スペインドラマ『ロック・アップ/スペイン女子刑務所』(原題:Vis a vis)シーズン2第13話【苦汁をなめる】のあらすじネタバレと感想がまとめてあります。
前回の話はこちら
⇒ ロック・アップ2第12話【自由への切符】
ロック・アップ2第13話のあらすじネタバレと感想【スペインドラマ】
シーズン2第13話【苦汁をなめる】
いきなり囚人同士の喧嘩から始まりますが、これはバックグラウンドのノイズに過ぎません。本命はサライ(アルバ・フローレス)が持ち込んだ話です。
彼女がマカレナ(マギー・シヴァントス)に声をかけたのは、レズビアンの集会があるから。その名も”レズビアン囚人会”という、何ともストレートな名前です。マカレナはそういう団体に興味はないし、もうエステファニア(ベルタ・バスケス)と恋人だからと言って断りますが、実はサライもまったく同じ。
サライだって、この団体にまったく興味がありません。彼女が集会に出る理由は単純で、エステファニアと一緒にいられる時間を増やしたいだけなのです。竹を割ったように真っすぐな性格こそ、サライ最大の魅力です。
でも、「私もそれ欲しいから半分こしよう」という提案はいかがなものかと。恋人は真っ二つに割ったりできないんですけどね。
野生のサライと、理性のマカレナ。この2人の間で揺れ動くエステファニア・・・とはなりません。彼女はマカレナ一筋になっているのですから。でも、マカレナはエステファニアをフッてしまいます。
なぜなら、もうそろそろクルス・デル・スールから出られるからです。いきなり消えてエステファニアを悲しませるより、冷たくあしらって嫌われる方を選んだのかもしれません。
とにかく、今はスレマ(ナイワ・ニムリ)に協力して分け前の150万ユーロをもらい、それをファビオ(ロベルト・エンリケス)に届けて刑務所から出してもらえば良いのです。一生、暮らせるだけのお金を持って、ワイルドな王子様と南半球で永遠のバカンスを楽しむ。
そんな甘い恋の夢が、マカレナの理性を吹っ飛ばしてしまったのでしょう。自分が恋に浮かれて刑務所に入ることになったのも、スレマがどれほど計算高くて無慈悲な女なのかも忘れてしまうほどに。
それにしても、スレマの用意周到さには、いつもながら舌を巻きますね。スサナ(エレナ・セイホ)に仕掛けた罠は巧妙そのものですし、隠したお金が武器になることも計算済みです。隠し場所については嘘を言っていませんが、慎重さに欠ける連中に易々とくれてやるつもりもありません。
マカレナの「私たちはパートナーよ」という言葉を、「たしかに対等だ。生まれたばかりの私とね」と切り捨てるスレマ。中途半端に調子づいた人間ほど乗せやすいものはないのです。すぐに自由になれるという希望、そして、恋心まで絡んでいれば、手玉に取るのは簡単だったでしょう。
ソレ(マリア・イサベル・ディアス)とフェルナンド(ラファ・ヌニェス)が摩擦熱でベッドを燃え上がらせる一方、マカレナは修羅場という炎でその身を焼かれ始めています。でも、ここをくぐり抜けられなければ、スレマと対等になることも、自由を得ることもかなわないでしょう。
気になる次回はこちら
⇒ ロック・アップ2第14話【罪と混乱】
まとめ
スペインドラマ『ロック・アップ/スペイン女子刑務所』シーズン2第13話【苦汁をなめる】のあらすじネタバレと感想をまとめました。
ひきつづき、シーズン2第14話以降も情報アップしていくので、楽しみにしていてくださいね。
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