海外ドラマ『プルーブン・イノセント 冤罪弁護士』第3話【迷える14歳】(原題:A Minor Confession)のあらすじネタバレと感想がまとめてあります。
前回の話はこちら
⇒ プルーブン・イノセント第2話【真実の重圧】
プルーブン・イノセント第3話のあらすじネタバレと感想【ドラマ】
第3話【迷える14歳】
オープニングは、マデリン(ラシェル・ルフェーブル)と刑務所内の黒人青年をダブらせる演出になっています。例えば、屋台に並んでいる時に後ろからちょっと突かれてキッと振り向くマデリン。
ここから、刑務所内でのトラブルに繋がっていくといった感じです。この青年と同じような経験をしていたからこそ、マデリンはあんなに攻撃的な振り向き方をしたのかもしれませんよね。
ちなみに、刑務所内のシーンに出てくる青年が今回の依頼人であるウィリアム(ジェイソン・ウッズ)。彼は14歳の時に殺人容疑で有罪となっています。「裁判官が成人とみなしたから成人と同じ罰を受ける」と言う制度には納得いきません。
しかしながら、ウィリアムは殺人を自白しています。さらに、寝室からは凶器の銃が発見されているのです。この状況では、何かとっかかりが無いと再審そのものができません。
ここで登場するのが、陪審員の規則違反ですね。日本の裁判員制度でも同じようなことが規定されていますけど、陪審員は事件に関する報道などに一切、触れることができないのです。
新聞もテレビも禁止ですし、事件についてネットで調べることもできません。なぜならば、報道などで意見が左右される危険性があるからです。この違反を突くことにより、ようやく再審の開始となりました。
そして、今回、たびたび挿入されるのが、マデリンが過去に受けた取り調べのシーン。
これはキツいですね。激しい口調でうそつき呼ばわりされながら、長時間にわたって責め立てられるのです。普通の高校生が耐えられるはずもありません。しかし、この経験はマデリンが弁護士を目指すきっかけの1つになったでしょう。
何と言っても弁護士は、法律の知識という武器を持ち、議論という技で相手を打ち倒す、口喧嘩のプロですから。もうあんな思いはしたくない・・・取り調べや服役中に受けた恐怖、敗北感、無力感が彼女を奮い立たせてくれたんですね。ウィリアムがヒーローの登場を夢見ていたのに対し、マデリンは自らがヒーローになる道を選んだのです。
マデリンは、10年間の服役で良くも悪くも変わりました。弱者を助ける弁護士であり、同時に復讐の鬼でもあります。高校時代を刑務所で過ごすという経験が、人間を変えないはずがありません。
変わったのは兄のリーヴァイ(ライリー・スミス)も同じです。ただし、彼はマデリンほど強くありませんでしたけれど。
エンディングでのマデリンは、リーヴァイを部屋から追い出した後で部屋に鍵をかけています。新しい事実が判明したことにより、兄への疑念が大きくなった証拠ですね。服役した10年間は臆病な兄のとばっちりだったのか、それとも殺人犯である兄のとばっちりだったのか。
ローズマリー事件の真相が分かるまで、マデリンは悩み続けることでしょう。
気になる次回はこちら
⇒ プルーブン・イノセント第4話【恥の牢獄】
まとめ
海外ドラマ『プルーブン・イノセント 冤罪弁護士』第3話【迷える14歳】のあらすじネタバレと感想をまとめました。
ひきつづき、第4話【恥の牢獄】以降も情報アップしていくので、楽しみにしていてくださいね。