海外ドラマ『レギオン』シーズン2の第7話【懐疑心】のネタバレ感想やあらすじと考察を紹介します。
レギオンシーズン2の第7話ネタバレ感想やあらすじと考察
第7話【懐疑心】
やっと、今までの「レギオン」らしさが戻った内容になりました。
このままどうなるのだろうと、心配していただけに嬉しくてたまりません。
ただ、以前のストーリーを忘れてたりするんです・・・。そのためか、今までのあらずじを最初に付け加えていました。
製作者側も、このままではマズイと感じたのかもしれませんね。
デヴィッドと未来のシドニー
今回のストーリーの中では、重要な点が3つあります。
(1)デヴィッドとファルークの協力体制の崩壊
(2)ファルークと未来のシドニーとの、新しい協力体制
(3)未来での脅威が、デヴィッドであること
(1)と(3)は、予想していた通りで驚きませんでした。
しかし、(2)の展開になるとは、想像もしていませんでした。確かに、お互いの利害は一致します。
しかし、もしデヴィッド(ダン・スティーヴンス)にバレるとマズイですよね?
未来が、もっと最悪になってしまう可能性があります。とはいえ、特に気になったことが1つあります。
未来のシドニーは、エイミー(ケイティ・アセルトン)がどうなるか知らなかったのでしょうか?
知っていれば、阻止するようデヴィッドに伝えていた気がします。
そこで考えられるのが、タイムパラドックスです。未来のシドニー(レイチェル・ケラー)が、最初にデヴィッドに会った時点から、未来は微妙に変化しています。
でも、結果を変えるほどの出来事が、まだ起こっていないのではないでしょうか?
そう考えると、納得できる気がします。
今回の難解な前振りは、道徳恐慌(モラル・パニック)についてでした。
懸念したことが、人へ伝染し増幅することで、不安へと変わり恐怖になるというものです。魔女狩りを例に説明されていたので、分かりやすかったと思います。
つまり、プトノミー(ジェレミー・ハリス)の妄想が伝染し、総督を殺そうとしたことに当てはまります。
しかし、本当に言いたいことは群集心理の怖さだと思うのです。そして、いろいろと思い起こしてみると、感じてくることがあります。
それは、このドラマの本質が、別にあるということです。
特殊能力という設定を借りて、人間性を問いたいのではないでしょうか?
そう考えると、かなり奥の深いドラマになりますね。
デヴィッドと虫の化物の対決シーンは良かったです。
全面真っ赤な背景に、デヴィッドと巨大な黒い虫の化物だけで、一瞬手抜きに感じます。しかし、大胆で計算された構図のため、迫力があり斬新さもありました。
こういうデザイン的な表現が、『レギオン』らしさだと思います。
ところで、彼がこの虫を殺す前後の表情が、気になりませんでしたか?
彼の中に潜む、残虐性を垣間見た気がするのです。未来での脅威が、彼であると分かったせいかもしれませんが・・・。
ファルーク(ナヴィド・ネガーバン)は、なにをやっても絵になります。
以前、プロセスの美しさが重要と、言っていた意味がよくわかりました。
デヴィッドとは、19世紀風のお城の中で会食しながらの会話。また、未来に行く身支度は、50年代の飛行機の操縦士のようなスタイルになります。
とにかく、悪人感よりも、オシャレさや格好良さが目に入ります。
また、彼の話術は、熟練されており素晴らしいです。自己中心的だというのに、いつの間にか彼のペースに嵌ってしまいました。
筋が通って説得力があるので、彼に言葉で勝つのは無理ですね。
プトノミーが、卵に呪文をかけたり、化物が体から出てくる場面は気持ち悪かったです。
あんなに大きな虫の化物が、寄生していたとは驚きです。よくあの大きさの中に、収まっていたという方が正しいかもですが・・・。
その後、彼は当然ながら、亡くなってしまします。
しかし、まだ精神は生きており、暗く不気味な場所に囚われているのです。つまり、生体エネルギーとして利用するために、機械に繋がれたのだと思います。
今後、彼が精神だけの存在として、どうストーリーに絡んでくるのか楽しみですね。皮肉にも、死んだことで、やっと存在感が現せるのかもしれません。
未来のシドニーは、悪知恵が働くと思いませんでしたか?
