ライアン・エッゴールド主演の海外ドラマ『ニュー・アムステルダム 医師たちのカルテ』第12話【見落とし】(原題:Anima Sola)のあらすじとネタバレ感想がまとめてあります。
前回の話はこちら
⇒ ニュー・アムステルダム第11話【椅子の座り心地】
ニューアムステルダム第12話のあらすじとネタバレ感想【海外ドラマ】
第12話【見落とし】
マックス(ライアン・エッゴールド)の部屋には、すでにベビー用品がたくさん届いています。布おむつやら、鼻水を吸い取る器具やら、品名が読めない機械まで。
ジョージア(リサ・オヘア)と一緒に要る物、返品する物、とりあえず取っておく物に分類している様子は、子供の誕生を待つ幸せな夫婦そのもの。
病院でも、マックスは精力的に仕事をこなしています。バックに流れる『Walking On Sunshine』の明るさとテンポのせいで、これまでよりも元気に見えてしまいますよね。でも、突然、BGMがスローダウンし、嘔吐するマックス。
化学療法が体にかける負担の大きさは、マックスの予想を上回る物でした。吐き気止めで対処はできますけれど、この後に待っている放射線治療は喉を焼くようなものです。
シャー(フリーマ・アジェマン)プいわく、痛みで何も食べられなくなるとの事。こんな問題を抱えたまま、まともに仕事を続けていけるのでしょうか。
“こんな問題を抱えたまま~”に関しては、あと2人、該当しますけど、その前に1つ挙げておかなければならないシーンがありますね。
レイノルズ(ジョッコ・シムズ)の部屋は、以前の部長である”メリット”の表札がかかったままになっています。この交換に訪れた名もなき”メンテナンス・ガイ”(ルー・カルボノ)との会話が、最高に面白いんですよ。
ボケがツッコミを生み出し、そのツッコミが、さらなるボケを誘発する無限連鎖は、まるで往年のコメディアンAbbott & Costelloの名作”Who’s On First”のようです。
さて、問題を抱えた人たちに戻りましょう。
1人目は、40年以上のキャリアを誇るマラヴィッチ医師(ジョエル・ルークス)です。
彼はそのキャリアが示す通り高齢で、指の自由が利かなくなっています。フロム(タイラー・ラビーン)が、それに気づいてマックスに相談しますが、マックスの判断は「まず、健康診断を受けてもらおう」となりますね。
この意味に気付いて、意地になるマラヴィッチ。なぜなら、彼自身が一番、自分の状態を知っているからです。
もう、医師として人の役には立てないのか・・・。つらい現実に追い打ちをかけたのが、見学という名目でマックスが手術に立ち会おうとしたことでした。とうとう、病院を去ることにしたマラヴィッチ。40年のキャリアも、これ以上、活かすことができないのでしょうか。
2人目は、ブルーム(ジャネット・モンゴメリー)ですね。
オリジナルのタイトル【Anima Sola(アニマ・ソラ。孤独な魂)】が示すのも彼女でしょう。喉の異常で運ばれてきた患者に対する診断では、シャープと対立しています。
実はアニマ・ソラの像を見ながら患者の友人と話したおかげで正しい判断を下しているのですけど、処置室からシャープを締め出して勝手に治療したのはいけませんね。
これは、おそらく、アデロールを止めたせいで発達障害独特の意固地さが出てしまったのです。このせいで、ますます孤立するブルーム。たまたま、今回は正しかったのですが、もし、間違った方向に向かっていたら、患者を危険にさらすのは確実です。
そして、いつ、この意固地さが患者に向けられるかもわかりません。
このことをマックスに相談したシャープは一見、冷たく見えますが、友人だからこそブルームに間違いを犯して欲しくないのです。いつか、ブルームが”友情ゆえの厳しさだった”と気付いてくれれば良いのですけれど。
気になる次回はこちら
⇒ ニューアムステルダム第13話【行き場のない感情】
まとめ
ライアン・エッゴールド主演の海外ドラマ『ニュー・アムステルダム 医師たちのカルテ』第12話【見落とし】のあらすじとネタバレ感想をまとめました。
ひきつづき、第13話【行き場のない感情】以降も情報アップしていくので、楽しみにしていてくださいね。
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