海外ドラマ『グッドドクター2 名医の条件』第1話【別れと再会】(原題:Hello)のあらすじネタバレと感想がまとめてあります。
前回の話はこちら
⇒ グッドドクター第18話(最終回)【友情と思い出】
グッドドクター2第1話のあらすじネタバレと感想【海外ドラマ】
シーズン2第1話【別れと再会】
3つの国(韓国・アメリカ・日本)で製作されたドラマ『グッドドクター』。それぞれ違った仕上がりになっていましたが、アメリカ版グッドドクターの特徴を挙げるならば以下の3つでしょう。
1つ目は、医療関係の監修に妥協がないこと。
医療費が高額なせいか、アメリカ人は医療技術への関心が高いようです。
その上、医療ドラマがいくつも放送されている国ですから、最新の知見を常に反映しないと他のドラマに遅れを取ってしまいますしね。外科手術のシーンは結構、生々しい描写も多いので、内臓が苦手な方は注意してください。
2つ目は、差別や格差の問題を真っ向から描いていること。
人種や性別、障害の有無や収入など、聖ボナベントゥラ病院の中では様々な摩擦が起きています。しかし、差別を受けた被害者だから可哀想・・・などという上から目線の描写はしていません。
たとえば、シーズン1では”暴力事件を人種問題にすり替える”という戦略が有色人種である外科部長の怒りを買っています。肌の色をそんなことに使われれば、今まで実力で勝ち取ってきた物まで疑われてしまうというわけですね。
肌の色で有利にも不利にもならないのが、真の公平なのですから。
3つ目の特徴は、自閉症の描写です。
ショーン・マーフィー(フレディ・ハイモア)の自閉症は”ギリギリ一人暮らしができるかも”という状態で、実は、それなりに重い症状が出ています。パニックに陥れば叫んだり暴れたりしますし、他人の気持ちがまったく理解できません。
彼にはどうしてもできないことが色々ありますし、そのせいで悩み、苦しんでいます。そして、治らないことも知っています。この残酷な事実と向き合いながら、なんとか生活しなければいけないのです。
シーズン2の第1話は、以上の特徴を見事に入れ込んでいますね。
医療技術面では、実験的な医療が行われています。これは単なる心移植ではなく、心臓を1つ付け足す手術です。”テフロングラフト”という用語が出てきますが、一切、解説がありません。
医師同士の会話で医療用語が出てくるのは当たり前ですし、いちいち解説が入ったら一刻の猶予もない臓器移植の緊迫感が途切れてしまいますから。
差別の問題では、やはりジャレッド(チュク・モデュー)の処遇でしょう。タイトルの「別れ」は彼のことです。
暴力沙汰で退職せざるをえないのですが、素直にクビになっていればマーカス・アンドリュース(ヒル・ハーパー)の怒りをここまで買うことはなかったはずでしょう。アンドリュース新院長は公正な人物ですけど、自分の信頼を危うくする者には容赦がありませんから。
そして、ショーンの抱える問題。
今回は、ホームレスを探している最中に音が気になって叫び出してますね。ここを何とか切り抜けても、せっかく探し出して治療した患者の家族にズバッと物を言いすぎて驚かれています。
ジャレッドに言われなければグラスマン(リチャード・シフ)に寄り添ったりしてませんし、まだまだ道のりは険しそう。
フレディ・ハイモアの演技も相変わらず素晴らしい物です。第1シーズンにも増して、誰とも目を合わせませんからね。当然、カメラ目線もなしです。
さて、ショーンがジャレッドと別れたのなら、誰と再会するのか。
これはラスト、ほんの数秒で描かれています。ショーンのアパートに戻ってくるのですから、誰だかすぐに分かりますよね。一応、念のため・・・ドロボーじゃない方ですよ。
気になる次回は
⇒ グッドドクター2第2話【嘘の練習】
まとめ
海外ドラマ『グッドドクター2 名医の条件』の第1話【別れと再会】のあらすじネタバレと感想をまとめました。
ひきつづき、シーズン2第2話【嘘の練習】以降も情報アップしていくので、お待ちくださいね。
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