デヴィッドに、ファルークのことは忘れて、もうここに来るなと伝えます。
おまけに、未来は大丈夫だと言われると、どうでしょう?
彼の愛情を逆手に取った、上手い方法ですね。普通なら、やはりファルークを手伝うことにしようと考え直すと思います。
まだ、この方法が成功したかは分かりません。
しかし、彼は完全に手玉に取られていると思うのです。
もし、ファルークとの協力関係がバレたとしても、この内容なら言い逃れが出来ます。全てを見透かしたような、彼女の賢さに脱帽してしまいました。
レニー(オーブリー・プラザ)がドンドンまともに見えてきました。
ひょっとしたら、このまま仲間に迎えられるのでは?と感じるほどです。というのは、彼女の収監されている部屋に7の文字があります。
今まで、よく6という数字が使われていたのですが、気がついていましたか?
じつは、数字に関しては、あまり気にしていませんでした。しかし、こうなってくると気になって仕方がありません。
仲間が7人になるという暗示では?と、期待が膨らみます。ただ、今までの経緯からして、よっぽどの貢献がないと無理でしょうが・・・。
ヴァーミリオンには、本当に癒やされます。
クラーク(ハミッシュ・リンクレーター)の後をつけるシーンは、まるで達磨さんが転んだのようで、大笑いしました。彼女たちが、次から次にと沢山出て来るシーンも、面白かったです。
欲を言えば、蟻の巣を潰した時のように、もっと出てきても良いと思いました。
それにしても、彼女たちは弱過ぎます。戦闘員としては、全く役に立ちません。
総督の世話役や、デヴィッドたちの監視役としてだけの役目なのでしょう。
とはいえ、彼女たちは良い味を出してます。どのキャラよりも印象に残りました。
フクヤマ総督は、ただのおっちゃんでした。
それだけでなく、威厳も強さも全く感じません。気が弱そうでオドオドしていて、唖然としてしまいました。
被り物の力は大きいですね。虚無僧の姿をしているだけで、ボスらしさがでるのです。
きっと、彼はお飾りで、本当のボスは別にいるのだと思います。
クラークが、プトノミーから伝染した妄想により、【ディビジョン】に反乱を起こします。
これは、プトノミーから伝染した妄想だけが、原因だと思えません。
もともと【ディビジョン】に対して、不信感があっったのではないでしょうか?
そう考えると、今までの彼の行動に、納得できる部分もでてきました。メラニーの影が薄くなっていますし、彼がボスになるのかな?という気もします。
ケリー〈女〉(アンバー・ミッドサンダー)が、RPGゲームのキャラのように思えてきました。
まるで、ゲームの中で、色んな武器を使い分けるシステムに、似てる気がするからです。
つまり、戦闘系の特殊能力持ちを魔法使い。そうでない人物は格闘キャラか、お供と思えば分かりやすいと思いませんか?
そう考えることで、やっと彼女の役割が理解できた気がします。そして、彼女は素手、棍棒、刀と使用し、今回は片手斧でしたね。
今度はどんな武器を使うかな?と楽しみになってきました。
後半に突入し、ストーリーが、サクサクと進んでいきそうですね。
しかし、今回の虫の化物は、いったい何だったのでしょう?
プトノミーが、半死亡になった原因であること以外、意味不明で繋がりを感じません。
ある意味、不可解な点が多いことが、『レギオン』だとも言えるのかもですが・・・。とはいえ、残りの3話で色々と解明されると信じ、思いっきり楽しみたいと思います。
まとめ
海外ドラマ『レギオン』シーズン2の第7話【懐疑心】のネタバレ感想やあらすじと考察を紹介しました。そして、記事の後半では、動画を無料視聴する方法をまとめましたので、見逃したかたは活用してくださいね。
気になる第8話【過去探し】以降も情報アップしていくので、お楽しみに♪