海外ドラマ『FBI:特別捜査班』第20話【エジプトの要人】(原題:What Lies Beneath)のあらすじとネタバレ感想がまとめてあります。
前回の話はこちら
⇒ FBI特別捜査班第19話【白い悪魔】
FBI特別捜査班第20話のあらすじとネタバレ感想【海外ドラマ】
第20話【エジプトの要人】
何らかの犯罪が起こり、その犯人を追ううちに隠された事情が浮き彫りになって行く・・・。
これが、ドラマ『FBI:特別捜査班』のいつものパターンです。
しかし、今回は少々パターンが異なっていますね。
最初に登場するのは、いかにもVIPという雰囲気のアフマド・エル=マスリ(ナーサル・ファリス)。
エジプト秘密警察のトップであり、反政府デモの参加者に対して数々の非人道的行為を指示したとされています。
当然ながら敵も多いので、彼の命を狙う者は数え切れません。
今回、FBIに課せられた任務は、ニューヨークで心臓移植を受けるエル=マスリの警護。
エル=マスリや彼を狙っている殺し屋ゼヴ(マイケル・ベンヤー)の経歴を考えると、まるで悪者から悪者を守るような任務なのです。
さらに、いつもと違う点は、OA(ジーコ・ザキ)とマギー(ミッシー・ペリグリム)が別行動である事。
エジプト系アメリカ人のOAはエル=マスリを直接警護し、マギーは臨時の相棒パーキンス(タイタス・マキン)と一緒に彼を狙っている人物の割り出しや追跡に当たります。
まず、マギーとパーキンスの即席コンビについて。
パーキンスは事務の仕事をしていたので、現場にはあまり慣れていません。
と言っても任務の失敗は国際問題になりかねませんから、出来の悪い新人と組ませるわけにもいきません。
パーキンスを見ていると分かりますが、彼は慣れていないだけで、能力的には何の問題も無いのです。
この絶妙な組み合わせは、果たしてジュバル(ジェレミー・シスト)の判断なのか、それとも裏でデイナ(セーラ・ウォード)が指示したのでしょうか。
ちょっと気になる所ですね。
なかなか上手く行っている即席コンビに対して、OAは心中複雑な状況に置かれています。
実は、OAの身内は秘密警察に捕まっており、それ以来、行方が分からなくなっているのです。
任務だから守るけど、彼にとってエル=マスリは敵同然。
このため、態度が刺々しいどころか、本人を直接非難しています。
そんな非難を受けても、エル=マスリは動じません。
そして、その言葉の裏側には、彼が下してきた判断の重圧が垣間見えます。
独裁政権の秘密警察なんて悪者の最たるものですが、多数のために少数を犠牲にするというエル=マスリの言葉には、何か苦悩のような物を感じてしまうのです。
その根底にある物は、少しでもエジプトを良くしようという彼なりの善意かもしれません。
いわゆる政治的判断と言うのは、簡単に答えを出せる問題ではありません。
その上、先の先を読むゼヴが仕掛ける罠のせいで、ゆっくり考える時間を取らせてもらえないのです。
次々に迫る危機の中で、犠牲とそれによって得られる物を天秤にかける。
今回は、視聴者も政治的判断をさせられているのかもしれません。
気になる次回はこちら
⇒ FBI特別捜査班第21話【隠された顔】
まとめ
海外ドラマ『FBI:特別捜査班』第20話【エジプトの要人】のあらすじとネタバレ感想をまとめました。
ひきつづき、第21話【隠された顔】以降も情報アップしていくので、楽しみにしていてくださいね。
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