海外ドラマ『FBI:特別捜査班』第7話【盗っ人の仁義】(原題:Cops and Robbers)のあらすじネタバレと感想がまとめてあります。
前回の話はこちら
⇒ FBI特別捜査班第6話【消えた子供】
FBI特別捜査班第7話のあらすじネタバレと感想【海外ドラマ】
第7話【盗っ人の仁義】
警備会社の2人が、車の中で話しています。
人生に安定を望むべきか、それとも一歩踏み出すべきか。
そんな話をしながら現場に向かいますが、予定の場所では、警官が酔っ払いをなだめている真っ最中。
前後不詳になるほど酔う人は、どこの国でも厄介な存在です。
「あと15分ぐらいかかりそうだから、荷物はそこで降ろしてくれ」という警官。
相手は警官だし、多少、ルールを曲げても大丈夫たと思ったのでしょう。
警備員は、その場でトラックの荷台を開けてしまいます。強盗は、一瞬の隙を見逃しませんでした。
現金輸送で降ろす場所が厳格に決められているのは、こういう隙を極力、排除するためなのです。
260万ドルの現金は、まんまと強盗団のものになってしまいました。
ドラマ『FBI特別捜査班』は、マギー(ミッシー・ペリグリム)の問題をクローズアップする事が多いのですが、今回はOA(ジーコ・ザキ)が抱える問題についてです。
9.11同時多発テロの後でニューヨークに住み始めたイスラム教徒。OAは、これだけでも相当な苦労をしてきたことでしょう。
しかし、彼にはもう1つ、帰還兵と言う側面があるのです。
容疑者の1人ジェイソン(デニス・フラナガン)と初めて会った時、レンジャーの旗が掲げられているのを見たOA。
彼らは、どこに行っていたんだとか何の部隊だとかの話をしてから、軽い敬礼を交わしています。
元兵士ならではの格好良さですけど、尊敬の念がなければ敬礼なんてただのポーズに過ぎません。
お互いに地獄を見たと知っているからこそ、帰還兵の敬礼は軽いものですら重要な意味を持つのです。
取り調べのシーンでは、OAが自分の体験を語っています。
敵の中に取り残され、死の恐怖と鼻を突き合わせた3日間。
マギーには作り話だと言っていますけど、プロファイラーのデイナ(セーラ・ウォード)にはそんなウソなど通用しません。
そして、デイナは、容疑者と共にOAからも目を離さないよう、マギーに言いつけました。
帰還兵であるOAが、自分のトラウマを彼に投影してしまうと見抜いたのでしょう。
デイナが危惧した通りの事態が起きてしまいます。
事態が収拾した後、OAがマギーに向かって「大丈夫」と言うシーンがありますね。
ここの絶妙な表情が素晴らしいじゃないですか。
大袈裟ではありませんが、”絶対大丈夫じゃないだろう”という確信を抱かせてくれます。
戦争の体験は、人の心に相当、深い傷を残すのでしょう。
死の恐怖と、敵であっても人間を次々殺したことに対する罪の意識。
これについて想像することしかできないのは歯がゆいですが、誇るべき歯がゆさなのかもしれません。
好きで戦争を体験している人なんて、たぶん1人もいないでしょうから。
気になる次回はこちら
⇒ FBI特別捜査班第8話【主権を有する者】
まとめ
海外ドラマ『FBI:特別捜査班』第7話【盗っ人の仁義】のあらすじネタバレと感想をまとめました。
ひきつづき、第8話【主権を有する者】以降も情報アップしていくので、楽しみにしていてくださいね。
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