海外ドラマ『レジデント 型破りな天才研修医』3話【戦友】のネタバレ感想やあらすじをまとめました。
また、ドラマ内で流れていて、気になった音楽(BGM)をご紹介します。
前回の話はこちら
⇒ レジデント型破りな天才研修医2話【二つの心臓】
レジデント型破りな天才研修医の3話ネタバレ感想やあらすじ【海外ドラマ】
第3話【戦友】
今回、このドラマを観ていて、マイケル・ムーア監督の『シッコ』という映画を思い出しました。
アメリカの医療問題を鋭い切り口で描いた、衝撃的な作品です。
このドラマとは重みが違うので、比べることは出来ません。
しかし、『レジデント』を楽しむ事前知識として、観ておいて損はないかと思います。
レジデント型破りな天才研修医の3話のあらすじ
アメリカの医療保険制度と移民問題を取り上げた、かなり興味深い内容になっています。
ただ、ここで知っておきたいのは、日本との医療制度の違いです。
アメリカには、公的な医療保険はありません。各個人や企業で、民間会社の保険に入るシステムになっています。
また、公的支援も限られ、公的な病院も数えるほどしかありません。ほとんどが、企業や個人経営の私立病院です。
病院の介護スタッフとして働くルイーザ(ロシオ・マルティネス)が、突然の痛みを訴え倒れます。
コンラッドたちが診察したところ、彼女は腫瘍に侵されていました。そして、治療を進めてゆくうち、彼女は無保険で不法移民だと判明したのです。
ここで、彼女を助けようとする彼らと、医療行為を阻止したい病院側との攻防が始まります。
最終的に彼女は助かり、メデタシメデタシと言いたいですが、そうは行きません。
彼女を助けたことで、資金面の問題がでる結果となったからです。
また、医療報酬アップの方法や、コンラッドの経歴に関する内容も、同時に描かれています。盛り沢山で展開も早く、見ごたえのあるストーリーでした。
ただ、人道面で観るか?経営面で観るか?で捉え方が変わる、難しいところもあります。
そのため、深く考えて観た場合は、後を引くかもしれません。
レジデント型破りな天才研修医の登場人物
少しずつ、登場する主要キャラの背景がわかってきました。
コンラッド・ホーキンズ(Conrad Hawkins)/マット・ズークリー(Matt Czuchry) – シニアレジデント(後期研修医)
彼の正義感や人命救助の意識には、本当に感心させられます。彼のような医者が近くにいれば、ぜひ診察してもらいたいと感じるほどです。
しかし、同僚からすると、厄介な存在ですね。
正しすぎる行動であるがゆえに、危険で暴走しているように見えるかもしれません。
また、彼自身のことを思うと、いつか壊れるのではないか?と心配になります。熱心さが裏目に出ないよう、祈りたい気持ちになりました。
デヴォン・プラヴェシュ(Devon Pravesh)/マニシュ・ダヤル(Manish Dayal)- インターン(実習生)
コンラッドとのコンビも、板についてきました。
二人の阿吽の呼吸も見られ、安心して観れるようになった気がします。
ただ、キャラの薄さは、どうしようもないですね。他のキャラが濃すぎるので、影に隠れてしまいがちです。
ランドロフ・ベル(Randolph Bell)/ブルース・グリーンウッド(Bruce Greenwood)- 外科部長
彼を見ていて、「医者の不養生」という言葉が、頭に浮かんできました。
手の震えは、きちっと診察してもらったほうが良いと思います。勝手に、副作用のある薬を飲むのは危険です。
これも医師のプライドでしょうか?
きっと副作用で、何か別の問題を起こしそうな気がします。
ミーナ・オカフォー(Mina Okafor)/シャウネット・レニー・ウィルソン(Shaunette Renee Wilson)- 外科研修医
回を増すごとに、存在感が出てきました。
本人の言うように、確かに事実だけを見る現実主義者です。しかし、すぐにコンラッドの口車に乗るところは、可愛いですよね。
性格と行動のアンバランスさが、何ともいえないコミカル感を醸し出していました。
個人的には、このドラマの大当たりキャラだと思います。
ジュード・シルバ(Jude Silva)/ウォーレン・クリスティー(Warren Christie)- 外傷外科医(元軍医)
彼は、ドラマ『シカゴファイア』シーズン3に、レギュラー出演していました。
スコット役といえば、わかる方も多いのはではないでしょうか?
