海外ドラマ『FBI:特別捜査班』第4話【届かぬ祈り】(原題:Crossfire)のあらすじとネタバレ感想がまとめてあります。
前回の話はこちら
⇒ FBI特別捜査班第3話【捕食する蛇】
FBI特別捜査班第4話のあらすじとネタバレ感想【海外ドラマ】
第4話【届かぬ祈り】
1人の男が、101パークアベニューの回転扉を通り抜けています。外に出てからも法律の件で電話をしながら歩く男の頭は、バシッという音と共に撃ちぬかれました。その次に撃たれたのは、近くにいる女性。
何が起きているのか理解した群衆は、パニックになって逃げまどいます。そして、通報している警備員の頭にも1発。
周囲に溶け込んで気配を消し、何時間も動かずにいる忍耐力。
風や重力、標的の動くスピードも瞬時に計算する頭脳。
指を1本ずつ撃ち抜くことも可能な技量。
これらを兼ね備えた狙撃手は、戦場でも恐れられる存在です。そんな狙撃手が高層建築だらけのニューヨークに現れたら、パニックになるのも当然でしょう。
そして、800万の市民が警戒する中、第2の狙撃事件が起こったのです。
今回もデイナ(セーラ・ウォード)が見事な仕切りを見せていますけど、”黒いSUV”に関する情報統制は見事ですね。ナンバーも車種も分からないまま、この情報が800万市民に流れてしまったら、SUV狩りが始まってしまうでしょうから。
OA(ジーコ・ザキ)が指示を求めた時に「現場に任せる」と言ったのは一見、無責任ですけれど、デイナはマギー(ミッシー・ペリグリム)にもっと積極的な働きを期待しているのでしょう。
妻を失った犯人を、夫の死を納得しきれていない自分をさらけ出すことで説得しようとするマギー。しかし、結局、説得は失敗に終わってしまいました。
マギーに関しては、最初の被害者であるポー検事(マシュー・デカプア)の妻スーザン(クリスタ・ブラウン)との向き合い方にも注目です。
実は、スーザンは容疑者候補だったのです。職場と関係ないビルから出てきた検事が会っていたのは、離婚弁護士。一見、平穏な夫婦は、トラブルを抱えていたのかも。
とすれば、不仲な妻が離婚される前に殺人を依頼した黒幕である可能性だって、無きにしも非ずです。検事の給料は結構、良いでしょうし、遺産の権利を失うわけにもいきませんから。
自分が容疑者扱いされていると知ったスーザンは、当然のことながらFBIに抗議します。
だけど、結局、スーザンは事件と無関係でした。事件が解決した後、マギーはスーザンの元を訪れています。謝罪の意味もあったのでしょうけど、スーザンに”どうして疑ったのか”を説明するシーンで、マギーは嘘を伝えていますよね。
スーザン同様、マギーも家族を失った身です。
夫を失う悲しさが分かるからこそ、最愛の夫が自分と離婚しようとしていたなんて言う情報を、今のタイミングでわざわざ伝えるべきじゃないと思ったのでしょう。
妻の死を受け止めきれず、殺人を犯した男。
自分と別れようとしているとは知らず、夫を信じ続けた女。
今回、マギーは配偶者を失った2人を見ることになりました。これをきっかけに、マギー自身が夫の死と向き合う日が来るのかもしれません。
気になる次回はこちら
⇒ FBI特別捜査班第5話【アローポイントの殺人】
まとめ
海外ドラマ『FBI:特別捜査班』第4話【届かぬ祈り】のあらすじとネタバレ感想をまとめました。
ひきつづき、第5話【アローポイントの殺人】以降も情報アップしていくので、楽しみにしていてくださいね。
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