海外ドラマ『グッドドクター3 名医の条件』第6話【悩める執刀医】(原題:45-Degree Angle)のあらすじとネタバレ感想がまとめてあります。
前回の話はこちら
⇒ グッドドクター3第5話【小さな前進】
グッドドクター3第6話のあらすじとネタバレ感想【海外ドラマ】
シーズン3第6話【悩める執刀医】
コミュニケーションの取り方というのは、とても難しい問題です。
しかし、ショーン(フレディ・ハイモア)は、これがまったくと言って良いほど出来ていません。
自閉症という障害があるにせよ、彼は正しいかそうでないかにこだわってしまいます。不正確さも失敗も一切、許せない性質なので、カーリー(ジャシカ・ニコル)との関係にヒビが入るのを恐れるあまり、自分が気になることについて質問することを避けていますね。
でも、カーリーはショーンともっと親密になりたいのです。
そして、たぶんコミュニケーションについてもっと学んでほしいのでしょう。だからこそ、自分との間に誰かを挟みたがる傾向が気に入りません。言いたいことがあるなら、聞きたいことがあるなら、たとえ下手くそでも自分で伝えて欲しいのです。
それがプライベートのコミュニケーションというものですから。
では、仕事のコミュニケーションはどうなのか。
ショーンは、2度目の執刀医デビューに挑みます。前回のように途中で交代などしたくありませんから、当日、チームを組む看護師全員を集めてリハーサルをするほど気合が入っています。
アンドリュース(ヒル・ハーパー)から見れば、こんなやり方を認めているオードリー(クリスティーナ・チャン)は過保護そのもの。「補助輪を外して何度も転ばせた方が良い」とは、上手い例えをしますよね。
それに対してオードリーは「ショーンはこれから何度も転ぶ」と答えています。
そして、今回はショーンが大きな転倒を体験する話です。
事の発端は、ショーンが執刀する虫垂切除術。アンドリュースが見守る中、最初のうちは順調に進んでいます。しかし、そこに突然の出血が。ショーンは血管を傷つけてしまったのです。
でも、これはうまく乗り切ります。本当の事件はここから。
ショーンは、鉗子の渡し方が気に入らないというだけで看護師を手術室から追い出してしまったのです。もちろん、執刀医にはその権利がありますけど、看護師としてはどうしてそこまでされたのか全く意味が分かりません。
オードリーからは看護師にちゃんと謝罪するように言われますが、ショーンはランチの最中に自分が正しいという理由を並べるばかり。
もちろん、看護師は怒り出し、ついに病院に対して抗議を申し立てました。もし、もう1度抗議があった場合、ショーンはレジデントドクターの資格も失ってしまいます。
ショーンの何がダメだったのかと言えば、手術中に論理的な説明ができなかったことに尽きるでしょう。
ここでいう論理的とは、相手を言い負かすことではありません。
まるで数学の証明のように、誰もが理解できるように筋道立てて説明をすることです。これをまったくせずに自分の正しさを押し付け、それが理解されなかったからと言って相手を追いだしたのでは、コミュニケーションも何もあったものではありません。
もし、それが不足していたのであれば、自分の非を認めて素直に謝るのが筋というものです。
ショーンはこれまで、ずっと問題を避けていました。解決するのではなく、モーガン(フィオナ・グーベルマン)の言う通り問題を葬っていただけ。だから、カーリーに直接、話ができず、看護師に謝ることもできなかったのです。
問題を直視しなければ解決などできるはずがありませんし、非を認めなければ人間関係など成り立ちません。
医師とは、知識や技術だけでなれるほど甘いものではありません。執刀医が背負っているのは、患者の健康と命ですからね。ショーンが歩む道のりは険しく、そして長いものになるでしょう。
気になる次回はこちら
⇒ グッドドクター3第7話【やり残したこと】
まとめ
海外ドラマ『グッドドクター3 名医の条件』の第6話【悩める執刀医】のあらすじとネタバレ感想をまとめました。
ひきつづき、シーズン3第7話【やり残したこと】以降も情報アップしていくので、お待ちくださいね。
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