J・K・シモンズ主演海外ドラマ『カウンターパート 暗躍する分身』第4話【入れ替わった二人】のあらすじネタバレと感想がまとめてあります。
前回はこちら
⇒ カウンターパート第3話【緊迫の駆け引き】
カウンターパート第4話のあらすじネタバレと感想【J・K・シモンズ海外ドラマ】
第4話【入れ替わった二人】
『カウンターパート』はスパイ物のドラマです。でも、アルファのハワード(J.K.シモンズ)は使い走りみたいなことばかりしてますし、プライムのハワードは暴れ過ぎて隠密性に欠けています。
表と裏を足して平均化した”中ハワード”が存在したら、トントン拍子に出世するけど煙たがられない、ちょうど良いハワードになるんじゃないでしょうか。まさに今回のオープニングのような正しいスパイのあり方というのを見せてくれるに違いありません。
まあ、それではドラマとして面白くないんですけどね。
同一人物なのに正反対だからこそ、このドラマは面白くなるのです。今回は”入れ替わった二人”と言うタイトルが示す通り、この両極端な2人がお互いを演じることになります。まったく同じ人間なのに、まったく違う運命を歩んだ二人。さぞかし苦労してお互いを演じるのかと思いきや・・・。
情報交換の時点で、裏ハワードがまったくやる気なしなんですよ。表が一生懸命に説明しているのに聞く耳を持たず、自分の情報は一切出しません。それどころか、プライムの世界で一切、行動をとらせる気がなかったらしく、いきなりラーシュ(マルコ・カーン)を使って閉じ込めています。
ここで娘のアンナ(サラ・ボルジャー)が呼び出しにきたから良かったものの、そうでなければ表のハワードは一週間、外出できずに終わってたでしょうね。
アルファ世界では、裏ハワードが早速、わがまま放題です。戦略部での仕事が経理だと知ったとたん「休む」ですから、クエイル(ハリー・ロイド)も呆れています。とにかく、この作品で最も苦労しているであろう人物が、このピーター・クエイルなんですよね。
義理の父親が有力者であるがゆえに、実力で勝ち得た地位までコネみたいな言われ方をされてます。さらに、プライムから来た裏ハワードのおかげで振り回されっぱなしです。その割には、肝心なところで裏ハワードに追い出され、話にも入れてもらえません。
プライムの酒を飲み、プライム出身の旧友から情報を得る裏ハワード。好きなように暴れている彼に対して、プライムでの表ハワードはどうしているのか。
当然、大人しくしていますね。ただし、おとなしいだけで、好き放題やっている点では裏も表も変わりません。やはり、この2人は同一人物なのです。
エミリー(オリヴィア・ウィリアムズ)に入れ替わりがバレてからは開き直っています。そして、表世界では味わえないエミリーとのひと時を楽しんでいるじゃないですか。
妻と娘には細やかな配慮を見せ、料理教室で学んだ成果を披露。娘は父親の変わりようが気に食わなくて出ていきますけど、裏エミリーはまんざらでもない様子。できれば、”ハワードがエミリーと浮気した”とかややこしい事にならなければ良いのですけれど。
2人のハワードには”もっとお互いになりきる努力をしろ”と言ってやりたいのですが、裏ハワードは状況の悪化を防ぐために渋々、大人しくすることに決めました。表ハワードは裏世界での生活が気に入り始めているようです。
そうでなくとも面倒な1人2役。お互いが相手のことを完全に演じ始めたら、途中で、こっそり入れ替わられても見分けがつかないかもしれません。でも、心配は無用でしょう。2人のハワードが”異世界の自分の部屋”に帰るシーンがありますけど、歩き方が全く違うんですよ。
これほどの演じ分けをしてくれているのですから、”表世界のエミリーに本を読んで聞かせる、表ハワードの振りをした裏ハワード”なんかも、しっかりと演じてくれるはずです。
気になる次回は
⇒ カウンターパート第5話【揺さぶりと調査】
まとめ
海外ドラマ『カウンターパート 暗躍する分身』第4話【入れ替わった二人】のあらすじネタバレと感想をまとめました。
ひきつづき、第5話【揺さぶりと調査】以降も情報アップしていくので、楽しみにしていてくださいね。