スペインドラマ『ロック・アップ/スペイン女子刑務所』(原題:Vis a vis)シーズン2第6話【命の対価】のあらすじとネタバレ感想がまとめてあります。
前回の話はこちら
⇒ ロック・アップ2第5話【復讐】
ロック・アップ2第6話のあらすじとネタバレ感想【スペインドラマ】
シーズン2第6話【命の対価】
第6話は、マカレナ(マギー・シヴァントス)のトレーニング風景から始まっています。以前に比べるとバッグ打ちも上手くなってますし、縄跳びも快調にこなしていますね。
さらにサンドバッグを殴っていると、そこにスレマ(ナイワ・ニムリ)が現れました。マカレナがフックで脅したぐらいではびくともしませんね。それだけ肝が据わっているのですけど、スレマはそんなアピールをするために来たのではありません。
彼女は、生き残るための作戦にマカレナを巻き込もうとしているのです。カリムに狙われているかぎり、刑期を務めあげるなど夢のまた夢。何か行動に出なければ、刑務所の中で確実に殺されてしまうでしょう。
ただし、カリムの与えるプレッシャーは、肝の据わったスレマですら体に変調をきたすほどのストレスになっています。それでもマカレナを適切な役割に割り振り、自分は最も危険な仕事を受け持っていますよね。
スレマは、単に恐怖で動いているわけじゃありません。恐怖をねじ伏せ、生きるためにできることを最大限にやっているのです。悪い女ではありますけれど、その生きざまは熱いんですよね。もし真っ当な道に進んでいたら、今ごろは会社をいくつか経営していたはず。
今回はいくつかの話が並行して進みますが、スレマの他に挙げるならば、バルブエナ(ハリス・ベセラ)関連の話が良いでしょう。
エステファニア(ベルタ・バスケス)のベッドに置いてあるプレゼントを見た時、多くの人は誰が置いたのかわかったはず。バルブエナはストーカー気質の見本みたいな男ですから。特別面会の話を出された時のバルブエナの表情は、鳥肌物です。
そして、彼が今、担当している仕事は、囚人の中から選んだ監視役を使って刑務所の秩序を保つこと。不正な薬物や現金のやり取りを重点的に潰していますね。監視役に報告させるシーンは、非常に分かりやすい演技になっています。
誰がどこに隠していたとかの話は、適当に聞き流しているのが一目瞭然。彼にとって重要なのは、薬や現金なんですよ。小さな権力にすっかり溺れているバルブエナを見ていると、小物を入れるには小さな器で十分なのだと分かります。
しかし、そんな悦楽は長続きしませんね。ソレ(マリア・イサベル・ディアス)が、エステファニアに何が起きたのかをバラしてしまいましたから。
バルブエナを訴えようと話すマカレナとは対照的に、サライ(アルバ・フローレス)は我慢したり待ったりなどしません。獣のように吠えながらバルブエナを探し、金属製の食器で力任せに殴り続けます。
良きにつけ悪しきにつけ、行動の報いは必ずどこかで受けなければなりません。身の丈にそぐわない行為ならば尚のことです。この単純な法則が分からないから、バルブエナは小物なのです。彼には悪いんですけど、「いい気味」という言葉がぴったりのエンディングでした。
気になる次回はこちら
⇒ ロック・アップ2第7話【狙撃 Part1】
まとめ
スペインドラマ『ロック・アップ/スペイン女子刑務所』シーズン2第6話【命の対価】のあらすじとネタバレ感想をまとめました。
ひきつづき、シーズン2第7話以降も情報アップしていくので、楽しみにしていてくださいね。
こちらに動画に関してまとめてあります。
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