このドラマでは、コンラッドの数少ない理解者としての登場です。また、軍隊時代の元上司でもあります。
そのため、コンラッドのことを知り尽くしていますね。
心配しながらも手助けをする姿に、二人の強い絆を感じました。
バーブ(Barb)/ケリー・スチュワート(Kellee Stewart)- 財務コンサルタント
病院の資金問題を解消するために雇われた、コンサルタントです。
つまり、多少の医療知識はあっても、医者ではありません。なのに、診療に口出しをし、周囲からは疎んじられています。
まるで、口煩い小姑のようです。
しかし、こうゆうキャラは、ドラマを盛り上げくれて楽しいですね。嫌われ役ほど、存在感と印象が強く残ります。
とはいえ、もう解雇されたので、今後は登場しません。少し残念ですが、仕方がありませんね。
キャリー・トォープ(Claire Thorpe)/メリン・ダンジ(Merrin Dungey)- 病院のCEO
彼女は『ワンス・アポン・ア・タイム』で、アースラ役をしていた女優さんです。
その時は、妖艶な悪役として魅力的でした。
しかし、今回はベルの言いなりで、小物感が漂います。悪くいえば、普通のおばさん感が強すぎるのです。
最初は、同一人物だと気づかないほどでした。ただ、今回登場したばかりなので、まだ何とも言えませんね。
こちらで、ドラマの主要キャストを紹介しています。
⇒ レジデントのキャストを画像と動画でまとめて紹介
ドラマ『レジデント型破りな天才研修医』の3話で気になった音楽(BGM)
今回は、3曲ありました。
Born for This(2016) – ROYAL DELUXE
ロック系コラボレーション・アーティストの曲です。コンラッドとジュードが、トラックで患者を運ぶシーンで使われていました。
House Of Glass (Antoine Becks Remix) (2018) – OAKR
アメリカのオルタナティヴ系プロジェクトの曲です。ルイーズの手術を強行するシーンで使われていました。
Beautiful Scars(2017) – KEVIN GATES/ケビン・ゲーツ(feat. PnB Rock)
アメリカのラッパー2人によるコラボレーション曲です。エンディングシーンで使われていました。
レジデント型破りな天才研修医の3話を観終わったネタバレ感想
今回の内容は表面だけを見ると、人道的で素晴らしい出来栄えです。命は平等として扱うコンラッドたちは、英雄に見えます。
しかし、裕福層や経営面から見ると、どうでしょう?
無保険者や不法移民は、アメリカの医療制度を圧迫する悪人に見えます。
では、制作サイドは、いったい何を表現したかったのでしょう?
単純に、ドラマを面白くしたかっただけでしょうか?
医療制度の問題点を、本当に問いたかったのでしょうか?
また、低所得者層?裕福層?どちらの視点を重視したいのでしょうか?
深く考えれば考えるほど、疑問が湧いてきました。
個人的には、曖昧にすることで、観る側の判断に任せたのだと思います。つまり、ルイーザを助けたことで、視聴者は好きに解釈できるのです。
また、同時に医療関係からの反発を防ぐ、防御策にもなっています。
本当に医療問題に切り込むのなら、ルイーザは見殺しにされるべきだった気がしました。
コンラッドたちが頑張っても、病院側の妨害で助けられなかったことにすれば良かったのです。
そうすれば、誰から観ても鋭い切り口の内容になっていたはずだと思いました。
これは、酷で冷酷な意見かもしれないと、自分でも感じます。内容を深刻に捉えすぎて、熱くなり過ぎたのかもしれません。
もっと、楽しんで観るべきですね。少し反省します。
とはいえ、社会性を問うドラマとしては、深い内容で好感が持てました。
気になる次回は
⇒ レジデント型破りな天才研修医4話【身元不明患者】
まとめ
海外ドラマ『レジデント 型破りな天才研修医』3話【戦友】のネタバレ感想やあらすじがまとめてあります。
また、ドラマ内で流れていて、気になった音楽(BGM)をご紹介しました。
ひきつづき、第4話【身元不明患者】以降も情報アップしていくので、楽しみにしていてくださいね。
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