マット・デイモン主演映画『エリジウム』【監督：ニール・ブロムカンプ｜原題：Elysium】（2013年）の動画フルを無料視聴する安全な方法をご紹介します。
また、記事の後半では、ネタバレ感想と評価をまとめました。
エリジウムの動画フルを無料視聴する安全な方法【映画】
下記のVOD（ビデオオンデマンド）サービスで、マット・デイモン主演映画『エリジウム』日本語吹き替え版および字幕版のフル動画が見放題で配信されています。
| U-NEXT | 〇(字幕・吹替) |
|---|---|
| Hulu | × |
| FOD | × |
| dTV | × |
| Amazonプライム | 〇(字幕・吹替) |
| Netflix | × |
（〇：見放題配信｜△：有料配信｜×：動画配信をしていない）
Netflix（ネットフリックス）は、2019年12月3日に無料体験キャンペーンが終了しています。ですから、登録した時点で、通常料金が必要になりました。
※紹介しているVODサービスの情報は2021年1月11日時点のものです。現在は配信終了している、または見放題が終了している可能性がございますので、最新の配信状況を各公式ホームページにてご確認ください。
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エリジウムはパンドラなどの動画共有サイトでは無料で見られないの？【映画】
下記のサイトに動画を無料で見られるようにアップされていることがあります。
- Pandora（パンドラ）
- Dailymotion（デイリーモーション）
ただし、最近では著作権違反ということで違法アップロードされた動画は削除されるまでの期間が短くなっています。
随時、サイトで確認すれば、新たにアップされた動画を見つけることができるかもしれません。
さらに、動画共有サイトには、次のようなリスクがあります。
画質が悪く、ウイルス感染する恐れもあるので、快適に視聴できるとは言えません。
もし、動画共有サイトで視聴するときは、自己責任でお願いします。
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エリジウムのネタバレ感想と評価【映画】
映画『エリジウム』は、近未来の極端な形での格差社会において、1人の若者が理不尽な目にあったことをきっかけにその格差を一気に解消してしまう物語です。
人口過剰や環境汚染のため、近未来においては超富裕層は地球の衛星軌道上にあるコロニーに住むようになりました。
そして、貧困層は地球上で劣悪な衛生環境の下、苛酷な労働を強いられます。
貧しい人々は1人の人間としてというよりも、生産性向上の道具としての扱いを受けるのです。
こうした二極化した社会において、理不尽な目に遭わされる貧しい人間が、何とか、その逆境を打開しようとする物語はよくあります。
ありふれたストーリーであってもなお、映画『エリジウム』が独特な世界観と強いインパクトを与え、映像に引き込まれていくのは、その近未来社会の描き方にあるでしょう。
主人公マックス・ダ・コスタ（マット・デイモン）は貧困階層に属し工場に勤務します。
彼の生活を描くことを通じ、貧しい人々が受ける理不尽な仕打ちの数々が明かされていきます。
中でも強烈であったのは、彼が遭遇した勤務時の事故とその後の会社からの処遇です。
彼は上司の命令が原因で致死量の放射線を浴び、余命5日の宣告を受けてしまいました。
会社は彼に少量の薬を与えた以外は何の手当もしないばかりか、彼を解雇します。
人口過剰の社会において代わりはいくらでもいるというのが会社のスタンスです。
しかも、労働者に対してはロボットという強力な武器を用い、力で不満を圧殺します。
マックスは、世が世なら、社会の良き指導者ともなるべき資質を持った人間でしたが、こうしたシステムの社会においては、使い捨てのコマの一つにもなり得ない存在として扱われます。
他方で超富裕層のコロニーにおける生活は優雅です。
宇宙空間にあるにもかかわらず水と緑に溢れた生活空間に満たされ、しかも各家庭に設置されている医療用機械により病気とは無縁な生活を送ります。
この医療用機械は、一瞬にして病気の有無を判別、治療する装置で、市民として認められた超富裕層の人間しか使うことはできません。
地球上の貧しい人々は昔ながらの病院に行かざるをえず、十分な医療を受けられない状況にあります。
あまりに理不尽な仕打ちをうける貧困層と全く対照的な生活を送る超富裕層の間の、極端なまでに格差が拡大した社会の描写が、後のマックスの行動に喝采を送りたくなる最大の要因です。
コロニーでは選挙で支配者が選ばれるようですが、重要なのは、その全てがオンライン上にデータ化され、限られた人間ではあるけれども、書き換えが可能なことです。
例えば指導者を変えたければ、データを書き換えれば変更できてしまい、しかも、それが正統なものとして受け入れられてしまいます。
書き換えが実効性を持つためには、当然、周囲の承認が必要になるはずですが、コロニーにおいては支配者間の政治的力関係により、いとも簡単にできてしまうのです。
指導者を選ぶ選挙があるにもかかわらず、オンライン上で指導者の変更が可能となるシステムの下では、誰が真の支配者であるかわからなくなってしまいます。
コンピューターをリーダーと見なしてもおかしくない社会です。
行き過ぎた情報化社会の姿と見ることもできます。
コロニーの防衛長官ジェシカ・デラコート（ジョディ・フォスター）は、このシステムを活用してクーデターを起こし、コロニーの支配者となります。
しかし、彼女自身も実はシステムの書き換えにより簡単に支配権を失ってしまう可能性が大いにあるのです。
このように考えると、政治的変革が人を主体として行われるのではなく、オンライン上でできてしまう社会であると考えると、コロニーに住む人々は、確かに豊かな生活を送るけれども、どこか骨抜きの生活を送る人々に思えます。
実際にはデラコートは傭兵により殺害されるという古典的な形でその支配権を奪われてしまいますが、コンピューターと人間が混在しながら権力闘争を行っているコロニーの描き方に独自の世界観を感じさせます。
マックスは、このシステムを逆手に取り、コロニーの全データを盗み、コロニーの医療を地球上の全ての人に解放しようとしたのです。
エンディングでマックスは死んでしまいますが、全ての人に医療を解放することには成功します。
データの書き換えに成功すると、すぐに医療用シャトルがコロニーを飛び立ち、地上の人々を救済しに行きました。
現在のシステムではあり得ないことですが、映画『エリジウム』の世界、行き過ぎた情報化社会では人間の意志の介在に関係なく、データの書き換えによって政策が実行されるのです。
情報化社会のあり方として、将来、こうしたものは恐らくあり得ないでしょう。
しかし、超富裕層による貧困層への対応の描き方は、現在や過去の格差社会をモチーフにしているのではないかと考えられます。
そのため、映画『エリジウム』があり得ない社会のあり方だと思わせる一方で、妙にリアリティを感じさせる部分が所々あるのだと思いました。
まとめ
マット・デイモン主演映画『エリジウム』の動画フルを無料視聴する安全な方法を紹介しました。
そして、記事の後半では、ネタバレ感想と評価がまとめてあります。
