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サスペンス

カウンターパート第3話のネタバレ感想|ハワードが送り込まれた理由【海外ドラマ】

J・K・シモンズ主演海外ドラマ『カウンターパート 暗躍する分身』第3話【緊迫の駆け引き】のあらすじとネタバレ感想がまとめてあります。

前回はこちら
カウンターパート第2話【殺し屋の過去】

カウンターパート第3話のあらすじとネタバレ感想【J・K・シモンズ海外ドラマ】

第3話【緊迫の駆け引き】

オープニングは6週間前。表世界のエミリー(オリヴィア・ウィリアムズ)が交通事故――これが事故に見える人は居ないと思いますが――に遭うシーンです。

要するに、この暗殺が失敗したのでボールドウィン(サラ・セラヨッコ)が送り込まれたということですね。

そこからシーンは裏世界へ。裏世界では、かなりヤバい感染症が流行している様子。

映画館で流れる注意喚起の広告は「感染していそうな人を発見したら通報すること。しなければ罰せられる」と言う内容です。子供が遊んでいる最中にその中の一人が咳込み始め、周りの子供たちが距離を取ってマスクを着け始める場面が、この感染症の感染力と致死率を物語っています。

これは後で分かることなのですけど、表世界と裏世界は様々な外交交渉によって技術などのやり取りをしていたみたいですね。裏世界の技術がなければスマートフォンもHIVワクチンもなかったのですから、外交部の功績は計り知れない大きさと言えるでしょう。

HIVすら克服できる医療技術があるのに感染症を防げないというのは少し妙な気がします。だけど、30年前に接触してから、それぞれが違う運命を歩み始めた二つの世界です。世代交代のスピードが速いウイルスならば、違う進化を遂げていても不思議ではありません。

ランベール(ガイ・バーネット)とファンチャー(リチャード・シフ)の交渉シーンを見るに、このウイルスはこちらの世界から持ち込まれたみたいですからね。この交渉シーン、タイトル通り緊迫の駆け引きになっています。

一応、クエイル(ハリー・ロイド)も同席するのですが、誰からも全く相手にされていません。と言うか、この雰囲気では話に入っていけないでしょう。

一見、穏やかな昼食会で行われているのは、武器を使わない戦争のような物です。相手から少しでも有利な条件を引き出すため、どの手札をどのタイミングで切るのか。常にピリピリしたやり取りが行われています。

今回の交渉は、ボールドウィンを引き渡す見返りとして裏世界が何を提供するかが鍵になっています。ファンチャーの要求は、アメリカの国勢調査のデータと、マリアナ海溝にある油田の位置です。

こんな条件を出すということは、ファンチャーは裏世界にとって、どれほどボールドウィンが大事なのか、ある程度の予想をつけていたということでしょう。何と言っても向こうの権力闘争に関わりますから、まずは吹っ掛けてからお互いに妥協点を探り合っていますね。

ハワード(J・K・シモンズ)があれほど、行きたがっていた戦略部すら、外交部から見ればかなり下だというのも興味深い事実です。そのハワードですが、裏ハワードと裏エミリーのやり取りがまたピリピリしています。

この2人、どうもエミリーの裏切りが原因で別れたみたいです。裏ハワードは当然、エミリーのことを信用してませんから、まともに話を聞く姿勢すらありません。これでは話が上手くまとまるわけがないですよね。

さて、今回、明かされるのが、裏ハワードが表世界にやって来た理由になります。それは、表世界のハワードを守るためだったのです。

しかも、情報源は表世界のエミリー。裏ハワードは、自分の世界で別れた妻と、世界を超えて文通していたんですね。ちょっと可愛いというか、未練たらしいというか。

どうして、この夫婦が狙われるのかはまだ謎ですけど、表のハワードを裏世界に送り込むのは、単にビザの問題だけではないのかもしれません。こうすれば、表世界で裏ハワードが身代わりにもなれますからね。

ボールドウィンが奪われ、裏のエミリーが暗殺されたころにより、ハワードたちの周辺はいよいよきな臭くなってきました。

気になる次回は
カウンターパート第4話【入れ替わった二人】

まとめ

海外ドラマ『カウンターパート 暗躍する分身』第3話【緊迫の駆け引き】のあらすじとネタバレ感想をまとめました。

ひきつづき、第4話【入れ替わった二人】以降も情報アップしていくので、楽しみにしていてくださいね。