海外ドラマ『プルーブン・イノセント 冤罪弁護士』第4話【恥の牢獄】(原題:The Shame Game)のあらすじとネタバレ感想がまとめてあります。
前回の話はこちら
⇒ プルーブン・イノセント第3話【迷える14歳】
プルーブン・イノセント第4話のあらすじとネタバレ感想【ドラマ】
第4話【恥の牢獄】
第4話目にして難問が持ち上がりましたね。マデリン(ラシェル・ルフェーブル)たちは、これまで、真犯人を見つけることによって依頼人の無実を証明してきました。しかし、今回は、真犯人を見つけることができません。
なぜならば、依頼人のサラ(ニシ・ムンシ)が有罪になったのは”中絶という殺人”と”生まれた赤ん坊に対する殺人”であり、どちらもサラ以外は関わっていないのです。
中絶反対派のイージー(ラッセル・ホーンズビー)はこの事件に関わらず、肺浮遊試験(出生後に呼吸したかどうかを調べる試験。肺が水に浮いたら呼吸したという証拠)の信ぴょう性を突いた作戦は失敗しました。窮地に立たされたマデリンは、サラを自由の身にできるのでしょうか。
結論から言ってしまえば、完全に無実というわけにはいきませんでした。マデリンは最終的に取引をすることになりましたからね。一応、サラは自由の身になりましたけど、「今まで服役した分でチャラにしましょう」という結果には、妥協のような物を感じてしまいます。
そもそも、イリノイ州の弁護士である彼女たちがインディアナで仕事をする設定に無理がありました。
どうして、こんなことをしてるのかと言うと、このエピソードが放送された2019年3月時点で、インディアナ州の中絶関連法案に関する論争(2019年5月に最高裁の判断が出ています)が起きていたからでしょう。話題に乗ろうとして無茶した感じが否めません。
「恥」という言葉がしつこく出てくるので辟易した挙句、スッキリしない結末の今回。このエピソードを救ったのは、ベン・ボリンジャー(ライアン・マクブライド)という1人の男性でした。
彼はサラと付き合っていた男で、赤ん坊の父親でもあります。現在は違う女性と婚約しているので、当然ながら最初は証言を拒否します。カトリックの教えに背いて婚前交渉をしていたとなれば、婚約者との関係は壊れてしまいますからね。
保身に走った彼に対して、ボーディー(ヴィンセント・カーシーザー)は「DNA検査の裁判所命令を取る」と脅しをかけました。
ベンは証言台に立つことになりますが、彼が法廷に行く決意をしたのはボーディーの脅しのせいではありません。今の生活を守るためにサラを犠牲にし続けるのは間違いであり、その間違いを正さないことこそ、本当の恥なのだと気付いたからです。
「人としての恥」と「宗教的な恥」を秤にかけたら、どちらが重いかは明白ですからね。正しい行いの代償として、彼は婚約者を失ってしまいました。でも、いい男っぷりじゃないですか。これからは、胸を張って生きられるでしょう。
さて、またまたローズマリー事件に新しい事実が浮かび上がっていますね。ヘザー(ケイトリン・メナー)の父親がアデロール(スマートドラッグと呼ばれる覚せい剤)を処方していたというもの。
まだ、事件とどう関わるのかは分かりませんけれど、バラバラな点を結んでできた線が驚愕の事実を浮かび上がらせる・・・という展開に期待です。
気になる次回はこちら
⇒ プルーブン・イノセント第5話【憎しみを超えて】
まとめ
海外ドラマ『プルーブン・イノセント 冤罪弁護士』第4話【恥の牢獄】のあらすじとネタバレ感想をまとめました。
ひきつづき、第5話【憎しみを超えて】以降も情報アップしていくので、楽しみにしていてくださいね。