海外ドラマ『レギオン』シーズン2の第5話【現在の姿】のあらすじネタバレや感想と考察をまとめました。
レギオンシーズン2の第5話あらすじネタバレと感想と考察
第5話【現在の姿】
今回は、最後にどんでん返しがあるサスペンス仕立ての内容になっており、新鮮味がありました。
また、同時進行だと思っていた内容は、じつは時系列がズレているなど、視聴者を惑わす作戦も成功だったと思います。
しかし、サスペンスとしては一流とは言い難いので、やるなら本格的にやってくれたほうが、もっと楽しめたのにと中途半端感が残ります。
また、映像的にも芸術性を感じる部分が、今までよりも少なくなって来たように感じられ残念です。もっと辛口評価をするなら、制作者サイドの迷いが映像に現れてきている気がします。
レニーの復活
ストーリー的には、レニー(オーブリー・プラザ)が肉体を取り戻した。
ところが、その肉体はエミリーのものだったという衝撃的なものです。彼女がどうやって肉体を取り戻したのか?
また、彼女の目的は?という内容だけでなく、今後の展開の前振りとも言えるような部分も、さりげなく表現されており気が抜けませんでした。
今回の哲学的な前振りは、レニーが復活したことと結び付けることで、簡単に理解できたのではないかと思います。
それにしても、この前振りの映像がマンネリ化してきましたね。
斬新でオシャレな作りではあります。しかしながら、コンセプトが全く同じでは、手を抜いてリメイクしたようにしか見えません。
次回あたりは、あっと驚くような新しい映像を観せて欲しいですね。
レニーはエミリーの肉体を器に復活させられたことを知りません。
どうやって肉体を得たのかを、全く知らないのですから仕方はないと思います。しかし、自分が望んだことではなくとも、親友の姉の体だと知れば、どうなるでしょう?
正直なところ、想像もできませんが、大きなショックを受けるというだけでは済まない気がします。
そして、彼女はファルーク(ナヴィド・ネガーバン)の目的についても全く知らないようです。それだけでなく、、意識は彼とまだ繋がっているので、いつ操り人形になってしまうか分かりません。
肉体を得れば自由になれると思っていたのに、そうではなかったとは皮肉ですね。
デヴィッドの怒り
デヴィッド(ダン・スティーヴンス)に貫録と落ち着きを感じるようになりました。
それは、レニーと尋問室で再会したときの、彼の態度から感じることができます。普通なら、あれだけ苦しめられてきた彼女に対して、仲の良い旧友に会ったような態度は簡単にはとれません。
いくらファルークに操られ、彼女の責任ではなかったと分かってはいても、許せるものではないと思います。
しかし、レニーがエミリーの肉体を使って生き返ったと分かったとき、彼のファルークへの憎しみの表情は激しいものでしたね。このまま怒りに身を任せ身勝手な行動をし、ファルークの思う壺にならないことを祈ります。
ファルークの性格
ファルークは、かなりの自信家ですね。
彼の「行動よりも、計画の美しさが重要」や、「神の基準は、数学でなく詩である」という言葉から良く分かります。
それにしても、デヴィッドの恨みを買うことを分かりながら、エミリーの肉体をレニーに与えて復活させるとは、非情なことしますね。彼の言う「計画の美しさ」の一環だと思えば、理解できないこともないのですが・・・。
目的のためなら、何でもやるとは分かっていたとはいえ、彼が理解できなくなってきました。
しかし、これでやっと自信過剰で極悪非道な悪人らしくなり、良かったのかもしれないと思えたりもします。
それにしても、彼は人を弄ぶのが好きですね。オリバー(ジェマイン・クレメント)に死体の穴掘りをさせておいて、自分は横でお茶を飲みながら見ているだけです。
結局、オリバーひとりでは無理だと分かり、能力を使い手伝います。
元は国王だったということもあり、力仕事をする習慣がないのかもしれませんが、「初めから能力使え!」と言いたくなりました。
オリバーは、ファルークの従順な下僕のよう行動をしながら、彼を倒す方法を探していたとは流石です。
このことは、ファルークを殺すと宣言したことや、弱点を見つけたと言ったことから分かります。それにしても、「生死の概念は道理にかなっていない」という、彼の言葉が非常に気になります。
この理念は、車を構成している物質を例えに説明されています。
「理論上は、数億年前に爆発した星の生命や物質は死亡している。しかし、その原子は存在し車を構成している。」
つまり、すべての物質は消えることなく、原子レベルでは存在し、新しい物質を構成できるという納得できる内容です。
その後、レニーの死体の一部を特殊な装置に入れ、他の肉体に照射し融合させ、彼女を復活させました。きっと、同じような方法をファルークにも使うのでしょうね。
また、オリバーは自分が死ぬであろうことを、覚悟しているような言動もしており、今後の展開から目が離せません。
その他の登場人物
プトノミー(ジェレミー・ハリス)はレニーが本物なのかを調べるために、彼女の記憶を探ろうとします。
その時、フクヤマ総督の顔がミノタウロスになっていたり、以前に自分の耳の中へ異様な虫が入ったときの映像を見ます。
これらのことは、今は何のことだかサッパリ分かりません。しかし、今後の展開に関係している気がします。
それにしても、彼がレニーに、「現在は存在しない」と言った理由が、理論的すぎて感心させされてしまいました。
目がとらえて脳が反応するまでに時間差があるので、現在は存在しないという考え方です。
確かに、言われてみればそうですよね?
今まで、思ってもみなかった時間の解釈に納得してしまいました。
しかし、なぜ彼はそのような話をレニーにしたのでしょうか?
現在が存在しないとなれば、過去と未来しかありません。そして、彼は過去の記憶を見ることができます。
つまり、未来以外のことは、何でも見ることが出来るので、隠しても無駄だと言いたかったのかもしれません。
エイミー(ケイティ・アセルトン)の再登場に嬉しくなってしまいました。
しかし、レニーが肉体を得るための器として使われ、エイミーとしての肉体は消えてしまいます。せっかく、エイミーの活躍を見ることができると思ったのに、残念で仕方がありません。
ところで、エイミーの話していた夢の内容が気になりませんでしたか?
まるで、オリバーとファルークがやってくることを予知していたかのような夢でした。ひょっとして、彼女には未来を予知することのできる能力があるのでは?
もし、そうであれば今のレニーには、エイミーの能力が引き継がれてる可能性があり、面白い展開になる気がします。
そういえば、彼女の恋人が営む移動ドーナツ屋さんの車を見ましたか?
潜水艦の形の車、めちゃくちゃ可愛いですね。思わず欲しくなりました。
しかし、このドーナツ屋さんのネーミングセンスはどうなのでしょう?
「死海ドーナツ」って・・・インパクトはありますが、あまり買いたいと思いませんね。
クラーク(ハミッシュ・リンクレーター)がレニーを尋問しますが、特に有益な情報を得ることはできませんでした。
それにしても、彼は得なキャラですよね。顔の火傷の跡と足が不自由なことで、特に目立った活躍がなくとも印象に残ります。
プトノミーと比べるとズルいですよね。
今回は、これからの予告として観ると重要な内容満載でした。でも、映像や演出は少し控え目で物足りない感がありました。
まぁ、わざと強弱をつけて、次回を盛り上げたいのだと、良いほうに考えておくことにします。
まとめ
海外ドラマ『レギオン』シーズン2の第5話【現在の姿】の動画を無料視聴する方法とあらすじネタバレや感想、考察をご紹介しました。
気になる第6話【起点】以降も情報アップしていくので、お楽しみに♪