ライアン・エッゴールド主演の海外ドラマ『ニュー・アムステルダム 医師たちのカルテ』第14話【孤独な闘い】(原題:The Foresaken)のあらすじとネタバレ感想がまとめてあります。
前回の話はこちら
⇒ ニュー・アムステルダム第13話【行き場のない感情】
ニューアムステルダム第14話のあらすじとネタバレ感想【海外ドラマ】
第14話【孤独な闘い】
第14話は飛び降り自殺のシーンから始まります。穏やかさとは、ほど遠いオープニングになっていますね。ERに運ばれた彼が持っていたのは、”アレックス”のドッグタグ。つまり、退役軍人ですから、PTSDが彼を自殺に追い込んだのでしょう。
ブルームが休暇に入ったので、ERはカンデラリオ(ナナ・メンサー)が取り仕切っています。彼女の方針は”穏やかで効率的”な運営ですが、「診察は10分以内で」というのは少し行き過ぎでしょう。
事実、慎重な判断をしたいカプール(アヌパム・カー)は持ち時間をすぐに使い切ってしまいました。カンデラリオに急かされながらも、女性患者の細かい行動まで確認するカプール。
ちゃんとした原因を突き止めるまで、彼は他の医師や看護師の時間を借りて診察をするのです。カプールって、こういうところは絶対に譲りませんよね。
さて、今回は色々な人が【孤独な闘い】をしています。特に飛び降り自殺を図ったムスタファ(イーサン・ホバ)の戦いは、想像を絶する厳しいものでした。
アルカイダとの戦いにおいて、ムスタファはアメリカ軍の通訳として海兵隊と行動を共にしていました。ドッグタグは、その記念としてアレックス(ケリー・マカンドリュー)が渡したものですが、任務終了後にムスタファはアルカイダから拷問を受けたようなのです。
いくつもの傷を残した拷問に耐え抜き、彼はなんとかアメリカに移住することができました。原理主義過激派の支配から逃れて、たどり着いたアメリカは、ムスタファにとって夢と希望の国だったに違いありません。ところが、現実は違っていたのです。
アラブ人というだけでテロリスト扱いされ、仕事にも就けず、友人もいない生活。裏切り者の彼は国に帰ることもできません。同じイラク人を探しても、戦争を体験していない彼らはムスタファの苦しみを理解してくれません。
まったく孤立無援の中、それでもムスタファはドッグタグを手放さずに持っていたのです。
なぜなら、このタグは、生死を共にした仲間がいた証なのですから。病院がタグについて退役軍人省に問い合わせたおかげで、アレックスの元に連絡が行ったのでしょう。
同じ部隊の仲間が集まって次々にドッグタグを渡すシーンは、ベタな演出ですけど素直に感動できます。ムスタファの孤独な闘いは、今、終わったのです。
人は、様々な困難を1人で乗り越えなければならない時があります。だからと言って、完全に孤独ではありません。アニマ・ソラを見つめるブルーム(ジャネット・モンゴメリー)にも、彼女を支える友人が、たくさんいますよね。
リハビリ施設を訪れたレイノルズ(ジョッコ・シムズ)だって友人ですし、厳しい態度でリハビリのきっかけを作ったシャープ(フリーマ・アジェマン)だって友人です。薬物依存との闘いは辛いですけど、そんなときは友人たちが心の支えになってくれるでしょう。
気になる次回はこちら
⇒ ニューアムステルダム第15話【神の恩恵】
まとめ
ライアン・エッゴールド主演の海外ドラマ『ニュー・アムステルダム 医師たちのカルテ』第14話【孤独な闘い】のあらすじとネタバレ感想をまとめました。
ひきつづき、第15話【神の恩恵】以降も情報アップしていくので、楽しみにしていてくださいね。
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