海外ドラマ『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』シーズン3第9話【決意】(原題:Heroic)のあらすじネタバレと感想をまとめてあります。
前回の話はこちら
⇒ ハンドメイズテイル3第8話【告白】
ハンドメイズテイル3第9話あらすじネタバレと感想【ドラマ】
シーズン3第9話【決意】
いきなり、ベリンダ・カーライルの名曲”Heaven Is A Place On Earth(ヘヴン・イズ・ア・プレイス・オン・アース)”が流れています。子供が光る地球儀を持って、パタパタ足踏みしているビデオを覚えてますよ。
たしか、コカイン中毒から救ってくれた夫に捧げる曲だったはず。このドラマのポップミュージックはエンドロールに被るので、いつもと違うパターンですよね。
そして、ジューン(エリザベス・モス)がぼそぼそと続きを歌っています。真っ白い病室に赤いドレスが映えますよね。ただし、ジューンがいるのはベッドではなく床の上。ベッドにいる患者はオブマシュー(アシュリー・ラスロップ)です。
生きていたとはビックリですが、残念ながら意識が戻る望みはありません。しかし、たとえオブマシューを単なる子宮として生かし続けることになろうとも、ギレアドは子供を失うわけにいかないのです。
リディア小母(アン・ダウド)の言いつけで、ジューンはオブマシューが出産するまで、ひざまずいていなければなりません。実は、すでに1か月以上、この状態が続いています。オブマシューのお腹を見ると、まだまだ数か月はこうしていなければならないでしょう。
リディア小母は、それまでクソ女を許すつもりが無いのです。夜になったら眠ることができますけど、そうでない時は常にひざまずき続けるジューン。彼女は徐々に正気を失いつつあり、医療機器のリズミカルなビープが”Heaven Is A Place On Earth”のリズムに聞こえていたんですね。
今回の前半は、ジューンがおかしくなっていく経過に費やされています。突然、切り替わる昼と夜や、歌っている最中に、いつの間にか周りに現れる侍女たち。病室のガラスから見える少女たちが現実なのか幻覚なのかもわかりません。でも、オブマシューと赤ん坊が死んでくれれば、すぐ、この絶望から抜け出すことができます。
一度は呼吸器のパイプを握りつぶしますが、医療機器の警報が鳴って失敗。そして、医療廃棄物の箱からメスを取り出したジューン。オブマシューを殺せば・・・いや、誰でも良いからこのメスで喉笛を掻っ切れば、悪夢は終わりになるはず。
彼女、前回のオブマシューと同じ状況まで追い込まれてますよね。いじめる側だったジューンが数か月にわたって、いじめ抜かれる側に回ったのです。
結局、ジューンが襲い掛かったのは、たまたま見舞いにきたセリーナでした。傷を負いながらも、ジューンに「もっと強い人間だったはず」と言い放つセリーナ。この一言、そして、医者との会話がきっかけになり、ジューンは自分が絶望のあまり自殺しようとしていたことに気付くのです。オブマシューと全く同じ方法を使って。
さて、ラストシーンでジューンの目標が大きくなったことにお気づきでしょう。今まで救おうとしていたのは自分の子供だけだったのに、「できるだけ多くの子供」になっています。彼女は、絶望と痛みの中から成長して蘇りました。
大きなことを為すためには、今までのように感情優先で暴れまわるわけには行きません。リディア小母は派遣先を変えようとしているので、ジューンがローレンス司令官から学べる時間はあとわずか。彼女の決意が実を結ぶまで、険しい道のりが続くでしょう。
今回、エンドロールにBGMはありません。ただ、オブマシュー・・・いえ、ナタリーの心拍モニターがゆっくりになっていくだけでした。今のところ、侍女を解放できるのは死だけなのです。
オープニングで流れていたHeaven Is A Place On Earth(ヘヴン・イズ・ア・プレイス・オン・アース)”のMVを貼っておきます。
https://www.youtube.com/watch?v=P-WP6POdTgY
気になる次回はこちら
⇒ ハンドメイズテイル3第10話【立会人】
まとめ
海外ドラマ『ハンドメイズ・テイル』シーズン3第9話【決意】のあらすじネタバレと感想をまとめました。
ひきつづき、シーズン3第10話以降も情報アップしていくので、楽しみにしていてくださいね。
ドラマの動画情報は、こちらにまとめてあります。
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