスルロック』はスティーヴン・キングのファンには当然、おすすめするまでもなく、間違いなくチェックしているドラマでしょう。でも、できればキングを知らない人にこそ見て欲しいドラマです。
もし、このドラマが気に入れば、一気にスティーヴン・キングの世界が広がりますからね。『シャイニング』を見て”このトランスっていう人は・・・”とか、『IT』を見て”こっちも27年周期だ”とか、色々な発見を楽しめるはず。
様々な作品が交差するキャッスルロックの町は、数多くのキング作品へと繋がる入り口にもなるのですから。
映画『IT/イット“それ”が見えたら、終わり。』については、こちらにまとめてあります。
⇒ IT/イットそれが見えたら終わりの動画情報とネタバレ感想
気になるシーズン2はこちら
⇒ キャッスルロック2第1話【偶然と必然】
まとめ
スティーヴン・キング原作の海外ドラマ『キャッスルロック』第10話(最終回)【罪の報い】のあらすじとネタバレ感想をまとめました。
ひきつづき、シーズン2以降も情報アップしていくので、楽しみにしていてくださいね。
キャッスルロックの動画情報やエピソード一覧は、こちらにまとめてあります。
⇒ キャッスルロックの動画配信を無料視聴する方法